
20代の転職面接の逆質問|企業選びにも役立つ質問の考え方
2026年10月08日 12:58
転職面接の最後に「何か質問はありますか」と聞かれると、何を聞けばよいか迷う人は少なくありません。
「質問がないと意欲が低いと思われそう」「給与や残業について聞くと印象が悪くなりそう」「質問例をそのまま使ってもよいのか」と不安になることもあるでしょう。
逆質問は、企業に良く見せるためだけの時間ではありません。仕事内容や働き方を確認し、自分に合う会社かを判断するための大切な機会です。
特に20代の転職では、入社後に「思っていた仕事と違った」と後悔しないために、求人票だけでは分からないことを確認する必要があります。
この記事では、逆質問を考える基本の考え方と、企業選びに役立つ質問例を解説します。
30秒でわかるこの記事の結論
逆質問では、インターネットで調べれば分かることを並べるのではなく、自分が転職で大切にしたいことを確認します。
入社後に任される仕事
一緒に働くチームや教育体制
活躍している人の共通点
評価のされ方
面接で聞いた内容の深掘り
質問を用意する目的は、熱意を演出することではありません。入社後の働き方を具体的に想像し、応募先との相性を確かめることです。
逆質問は、企業を見極めるための時間でもある
面接では、企業側が応募者を見ています。しかし、応募者も企業を選ぶ立場です。
仕事内容、配属先、教育の進め方、目標の持ち方、評価の基準などは、求人票だけでは分からないことがあります。入社前に確認しないまま転職すると、条件は合っていても、実際の仕事や働き方が自分に合わない可能性があります。
たとえば、「土日休み」という条件だけを見て応募しても、平日の残業時間、急な顧客対応の有無、繁忙期の働き方までは分からないことがあります。「研修あり」と書かれていても、研修期間やその後のフォローの仕方は企業によって異なります。
逆質問では、「採用してもらうために何を聞くか」だけでなく、「自分が長く働くために何を確認すべきか」を考えましょう。
逆質問を考える前に整理したいこと
転職で変えたいことを整理する
逆質問は、転職理由とつながっている必要があります。
たとえば、前職で教育体制に不安を感じたなら、入社後の研修や独り立ちまでの流れを確認します。評価に納得できなかったなら、どのような役割や成果が評価されるのかを聞きます。
質問を作る前に、次の2つを書き出してみましょう。
現職で困っていること、違和感を持ったこと
次の会社で大切にしたいこと
この2つが整理できると、聞くべきことが自然に見えてきます。
転職理由の整理方法は、20代の転職理由の作り方|ネガティブ理由を前向きに変換する方法も参考にしてください。
求人票と企業サイトを先に確認する
企業サイトや求人票に書いてある内容を、そのまま質問する必要はありません。
たとえば、研修制度の記載があるなら、「研修制度はありますか」ではなく、「未経験で入社した場合、どのような業務から任されることが多いでしょうか」と具体的に聞きます。
事前に調べたうえで分からないことや、実際の働き方を確認する質問にすると、面接の会話にもつながりやすくなります。
企業選びに役立つ逆質問の例
仕事内容を具体的に知るための質問
仕事内容のイメージが曖昧なまま入社すると、早期離職につながることがあります。
入社後、最初に任される業務を教えていただけますか。
一日の業務の流れは、どのような形でしょうか。
このポジションで特に求められる役割は何でしょうか。
繁忙期には、どのような業務が増えることが多いでしょうか。
入社前に理解しておいた方がよい仕事上の難しさはありますか。
質問への回答だけでなく、面接官が具体的に説明してくれるかも確認しましょう。業務の大変さを聞くことは、意欲が低いことを意味しません。入社後に責任を持って働くために、現実を理解しようとする姿勢です。
教育体制や成長の仕方を確認する質問
未経験転職や経験が浅い場合は、教育の有無だけでなく、どのように仕事を覚えるのかを確認することが大切です。
入社後は、どのような流れで業務を覚えていくことが多いでしょうか。
未経験で入社した方は、どのような業務から担当されていますか。
困ったときに相談しやすい仕組みや、チーム内での連携方法を教えていただけますか。
一人前と判断されるまでに、どのような状態が期待されますか。
ただし、教育を受けることだけを目的にするのではなく、自分から学び、早く仕事に慣れる姿勢も伝えることが大切です。
活躍している人の特徴を知るための質問
自分がその環境で力を発揮できそうかを確認するために、活躍している人の共通点を聞く方法もあります。
このポジションで活躍されている方には、どのような共通点がありますか。
入社後に成果を出している方は、どのような行動をされていますか。
チームで仕事を進めるうえで、大切にされていることはありますか。
回答が自分の強みや希望と大きく異なる場合は、応募先との相性を見直す材料になります。
自己PRと応募先の仕事をつなげて考えたい場合は、20代の自己PRの作り方|強みがわからない人でも使える例文つきもあわせて読んでみてください。
評価やキャリアの考え方を確認する質問
評価を聞くこと自体は問題ではありません。ただし、給与だけを聞くのではなく、仕事で何を求められ、どのように成長できるのかを確認します。
このポジションでは、どのような成果や行動が評価されますか。
入社後1年程度で期待される役割を教えていただけますか。
将来的には、どのようなキャリアの広がりがありますか。
異動や担当変更がある場合、どのような基準で決まりますか。
評価基準が明確か、入社後の成長イメージを説明できるかは、企業選びの参考になります。
逆質問で避けたい考え方
質問数だけを増やそうとする
「最低3つは聞かなければならない」と考える必要はありません。
面接の中で十分に説明を受け、確認したいことがなくなった場合もあるでしょう。その場合は、「ご説明いただいた内容で理解できました。入社後に早く仕事を覚えられるよう、事前に準備しておきたいと考えています」と伝えても構いません。
大切なのは質問の数ではなく、確認したいことを自分の言葉で聞けることです。
条件面だけを中心に聞く
休日、残業、給与などの条件は、働くうえで大切です。ただし、それだけを続けて聞くと、仕事内容より条件だけを重視しているように受け取られる可能性があります。
条件を確認したい場合は、仕事内容や働き方とつなげて聞きましょう。
たとえば残業について確認したいなら、「繁忙期の業務量や、一日の働き方について教えていただけますか」と聞くと、実態を確認しやすくなります。
企業を試すための質問にする
「御社の課題は何ですか」「離職率はどれくらいですか」といった質問も、確認したい背景によっては必要です。
ただし、相手を試すような聞き方ではなく、自分がなぜその点を知りたいのかを意識しましょう。回答を避けられたり、質問を嫌がられたりする場合は、その反応も企業を判断する材料になります。
逆質問を一人で整理しにくいときは、キャリアのトビラに相談する
逆質問は、質問例を覚えるだけでは作りにくいものです。自分の転職理由、希望する働き方、前職で感じた違和感を整理して初めて、本当に確認したいことが見えてきます。
キャリアのトビラでは、20代・第二新卒の方に向けて、転職理由の整理、求人票の確認、面接対策、企業選びまでを一緒に考えます。
「何を聞けばよいか分からない」「求人票を見ても仕事の実態が判断できない」という場合も、面談で相談できます。
まとめ
逆質問は、面接の最後に何かを言うための時間ではありません。入社後のミスマッチを防ぎ、自分に合う企業かを確認するための時間です。
転職で変えたいことから質問を考える
求人票や企業サイトを確認してから聞く
仕事内容、教育体制、活躍している人、評価を具体的に確認する
質問の数より、確認したい内容を優先する
回答内容だけでなく、企業側の説明や反応も見る
面接で得た情報をもとに、自分がその会社でどのように働き、何を経験できるのかを考えてみてください。
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