キャリアのトビラ

20代未経験からWebマーケティング職へ転職する方法

20代未経験からWebマーケティング職へ転職する方法

2026年10月08日 12:51

「Webマーケティングに興味があるけれど、未経験からでも転職できる?」

「SNSやWebを見るのは好きだけれど、仕事として自分に向いているか分からない」

「Webマーケティング職へ転職するには、資格やスクールが必要?」

このように考えている20代の方もいるでしょう。

Webマーケティングは、Web広告やSEO、SNS、Webサイトなどを活用して、商品やサービスを知ってもらい、問い合わせや購入などにつなげていく仕事です。

20代であれば、実務経験がなくてもWebマーケティング職を目指せる求人はあります。

ただし、「未経験歓迎の求人がある=何も準備せずに転職できる」ではありません。

Webマーケティングは、SNSへの投稿を考えたり、広告を作ったりするだけの仕事ではなく、施策の結果を数字で確認し、改善を繰り返していく仕事でもあります。

そのため、

「Web業界に興味がある」

「SNSが好き」

という理由だけで転職先を決めると、入社後に仕事内容とのギャップを感じる可能性があります。

未経験から目指すのであれば、まず仕事内容を理解したうえで、

・自分に向いている仕事なのか
・これまでの経験を活かせないか
・転職前に何を準備すべきか
・入社後に実務経験を積める求人なのか

を順番に考えていくことが重要です。

この記事では、20代未経験からWebマーケティング職を目指す方に向けて、仕事内容や向いている人の特徴、転職前に必要な準備、これまでの経験の活かし方、求人を選ぶときのポイントまで解説します。

Webマーケティングに興味はあるものの、まだ具体的な転職方法が分からない方は参考にしてください。



30秒でわかるこの記事の結論

20代未経験からWebマーケティング職へ転職することは可能です。

ただし、最初から「資格を取れば転職できる」「スクールへ通えば転職できる」と考えるのではなく、まずWebマーケティングの仕事内容を理解することが重要です。

Webマーケティングには、

・Web広告運用
・SEO・コンテンツマーケティング
・SNSマーケティング
・アクセス解析・改善

など、さまざまな領域があります。

企業によって一人が幅広く担当することもあれば、特定の領域を中心に担当することもあります。

そのため、

仕事内容を知る
↓
自分との適性を確認する
↓
これまでの経験との接点を探す
↓
必要な知識を学ぶ
↓
実務経験を積める求人を探す

という順番で進めることが大切です。

また、未経験だからといって、これまでの経験がすべてリセットされるわけではありません。

営業、販売・接客、事務などで経験してきたことが、Webマーケティングでも活かせる場合があります。

「Webマーケティング経験がない」だけで判断せず、今ある経験と新しく身につける知識の両方を使って転職を目指すことがポイントです。



20代未経験でもWebマーケティング職へ転職できる?

20代でWebマーケティングの実務経験がなくても、転職できる可能性はあります。

実際に職種未経験者を対象としたWebマーケティング関連の求人もあります。

一方で、求人へ応募できることと、選考で評価されることは同じではありません。

未経験から目指す場合は、仕事内容を理解し、これまでの経験との接点や転職に向けて準備してきたことを伝えられるようにしておくことが重要です。

① 20代なら未経験から目指せる求人はある

Webマーケティングには、経験者を対象とした求人だけでなく、未経験者を対象とした求人もあります。

特に20代では、これまでの実績だけでなく、

・これまでどのような仕事を経験してきたか
・その経験をどう活かせるか
・Webマーケティングについて学んでいるか
・なぜWebマーケティングを仕事にしたいのか

なども含めて判断される可能性があります。

例えば、法人営業を経験してきた人であれば、顧客の課題を聞き、提案する経験を持っています。

販売職であれば、顧客が何を求めているのかを考えながら商品を提案してきた人もいるでしょう。

事務職でも、Excelなどを使った集計や数字の管理、業務改善などを経験している場合があります。

こうした経験はWebマーケティングそのものではありませんが、仕事内容によっては活かせる部分があります。

そのため、

「Webマーケティングをやったことがないから、アピールできることがない」

と考える必要はありません。

これまでの経験を整理し、Webマーケティングの仕事とどこにつながるのかを考えてみましょう。

② 「未経験歓迎=準備不要」ではない

未経験歓迎と書かれた求人を見ると、

「入社してから全部教えてもらえるのでは?」

と思う人もいるかもしれません。

しかし、未経験歓迎は、Webマーケティングについて何も知らなくてもよいという意味ではありません。

企業によって求める水準は異なりますが、少なくとも、

・Webマーケティングとは何をする仕事なのか
・どのような領域があるのか
・自分がどの領域に興味を持っているのか

といった基本的な内容は理解しておきたいところです。

また、未経験者の場合は実務経験がないため、転職に向けてどのような準備をしているのかも重要になります。

例えば、

・Webマーケティングの基礎を勉強する
・実際にWeb広告やSEOについて調べる
・WebサイトやSNSの数字を見る習慣をつける
・自分で小さく実践してみる

など、できることはあります。

最初から高度な知識を身につける必要はありません。

ただし、「興味があります」だけで終わらず、自分なりに仕事内容を理解するための行動をしていることが大切です。

③ 前職の経験を活かせる人もいる

未経験転職というと、

「これまでのキャリアを捨ててゼロから始める」

というイメージを持つ人もいるかもしれません。

しかし、実際にはこれまでの経験とWebマーケティングを組み合わせて考えることができます。

例えば、営業経験がある人なら、

・顧客のニーズを聞く
・相手に合わせて提案する
・売上目標から逆算して行動する

といった経験があります。

販売・接客経験がある人なら、

・顧客の反応を見る
・商品を分かりやすく伝える
・売れ方の違いを考える

といった経験を持っていることがあります。

Webマーケティングでは、Web上の数字を見るだけではなく、

「誰に、何を、どのように伝えれば行動してもらえるのか」

を考える場面があります。

そのため、これまで顧客や売上と向き合ってきた経験が、考え方の一部として活かせることがあります。

大切なのは、前職の経験をそのままWebマーケティング経験として扱うことではありません。

これまで身につけた力のうち、Webマーケティングでも活かせるものは何かを見つけることです。

20代未経験からWebマーケティング職を目指すことはできますが、「未経験でも応募できる」という理由だけで転職を決めるのはおすすめできません。

まず理解しておきたいのが、実際の仕事内容です。

Webマーケティングには複数の領域があり、企業によって担当する仕事も異なります。



Webマーケティングとはどんな仕事?

Webマーケティングとは、Webを活用して商品やサービスを知ってもらい、問い合わせや購入、利用などにつなげていくための仕事です。

ただし、「Webマーケティング」という一つの業務があるわけではありません。

企業によって担当する領域は異なり、複数の業務を一人で担当する場合もあります。

未経験から転職を目指すのであれば、まず代表的な仕事内容を理解しておきましょう。

① Web広告運用

Web広告運用は、GoogleやYahoo!、SNSなどに広告を配信し、その成果を改善していく仕事です。

例えば、

・どのような人に広告を表示するか考える
・広告文や画像を検討する
・予算を調整する
・クリック数や問い合わせ数などを確認する
・結果をもとに改善する

といった業務があります。

広告を出して終わりではなく、数字を見ながら、

「なぜ成果が出たのか」

「なぜ成果が下がったのか」

を考え、改善していくことが重要です。

そのため、数字を確認しながら試行錯誤することが苦にならない人には、興味を持ちやすい領域でしょう。

② SEO・コンテンツマーケティング

SEOは、Googleなどの検索エンジンからWebサイトを見つけてもらいやすくするための施策です。

コンテンツマーケティングでは、記事や動画などのコンテンツを通じて、ユーザーへ有益な情報を届け、商品やサービスへの関心につなげます。

例えば、

・ユーザーが検索している内容を調べる
・記事のテーマを考える
・コンテンツを企画する
・検索順位やアクセス数を確認する
・既存の記事を改善する

などの仕事があります。

文章を書くことだけが仕事ではありません。

「どのような情報を求めている人へ、どのような内容を届けるべきか」を考え、公開後の数字を確認しながら改善していくことも重要です。

③ SNSマーケティング

SNSマーケティングは、Instagram、X、TikTokなどのSNSを活用して、商品やサービスの認知や利用につなげる仕事です。

企業によっては、

・投稿内容の企画
・文章や画像、動画の制作
・投稿スケジュールの管理
・ユーザーの反応分析
・SNS広告の運用
・キャンペーンの企画

などを担当します。

SNSを普段から利用していることは、興味を持つきっかけにはなります。

ただし、個人でSNSを楽しむことと、企業のマーケティングとしてSNSを運用することは別です。

仕事では、

「この投稿が好きか」

ではなく、

「誰に届けるのか」「何を目的とするのか」「結果はどうだったのか」

まで考える必要があります。

「SNSが好きだからWebマーケティングに向いている」と単純に判断しないようにしましょう。

④ アクセス解析・改善

Webマーケティングでは、施策を実施したあとの数字を確認することも重要です。

例えば、

・どれくらいの人がWebサイトを訪れたか
・どのページが見られているか
・広告から何件問い合わせにつながったか
・どこでユーザーが離脱しているか

などを確認します。

その結果をもとに、

「広告を変更する」

「Webページを改善する」

「記事の内容を見直す」

などの施策につなげます。

そのため、Webマーケティングではアイデアを考えるだけでなく、数字をもとに結果を確認し、改善を繰り返すことが求められます。

未経験から目指す場合は、このような仕事の進め方に興味を持てるかも考えてみましょう。

企業によって担当する仕事は大きく異なる

Webマーケティング職を探すときに特に注意したいのが、企業によって仕事内容が大きく異なることです。

例えば、

・広告運用を中心に担当する
・SEOやコンテンツ制作を担当する
・SNS運用を担当する
・自社サイト全体の集客を担当する
・複数の領域を幅広く担当する

など、同じ「Webマーケティング」という職種名でも仕事は違います。

また、自社の商品やサービスをマーケティングする会社もあれば、顧客企業のマーケティングを支援する会社もあります。

そのため、求人を見るときは、

「Webマーケティング職だから応募する」のではなく、「この会社ではWebマーケティングの何を担当するのか」を確認することが重要です。

仕事内容を理解せずに転職すると、

「SNS運用をやりたかったのに、実際には別の業務が中心だった」

「企画中心だと思っていたら、数字の分析やレポート作成が多かった」

といったミスマッチにつながる可能性があります。

Webマーケティングに興味を持ったら、職種名だけを見るのではなく、どの領域に興味があり、どのような仕事なら続けられそうかまで考えてみましょう。

Webマーケティングには、広告、SEO、SNS、アクセス解析など、さまざまな仕事があります。

そして、どの領域でも共通して重要になるのが、施策を実施して終わりにするのではなく、結果を確認しながら改善していくことです。

仕事内容を理解したら、次に確認したいのが、自分がWebマーケティングの仕事に向いているのかという点です。



Webマーケティング職に向いている20代の特徴

Webマーケティングに興味があっても、

「自分に向いている仕事なのか分からない」

と感じる人もいるでしょう。

Webマーケティングは、アイデアを考えるだけの仕事ではありません。

施策を実行し、その結果を数字で確認しながら改善を繰り返していく仕事です。

ここでは、Webマーケティング職を検討するときに確認したい特徴を紹介します。

① 数字を見ながら改善することが苦にならない

Webマーケティングでは、さまざまな数字を確認します。

例えば、

・Webサイトへのアクセス数
・広告のクリック数
・問い合わせ数
・商品やサービスの購入数
・広告に使った費用

などです。

担当する領域によって見る数字は異なりますが、共通しているのは、施策を実施したあとに結果を確認することです。

「広告を出したら終わり」

「記事を公開したら終わり」

「SNSへ投稿したら終わり」

ではありません。

結果を確認し、

「なぜこの広告は反応が良かったのか」

「なぜこのページでは問い合わせにつながらなかったのか」

などを考え、次の施策へつなげます。

数学が得意でなければできない仕事というわけではありませんが、数字を見ること自体に強い抵抗がある場合は、実際の仕事内容との相性を確認した方がよいでしょう。

② 仮説を立てて試すことができる

Webマーケティングでは、最初から正解が分かっているとは限りません。

例えばWeb広告なら、

「この広告文の方が反応されるのではないか」

SEOなら、

「この情報を追加した方がユーザーの疑問を解決できるのではないか」

SNSなら、

「この内容の方がターゲットに興味を持ってもらえるのではないか」

と考えて施策を実行します。

その後、実際の結果を確認して改善します。

つまり、

考える
↓
試す
↓
結果を見る
↓
改善する

という流れを繰り返す仕事です。

「一度決めた方法をそのまま続けたい」という人よりも、結果を見ながらやり方を変えていくことを楽しめる人の方が、仕事に興味を持ちやすいでしょう。

③ 地道な作業を継続できる

Webマーケティングという言葉から、

「新しい企画を考える仕事」

「SNSで情報を発信する仕事」

など、華やかなイメージを持つ人もいるかもしれません。

しかし、実際には地道な作業もあります。

例えば、

・数字を集計する
・レポートを作成する
・競合を調べる
・検索キーワードを調査する
・広告の設定を変更する
・Webページを修正する
・施策ごとの結果を比較する

などです。

担当する仕事によって内容は異なりますが、企画だけを考えているわけではありません。

特に経験が浅いうちは、データ整理や調査、入稿など、基本的な業務から担当する場合もあります。

そのため、Webマーケティングを目指すときは、華やかな部分だけではなく、細かな作業を積み重ねながら成果につなげていく仕事であることも理解しておきましょう。

④ 新しい知識を学び続けられる

Webマーケティングでは、継続的に情報を学ぶ必要があります。

例えば、

・広告媒体の仕様
・検索エンジンの変化
・SNSの機能や利用傾向
・分析ツール
・生成AIなど新しいツール

など、仕事を取り巻く環境は変化します。

一度知識を覚えれば、そのままずっと使えるとは限りません。

そのため、

「新しいサービスを調べるのが苦にならない」

「分からないことがあれば自分で調べる」

「仕事に必要な知識を継続して学べる」

という人は、Webマーケティングとの相性を考えるうえでプラスになります。

一方で、常に最新情報を追い続けなければならないという意味ではありません。

重要なのは、仕事に必要な変化があったときに、新しい知識を取り入れていけることです。

⑤ ユーザーや顧客の視点で考えられる

Webマーケティングでは、数字を見ることと同時に、その数字の先にいるユーザーについて考えることも重要です。

例えば、

「この商品を探している人は何に困っているのか」

「なぜこの広告をクリックしたのか」

「このページを見ても購入しなかった理由は何か」

「どのような情報があればサービスを利用したいと思うのか」

などを考えます。

そのため、自分が伝えたいことだけではなく、相手が何を知りたいのか、何に困っているのかを考える力が必要です。

営業や販売・接客などで、顧客の話を聞きながら提案してきた経験がある人は、この考え方と接点がある場合があります。


Webマーケティングに向いているかを判断するときは、「WebやSNSが好きか」だけではなく、

数字を見る
考える
試す
改善する
相手の立場で考える

という仕事の進め方に興味を持てるかを確認してみましょう。



20代未経験からWebマーケティング職へ転職するための準備

Webマーケティングの仕事内容を理解し、

「実際に目指してみたい」

と思ったら、転職に向けた準備を始めましょう。

未経験から目指す場合でも、必ずスクールへ通ったり、特定の資格を取得したりしなければならないわけではありません。

重要なのは、Webマーケティングについて何も知らない状態のまま応募するのではなく、自分で理解を深め、できる範囲で行動してみることです。

① Webマーケティングの基本を学ぶ

まずはWebマーケティングの基本的な考え方を学びましょう。

例えば、

・Web広告とは何か
・SEOとは何か
・SNSマーケティングとは何か
・Webサイトへの集客から購入までどのようにつながるのか
・マーケティングではどのような数字を見るのか

などです。

最初からすべてを専門的に理解する必要はありません。

まずは、

「Webマーケティングでは、どのような方法でユーザーを集め、どのように成果を確認するのか」

という全体像を理解することから始めます。

書籍やWeb上の情報、学習サービスなど、学ぶ方法は複数あります。

重要なのは、学習方法そのものではなく、仕事内容を理解することです。

② 興味のある領域を絞る

Webマーケティングについて学び始めたら、自分がどの領域に興味を持っているのかも考えてみましょう。

例えば、

「広告の数字を見ながら改善することに興味がある」

「検索している人が求める情報を考えることがおもしろい」

「SNSを企業の集客にどう使うのか興味がある」

などです。

最初から一つの専門領域に決める必要はありません。

ただし、

「Webマーケティングなら何でもいい」

という状態より、

「いくつか調べた中では、この領域に特に興味がある」

と説明できた方が、目指す仕事も具体的になります。

興味のある領域が見えてきたら、その仕事を募集している求人を確認し、実際にどのような業務を担当するのか調べてみましょう。

③ 学ぶだけでなく実際に手を動かしてみる

Webマーケティングは、知識を覚えるだけでは仕事内容をイメージしにくい職種です。

そのため、未経験から目指すのであれば、可能な範囲で実際に手を動かしてみることも有効です。

例えば、

・自分でブログやWebサイトを運営してみる
・SNSアカウントをテーマを決めて運用してみる
・公開されているWebサイトを見て改善点を考えてみる
・アクセス解析ツールの基本的な使い方を学ぶ
・Web広告の仕組みを調べて広告案を考えてみる

などがあります。

必ずしも大きな成果を出す必要はありません。

目的は、

「実際にやってみた結果、この仕事に興味を持てるか」

を確認することです。

例えばSNS運用に興味があった人でも、投稿内容を考え、数字を確認し、改善を続けてみると、

「思っていたより面白い」

と感じることもあれば、

「仕事として続けるのは違うかもしれない」

と気づくこともあります。

転職してから適性を判断するのではなく、応募前に小さく試してみることで、職種選びのミスマッチを減らせます。

④ 前職の経験との接点を整理する

Webマーケティングについて学びながら、これまでの仕事との接点も整理しましょう。

例えば、

営業経験
→ 顧客ニーズの把握、提案、目標からの逆算

販売・接客経験
→ 顧客行動の理解、商品の伝え方、売れ方の変化への対応

事務経験
→ データ集計、資料作成、正確な作業

などです。

ほかにも、

「店舗のSNSを担当した」

「売上データを見て販売方法を変更した」

「営業資料を改善した」

「顧客アンケートをまとめた」

など、Webマーケティングと接点のある経験を持っている場合があります。

職種名だけを見て、

「営業だから関係ない」

「事務だから関係ない」

と判断しないことが重要です。

これまで担当した業務を細かく振り返り、Webマーケティングで活かせそうな経験がないか探してみましょう。

⑤ 「なぜWebマーケティングなのか」を具体化する

最後に整理したいのが、なぜWebマーケティングを仕事にしたいのかです。

例えば、

「Web業界は将来性がありそうだから」

「SNSが好きだから」

だけでは、仕事内容を理解したうえで志望していることが伝わりにくくなります。

Webマーケティングについて学び、実際に手を動かしてみると、

「数字を確認しながら改善する仕事に興味を持った」

「営業で顧客のニーズを考えてきた経験を、Web上の集客や販売にも活かしたいと思った」

「自分でサイトを運営してみて、施策によって反応が変わることに面白さを感じた」

など、より具体的な理由が見えてくることがあります。

最初から完成された志望動機を作る必要はありません。

学ぶ→試す→自分が何に興味を持ったのか振り返る

という過程を通じて、「なぜWebマーケティングなのか」を自分の言葉で説明できる状態を目指しましょう。

Webマーケティング未経験の場合、資格やスクールの有無だけで転職準備を判断する必要はありません。

仕事内容を理解し、自分で学び、可能な範囲で実践してみる。

そのうえで、これまでの経験との接点を整理することが重要です。

そして、ここで改めて考えたいのが、これまでの仕事で身につけた経験をWebマーケティングで具体的にどう活かせるのかという点です。



前職の経験はWebマーケティングでどう活かせる?

未経験からWebマーケティング職を目指すとき、

「Webマーケティングの実務経験がないから、アピールできることがない」

と考える人もいるでしょう。

しかし、未経験転職では、これまでの経験をすべてリセットして考える必要はありません。

営業、販売・接客、事務など、一見Webマーケティングとは関係がなさそうな仕事でも、業務を細かく振り返ると活かせる経験が見つかることがあります。

大切なのは、職種名ではなく、これまでの仕事で何を考え、どのように行動してきたのかまで整理することです。

営業経験

営業経験がある人は、Webマーケティングと接点のある経験を持っている可能性があります。

例えば、

・顧客の課題やニーズを聞く
・相手に合わせて提案内容を変える
・売上目標から逆算して行動する
・営業結果を振り返る
・提案資料を改善する

といった経験です。

Webマーケティングでも、

「誰に商品を届けるのか」

「どのような訴求なら興味を持ってもらえるのか」

「なぜ問い合わせにつながったのか」

などを考えます。

顧客と直接向き合ってきた営業経験は、ユーザーのニーズを考えるうえで活かせる場合があります。

また、売上や目標などの数字を確認しながら行動を改善してきた経験も、Webマーケティングとの接点を説明しやすいでしょう。

ただし、「営業経験があるからマーケティングもできる」と考えるのではなく、営業で身につけた力のうち、どの部分をWebマーケティングで活かせるのかまで具体化することが重要です。

販売・接客経験

販売・接客経験がある人も、Webマーケティングにつながる経験を持っている場合があります。

例えば、

・顧客の反応を見ながら商品を提案する
・売れ筋商品を確認する
・商品の見せ方を工夫する
・キャンペーンや販促に関わる
・店舗のSNSを運用する

などです。

Webマーケティングでは、Web上のデータを使ってユーザーの行動を分析します。

販売・接客では直接顧客と接するため方法は異なりますが、

「顧客が何を求めているのかを考える」

という点では共通する部分があります。

特に、ただ接客をしていただけではなく、

「どうすれば商品を選んでもらえるか」

「なぜこの商品が売れているのか」

と考えながら働いてきた人は、その経験を整理してみましょう。

事務・データ集計経験

事務経験がある場合は、

・Excelなどを使ったデータ集計
・資料作成
・数字の確認
・業務の進捗管理
・正確に作業を進める

といった経験が活かせる可能性があります。

Webマーケティングでは、施策を考えるだけでなく、データを集計したり、結果をレポートにまとめたりする業務もあります。

そのため、

「毎月の数字を集計していた」

「データから変化を確認していた」

「業務を効率化するために集計方法を改善した」

などの経験があれば、具体的に整理しておきましょう。

事務経験そのものをWebマーケティング経験として扱うことはできませんが、数字を扱うことや細かな作業を正確に進める力は、業務によって活かせる場合があります。

前職の業界知識が強みになる場合もある

Webマーケティングでは、職種経験だけでなく、これまで働いてきた業界の知識が活かせる場合もあります。

例えば、

・人材
・不動産
・金融
・小売
・美容
・教育
・旅行

など、さまざまな業界でWebを使った集客が行われています。

前職と同じ業界の商品やサービスを扱う企業へ転職する場合、

「どのような顧客がいるのか」

「顧客は何に悩んでいるのか」

「商品やサービスを選ぶときに何を重視するのか」

といった知識を持っていることがあります。

Webマーケティングの実務経験はなくても、ターゲットとなる顧客や業界について理解していることが強みになる可能性があります。

そのため転職先を探すときは、職種だけではなく、

「自分がこれまで経験してきた業界×Webマーケティング」

という探し方も検討してみましょう。

「未経験=強みがない」と考えない

Webマーケティング未経験であることと、仕事で活かせる経験を何も持っていないことは同じではありません。

これまでの仕事を、

「営業をしていました」

「販売員でした」

「事務をしていました」

という職種名だけで振り返ると、Webマーケティングとの接点は見つけにくくなります。

そこで、

・誰を相手にしていたか
・どのような課題を解決していたか
・どのような数字を追っていたか
・自分なりに工夫したことは何か
・改善した経験はないか

まで細かく振り返ってみましょう。

そのうえで、

これまでの経験+Webマーケティングについて新しく学んだこと

を組み合わせて転職を目指すことが重要です。

「自分には転職でアピールできるスキルがない」と感じている方は、「転職したいけどスキルがない20代へ|今ある経験を強みに変える方法」もあわせて参考にしてください。

これまでの仕事内容を細かく分解し、転職先で活かせる経験を見つける考え方を解説しています。



未経験からWebマーケティング職を目指すときの求人の選び方

Webマーケティングについて学び、転職活動を始める段階になったら、求人の選び方にも注意が必要です。

特に未経験の場合は、

「Webマーケティング職」

「未経験歓迎」

という言葉だけで応募先を決めないようにしましょう。

Webマーケティングは担当領域が広く、同じ職種名でも実際の仕事内容が異なるからです。

入社後のミスマッチを減らすためにも、どのような仕事を担当し、どのような経験を積める求人なのかまで確認しましょう。

① 実際の仕事内容を確認する

まず確認したいのが、入社後の具体的な仕事内容です。

Webマーケティング職と書かれていても、

・Web広告の運用
・SEO
・記事やコンテンツの企画
・SNS運用
・アクセス解析
・Webサイトの改善

など、担当する仕事は異なります。

また、マーケティング以外の業務を兼任する求人もあります。

そのため求人票を見るときは、

「Webマーケティング」という職種名よりも、具体的な業務内容を見る

ことが重要です。

自分が興味を持っている領域と、入社後に担当する仕事が一致しているか確認しましょう。

② 入社後に担当できる領域を見る

未経験から転職する場合は、入社後にどのような業務から経験できるのかも確認しましょう。

例えば広告運用に興味があるのであれば、

「入社後に広告運用へ関われるのか」

まで見る必要があります。

求人によっては、最初はアシスタント業務から始め、徐々に担当範囲を広げていくこともあります。

アシスタントから始めること自体が悪いわけではありません。

重要なのは、

その経験が、将来自分が担当したい仕事につながっているか

という点です。

最初の仕事内容だけではなく、経験を積んだあとにどのような業務を担当できるのかも確認しておきましょう。

③ 教育・サポート体制を確認する

未経験からWebマーケティング職へ転職する場合、入社後の教育体制も確認したいポイントです。

例えば、

・入社後にどのような研修があるか
・実務を誰から教えてもらえるか
・最初はどのような業務を担当するか
・独り立ちまでどのように進むのか

などです。

ただし、

「研修あり」

と書かれているだけで良い求人と判断する必要はありません。

研修内容が自分の希望する仕事につながっているのか、その後に実務経験を積めるのかまで確認しましょう。

未経験転職では、研修の充実度だけでなく、研修後にどのような経験を積めるのかを見ることが重要です。

④ 「Webマーケター」という職種名だけで判断しない

求人を探していると、「Webマーケター」「デジタルマーケター」「SNSマーケター」など、さまざまな職種名を見ることがあります。

しかし、職種名だけでは実際の仕事内容を判断できない場合があります。

例えば「Webマーケター」という募集でも、

・広告運用が中心
・SNS投稿の作成が中心
・営業活動も担当する
・Webサイト制作の進行管理が中心

など、業務内容が異なることがあります。

反対に、「マーケティングアシスタント」など別の職種名でも、Webマーケティングの実務に関われる場合があります。

そのため、

職種名→仕事内容を見る

のではなく、

仕事内容→自分が積みたい経験につながるかを見る

という順番で求人を確認しましょう。

⑤ 数年後につながる経験を積めるか考える

20代未経験からWebマーケティング職を目指す場合は、内定を取ることだけをゴールにしないことが重要です。

入社後に、

・広告運用の経験を積める
・SEOやコンテンツ企画を経験できる
・アクセス解析を行える
・施策を考えて改善まで担当できる
・顧客へのマーケティング提案を経験できる

など、どのような仕事ができるようになるのかを確認しましょう。

20代のキャリアでは、今回の会社で一生働くかどうかだけでなく、数年後に自分がどのような仕事を任せてもらえる人材になっているかという視点も大切です。

未経験から入社する以上、最初からすべてを担当できる必要はありません。

まずは基本的な業務から経験し、その後担当できる仕事が広がっていく環境であれば、キャリア形成につながります。

反対に、

「Webマーケティングという名前に惹かれて入社したものの、希望していた経験をほとんど積めない」

という状況は避けたいところです。

応募できるかだけではなく、その求人を選ぶことで何を経験できるのかまで考えて判断しましょう。


未経験歓迎求人を選ぶときは、Webマーケティング職に限らず注意したいポイントがあります。

「未経験転職で20代が選んではいけない求人の特徴」では、仕事内容や研修、条件など、未経験求人を判断するときに確認したいポイントを詳しく解説しています。

応募先を決める前に、あわせて確認してみてください。


Webマーケティング職への転職では、未経験から応募できる求人を見つけることだけが重要なのではありません。

仕事内容を理解し、入社後に自分が積みたい経験につながる求人を選ぶことが重要です。

ここまで整理しても、

「自分の経験がWebマーケティングで本当に活かせるのか分からない」

「独学してから応募すべきか、転職活動を始めてもよいのか迷う」

「求人を見ても、どの会社なら経験を積めるのか判断できない」

という人もいるでしょう。

そのような場合は、一人でWebマーケティング職だけに絞って転職活動を進める前に、自分の経験と今後のキャリアを整理してみることも大切です。



Webマーケティングへの転職に迷ったらキャリアのトビラへ

20代未経験からWebマーケティング職を目指す場合、

「自分の経験で応募できる求人があるのか分からない」

「どこまで勉強してから転職活動を始めればよいのか迷う」

「Webマーケティングに興味はあるけれど、本当に自分に向いているのか判断できない」

と悩むこともあるでしょう。

特に未経験転職では、興味のある職種へ挑戦することだけでなく、これまでの経験をどのように活かせるのか、その仕事で今後どのようなキャリアを築けるのかまで考えることが大切です。

実際の転職支援では、本人が「自分には特別なスキルがない」と感じていても、これまで担当してきた仕事を細かく振り返ることで、転職先で活かせる経験が見つかることがあります。

例えば、

・顧客のニーズを聞いて提案してきた
・売上や目標を確認しながら行動を改善してきた
・店舗の販促やSNS運用に関わった
・Excelなどを使ってデータを集計してきた
・商品やサービスの見せ方を工夫してきた

などです。

こうした経験とWebマーケティングの仕事内容を照らし合わせることで、自分との接点を考えやすくなります。

一方で、話を整理した結果、Webマーケティング以外の職種の方が本人の強みや希望に合っていることもあります。

大切なのは、「Webマーケティングへ転職すること」を最初からゴールにしないことです。

「キャリアのトビラ」では、20代・第二新卒の転職相談を中心に、

・これまでの経験の棚卸し
・強みや適性の整理
・職種選び
・求人選び
・書類添削
・面接対策

などを行っています。

現在の希望だけではなく、30代でどのような働き方やキャリアを実現したいのかまで考えながら、今の経験から進める現実的なルートを一緒に整理します。

LINEで気軽に相談でき、平日夜や土日にも対応しています。

「Webマーケティングに興味はあるけれど、自分に合っているのか分からない」という段階でも、職種を決めてしまう前に相談してみてください。



まとめ|20代未経験からWebマーケティングを目指すなら、仕事内容を理解して行動しよう

20代未経験からWebマーケティング職へ転職することは可能です。

ただし、「未経験歓迎」の求人があるからといって、何も準備せずに転職できるとは限りません。

Webマーケティングには、

・Web広告運用
・SEO・コンテンツマーケティング
・SNSマーケティング
・アクセス解析・改善

など、さまざまな領域があります。

企業によって担当する仕事も異なるため、まずはWebマーケティングの仕事内容を理解し、自分がどのような仕事に興味を持てるのか考えることが大切です。

そのうえで、

仕事内容を知る
↓
自分との適性を確認する
↓
これまでの経験との接点を探す
↓
必要な知識を学ぶ
↓
実際に手を動かしてみる
↓
経験を積める求人を選ぶ

という順番で進めてみましょう。

未経験だからといって、これまでのキャリアがすべてリセットされるわけではありません。

営業で顧客のニーズを考えてきた経験、販売・接客で顧客の反応を見てきた経験、事務で数字を扱ってきた経験など、Webマーケティングでも活かせるものが見つかる場合があります。

一方で、Webマーケティングに興味があるという理由だけで転職を決める必要もありません。

実際に基礎を学んだり、自分で小さく実践したりすることで、

「数字を見ながら改善することがおもしろい」

「思っていた仕事内容とは違った」

など、自分との相性が見えてくることもあります。

転職してから判断するのではなく、応募前にできる範囲で仕事を理解しておくことが、ミスマッチを減らすことにつながります。

そして求人を選ぶときは、「Webマーケター」という職種名だけではなく、入社後に実際に何を担当し、どのような経験を積めるのかまで確認しましょう。

20代の未経験転職では、今回の内定だけを見るのではなく、その会社で経験を積んだ数年後に、

「自分は何ができるようになっているのか」

という視点を持つことも重要です。

Webマーケティングを目指すと決めたら、資格やスクールありきで考えるのではなく、まず仕事内容を理解し、自分に必要な準備から始めてみましょう。

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Webマーケティング職を目指す準備ができたら、次に考えたいのが「どの会社で経験を積むか」です。

同じWebマーケティング職でも、担当できる業務や任される範囲は企業によって異なります。

20代の転職では、入社できる会社を探すだけでなく、そこで数年働くことで、どのような経験やスキルを身につけられるのかという視点を持つことも大切です。

会社選びについてもう少し詳しく知りたい方は、

「20代で『成長できる会社』を選ぶには?求人票だけでは見えない判断基準」

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