
正社員の仕事の探し方|20代が自分に合う求人を見つける手順と注意点
2026年10月18日 16:32
「正社員の仕事を探したいけれど、何から始めればよいかわからない」
「求人サイトを見ても、仕事が多すぎて選べない」
「未経験から応募できる仕事を、どう見つければよいのだろう」
正社員の仕事を探すとき、最初から職種や会社を一つに決められる人ばかりではありません。
求人サイト、ハローワーク、転職エージェントなど、仕事を探す方法も複数あります。
しかし、判断基準がないまま求人を見続けても、給与や知名度などの目立つ情報に左右され、応募先を決められなくなることがあります。
大切なのは、正社員になることだけを目的にせず、自分が続けられる仕事内容と、今後につながる経験を考えることです。
この記事では、20代が正社員の仕事を探す手順、利用できる探し方、自分に合う求人の絞り方、応募前の注意点を解説します。
30秒でわかるこの記事の結論
正社員の仕事探しでは、いきなり求人へ応募するのではなく、次の順番で進めましょう。
現在の働き方と経験を整理する
次の仕事で変えたいことを決める
職種を一つに絞らず、候補を2~3個作る
求人サイト、ハローワーク、転職エージェントを使い分ける
複数の求人を同じ項目で比較する
応募条件を満たす求人から選考を進める
最初から理想の一社を見つける必要はありません。
まずは仕事内容、勤務地、勤務時間、休日、給与などを確認し、自分が応募を検討できる範囲を把握します。
そのうえで、入社後に担当する仕事、教育体制、評価方法、数年後のキャリアまで比べると、自分に合う求人を選びやすくなります。
正社員の仕事を探す前に現在地を確認する
同じ「正社員の仕事を探している20代」でも、これまでの経験によって進め方は変わります。
まずは、自分がどの状態に当てはまるかを確認しましょう。
在職中に転職先を探す場合
現在正社員として働いている人は、退職を急ぐ前に、今の仕事で経験したことと転職で変えたいことを整理します。
現職への不満だけで求人を探すと、「今よりよさそう」という理由で応募先を選びやすくなります。
仕事内容、評価、勤務時間、人間関係、給与など、何を変えたいのかを具体化してください。
在職中は仕事と転職活動を両立する必要があるため、求人を見る時間、応募書類を作る時間、面接を受ける時間も確保します。
アルバイトや契約社員から正社員を目指す場合
非正規雇用から正社員を目指す場合も、これまでの経験がすべて無駄になるわけではありません。
接客、作業の正確さ、後輩への説明、在庫管理、顧客対応、シフト調整など、担当してきたことを具体的にします。
一方で、求人によっては正社員経験や特定の実務経験を応募条件としていることがあります。
「未経験歓迎」という言葉だけで判断せず、どの経験が不問なのかを確認しましょう。
離職中に仕事を探す場合
すでに退職している人は、生活費と活動期間を考えながら、無理のない応募計画を立てます。
早く決めたい気持ちから、仕事内容を十分に確認せず応募先を増やすと、入社後のミスマッチにつながります。
応募数だけを増やすのではなく、週ごとに求人検索、書類作成、応募、面接準備の時間を分けましょう。
空白期間について聞かれた場合は、事実を隠さず、その期間に何をしていたかを説明できるようにしておきます。
正社員として働いた経験がない場合
正社員経験がないからといって、応募できる求人がないとは限りません。
ただし、どのような仕事でも採用されるわけではなく、これまでの行動や仕事への理解を伝える準備が必要です。
アルバイト、学校生活、資格取得、家族の事情など、自分の状況を整理し、応募先で活かせる経験を探します。
正社員になりたい理由も、「安定したい」だけでなく、どの仕事を継続し、どのような役割を担いたいかまで考えましょう。
正社員の仕事探しで最初に決める3つのこと
求人検索を始める前に、仕事選びの仮の基準を作ります。
最初から完璧な条件を決める必要はありません。
求人を見ながら修正する前提で、次の3つを整理してください。
1.次の仕事で変えたいこと
現在の仕事や生活で困っていることを書き出します。
たとえば、「残業が多い」だけでなく、次のように具体化します。
終業時間が毎日変わり、予定を立てにくい
繁忙期以外も残業が続いている
業務量に対して人員が少ない
残業代を含まないと生活に必要な収入にならない
原因がわかると、求人で確認すべき条件も明確になります。
今の環境から離れることだけでなく、次の仕事でどのような状態に変えたいのかを考えましょう。
2.活かせる経験と学ぶ必要があること
特別な資格や表彰がなくても、仕事で繰り返してきた行動は経験になります。
お客様の要望を聞いて提案した
数字や在庫を正確に管理した
複数の予定を調整した
新人へ仕事の手順を説明した
ミスを減らすために確認方法を変えた
忙しい時間帯に優先順位を判断した
職種名だけでなく、実際に行ったことまで分けて考えてください。
未経験職種を目指す場合は、活かせる部分と、入社後に新しく学ぶ部分を混同しないことが大切です。
3.譲れない条件と調整できる条件
希望条件をすべて必須にすると、応募できる求人が極端に少なくなることがあります。
条件を次の3段階に分けましょう。
必須:満たさなければ継続して働くことが難しい
希望:できれば満たしたい
調整可能:仕事内容やほかの条件によって判断できる
勤務地、勤務時間、休日、給与、転勤、仕事内容などを分類します。
希望する給与については、金額だけでなく、基本給、手当、賞与、固定残業代を含めて確認してください。
自分に合う仕事がわからないときの探し方
仕事探しでは、最初から一つの職種へ決め打ちする必要はありません。
自分の経験や希望に共通する仕事を複数見つけ、比較しながら絞り込みます。
職種名ではなく行動から候補を作る
「営業」「事務」「販売」といった職種名だけでは、具体的な仕事はわかりません。
まずは、自分が比較的続けやすかった行動を振り返ります。
人へ説明する、数字を確認する、予定を調整する、決められた手順を正確に進める、改善案を考えるなどです。
次に、その行動を使う仕事を探します。
たとえば、人の希望を聞いて提案する経験は、営業、販売、カスタマーサポートなどで活かせる可能性があります。
仕事内容は企業によって異なるため、共通点があるだけで向いていると決めず、求人ごとに確認してください。
避けたい仕事の特徴も整理する
やりたいことがわからなくても、強い負担を感じる働き方は整理できる場合があります。
不特定多数への電話が多い
夜勤や不規則なシフトがある
一人で判断する場面が多い
細かな数字の確認が長時間続く
頻繁な出張や転勤がある
個人目標の比重が大きい
ただし、現在の会社だけの問題を、職種全体の特徴だと決めつけないようにしましょう。
同じ職種でも、顧客、商品、目標、役割分担によって働き方は変わります。
候補を2~3職種に広げる
職種を一つに限定すると、比較対象がなくなり、自分に合うか判断しにくくなります。
共通点のある2~3職種を候補にし、仕事内容、応募条件、身につく経験を比べてみましょう。
求人を実際に読むことで、想像していた仕事との違いもわかります。
やりたい仕事が見つからない場合の整理方法は、「やりたい仕事がない20代の転職活動|職種選びで失敗しない方法」もあわせて読んでみてください。
正社員の仕事を探す主な方法
仕事を探す方法には、それぞれ向いている人と役割があります。
一つに決める必要はありませんが、登録先を増やしすぎると管理しにくくなるため、目的を分けて利用しましょう。
求人サイト
求人サイトでは、勤務地、職種、雇用形態、給与などを指定し、自分で求人を検索して応募します。
自分のペースで幅広い求人を比較したい人に向いています。
一方、求人の選定、応募書類、企業との連絡、面接準備は、基本的に自分で進めます。
最初は検索条件を厳しくしすぎず、どのような仕事が募集されているかを把握する用途にも使えます。
ハローワーク
ハローワークでは、求人検索、職業相談、職業紹介などを利用できます。
厚生労働省の「仕事を探す人のハローワーク」では、窓口に加えて、インターネットで求人情報を検索する方法も案内されています。
地域の求人を探したい人や、公的な窓口で相談したい人は利用を検討できます。
20代で正社員を目指す場合は、対象条件を確認したうえで、わかものハローワークなどの若者向け支援も選択肢になります。
転職エージェント
転職エージェントでは、面談を通じて経験や希望を整理し、対象となる求人の紹介を受けます。
サービスによって、応募書類の添削、面接対策、日程調整などを受けられる場合があります。
自分に合う職種がわからない人や、応募条件を満たしているか判断しにくい人に向いています。
ただし、転職エージェントごとに対象者、得意分野、取り扱う求人は異なります。
紹介された求人へ必ず応募する必要はないため、自分でも仕事内容と条件を確認してください。
企業の採用ページ
応募したい企業が明確な場合は、企業の採用ページから募集職種を確認できます。
仕事内容、募集背景、社員紹介、事業内容など、求人サイトより詳しい情報が掲載されている場合があります。
ただし、特定の会社だけを見ると、ほかの選択肢と条件を比較しにくくなります。
第一希望の企業がある場合も、同じ職種や業界の求人を複数確認してから判断しましょう。
知人からの紹介や正社員登用
知人の紹介や、現在の勤務先にある正社員登用制度を利用する方法もあります。
職場の雰囲気や仕事内容を事前に知りやすい場合がありますが、採用や登用が約束されるわけではありません。
紹介だから断りにくいと感じる場合でも、労働条件と仕事内容を確認し、納得してから応募してください。
求人サイトと転職エージェントの違いを詳しく知りたい方は、
「転職サイトと転職エージェントの違い|20代はどちらを使うべき?」もあわせて参考にしてください。
正社員求人を絞り込む具体的な手順
検索結果を上から順に眺めるだけでは、応募先を効率よく選べません。
次の手順で候補を絞り込みましょう。
1.最初は必須条件だけで検索する
最初から希望条件をすべて指定せず、勤務地、雇用形態、検討する職種などの必須条件で検索します。
検索結果が少なすぎる場合は、どの条件が選択肢を狭めているか確認してください。
反対に多すぎる場合は、通勤時間、休日、応募条件などを一つずつ追加します。
条件を一度に変更せず、何を加えると求人が減るのかを見ると、自分の希望と市場の状況を把握できます。
2.気になる求人を複数保存する
最初から応募する一社を決めず、仕事内容に関心を持てる求人を複数保存します。
この段階では、すべての希望条件を満たしていなくても構いません。
複数の求人を並べると、職種ごとの給与、休日、応募条件、教育体制の違いが見えてきます。
3.同じ項目で比較する
求人ごとに、次の項目を同じ順番で確認します。
入社後に担当する仕事
募集背景
必須条件と歓迎条件
雇用主と勤務先
基本給、手当、固定残業代
勤務時間と残業
休日とシフト
配属先と転勤
試用期間の条件
教育体制
評価方法と今後の役割
「働きやすい職場」「若手が活躍」といった表現だけで判断せず、具体的な制度や仕事内容を確認しましょう。
4.応募条件を分けて判断する
求人の応募条件には、必須条件と歓迎条件があります。
必須条件を満たしていない場合は、書類選考を通過しにくい可能性があります。
一方、歓迎条件をすべて満たしていなくても、必須条件を満たし、関連する経験があれば応募を検討できます。
「自分には無理だ」と早く判断しすぎず、条件がどの程度一致しているかを分けて確認してください。
5.応募する理由を説明できる求人を選ぶ
条件がよいという理由だけでなく、仕事内容のどこに関心があり、自分のどの経験を活かせるかを考えます。
応募理由を説明できない場合は、仕事内容を理解できていないか、求人を選ぶ基準が曖昧な可能性があります。
会社への憧れだけでなく、入社後の仕事まで説明できる求人を選びましょう。
正社員求人で注意したいポイント
「正社員」と書かれているだけで、希望する働き方が保証されるわけではありません。
応募前と内定後に、具体的な条件を確認してください。
雇用主と勤務先が同じとは限らない
正社員募集の中には、採用した会社とは別の企業や現場で働く形があります。
常用型派遣、客先常駐、請負など、働き方によって指示を受ける相手や配属の決まり方が異なります。
雇用主はどの会社か、勤務地はどのように決まるか、配属変更があるかを確認しましょう。
これらの働き方が悪いという意味ではありません。
自分が想定している働き方と一致しているかが重要です。
給与は月給の金額だけで比べない
月給には、固定残業代や各種手当が含まれている場合があります。
基本給はいくらか、固定残業代は何時間分か、超過分はどう支給されるかを確認してください。
賞与や昇給も、「あり」という表記だけでなく、支給条件や評価方法を確認します。
年間休日と週休二日の意味を確認する
「週休二日制」は、毎週必ず2日の休日がある「完全週休二日制」とは異なる場合があります。
休日の曜日、月の休日数、祝日の扱い、繁忙期の出勤、休日出勤時の対応を確認しましょう。
自分の生活に必要な休み方と合っているかまで考えてください。
未経験歓迎の範囲を確認する
未経験歓迎には、業界経験が不要な求人、職種経験が不要な求人、社会人経験を問わない求人などがあります。
何が未経験でも応募できるのかを、応募条件と仕事内容から判断します。
研修がある場合も、期間、内容、研修後に任される仕事を確認してください。
求人票と労働条件通知書を分けて考える
求人票は応募を検討するための情報です。
採用が決まったら、労働条件通知書などで、契約期間、就業場所、仕事内容、勤務時間、賃金、休日などを確認します。
面接で聞いた内容と異なる点や、不明な点がある場合は、入社を決める前に確認してください。
応募しても正社員の仕事が決まらないときの見直し方
応募を続けても選考が進まない場合は、自分を否定するのではなく、どの段階で止まっているかを確認します。
応募できる求人が見つからない場合
必須条件を増やしすぎていないか、職種を一つに限定していないかを見直します。
希望条件の優先順位を変えるほか、同じ経験を活かせる別の職種を探す方法があります。
ただし、続けられない働き方まで受け入れる必要はありません。
選択肢を広げることと、必要な条件を諦めることは分けて考えましょう。
書類選考を通過しない場合
応募条件との一致、職務経歴書の具体性、応募職種との接点を確認します。
担当業務を並べるだけでなく、どのように仕事へ取り組み、何ができるようになったかを伝えてください。
同じ書類をすべての求人へ送るのではなく、応募先が求める経験に合わせて順番や説明を調整します。
面接で不採用になる場合
退職理由、志望動機、これまでの経験に矛盾がないかを確認します。
模範回答を暗記するより、事実、行動、考えたこと、次の仕事で実現したいことを自分の言葉でつなげましょう。
面接の受け答えだけでなく、応募する仕事への理解不足が原因になっていないかも見直してください。
正社員になることだけが目的になっている場合
選考で「正社員になりたい」とだけ伝えても、その会社で働きたい理由にはなりません。
雇用形態は大切ですが、入社後には実際の仕事を続ける必要があります。
どの仕事を担当したいのか、何を身につけたいのか、なぜその会社を選ぶのかを整理しましょう。
正社員の仕事探しを一人で進めにくい20代へ
「キャリアのトビラ」は、20代・第二新卒の転職活動に特化した転職エージェントです。
求人を見ても職種を決められない方には、これまでの仕事やアルバイトで経験したこと、避けたい働き方、希望条件を整理したうえで、検討できる仕事を一緒に考えます。
正社員になることだけをゴールにせず、入社後にどのような経験を積めるか、その経験が30代の働き方へどうつながるかも大切にしています。
自分で考えていた職種だけに限定せず、これまでの経験を活かせる企業、業界、職種を知ることで、選択肢が広がる場合があります。
希望する地域、時期、経験によって紹介できる求人は異なりますが、応募する求人が決まった後は、書類添削や面接対策も行います。
正社員の仕事を探したいものの、何から始めればよいかわからない方や、自分に合う職種から整理したい方は、
「キャリアのトビラ」へご相談ください。
まとめ
正社員の仕事探しでは、最初から理想の一社を探すのではなく、現在地と判断基準を整理することが大切です。
まず、次の仕事で変えたいこと、活かせる経験、譲れない条件を確認しましょう。
そのうえで、職種を2~3個に広げ、求人サイト、ハローワーク、転職エージェントなどを目的に応じて使い分けます。
求人を比較するときは、雇用形態だけでなく、仕事内容、給与の内訳、勤務時間、休日、配属、教育体制、数年後の役割まで確認してください。
正社員になることは、仕事探しのゴールではありません。
入社後に無理なく働き続けられるか、これから必要な経験を積めるかまで考えて応募先を選びましょう。
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