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20代の志望動機の書き方|未経験職種でも説得力を出す方法

20代の志望動機の書き方|未経験職種でも説得力を出す方法

2026年10月08日 12:59

未経験の職種へ転職したいと思っても、「経験がないのに、なぜその仕事をしたいのかをどう伝えればいいのだろう」と手が止まる人は少なくありません。

志望動機で大切なのは、これまでの経験からなぜその仕事に興味を持ったのか、その仕事を理解したうえで何を担いたいのかを、自分の言葉でつなげることです。

立派な夢や、熱意の強い言葉を無理に並べる必要はありません。

未経験の職種へ応募すると、仕事をよく知らないまま応募していないか、入社後も働き続けられそうかを確認されることがあります。

この記事では、20代が未経験職種へ応募するときに、志望動機をゼロから整理する手順と、避けたい伝え方を解説します。

30秒でわかるこの記事の結論

未経験職種の志望動機は、「成長したい」「興味があります」だけでは、応募する理由が十分に伝わりません。

次の4つを順番に整理すると、経験が浅くても理由に筋が通ります。

  • これまでどんな仕事・役割を経験したか

  • その中で何に興味や手応えを感じたか

  • 応募する仕事の実態をどう理解しているか

  • これまでの経験を入社後にどう活かせるか

そのうえで、「なぜその会社を選ぶのか」を具体的にします。

転職理由と志望動機は別々に作らず、「今の環境で変えたいこと」から「だから次はこの仕事・会社を選ぶ」までつなげて考えることが重要です。

未経験職種の志望動機で企業が確認したいこと

未経験者の志望動機では、経験者と同じ完成度のスキルを示す必要はありません。

一方で、応募先は単に「やる気があるか」だけを見ているわけでもありません。職種を変える理由や、仕事への理解、活かせる経験を整理しましょう。

なぜ今、その職種へ変わりたいのか

確認されやすいのは、職種を変えたい理由です。

たとえば販売職から法人営業へ応募する場合、「土日休みにしたい」だけでは、仕事内容そのものへの関心が見えにくくなります。

休み方や待遇を見直したいこと自体は自然な希望です。ただし、志望動機では仕事との接点まで言語化することが大切です。

たとえば、「接客でお客様の課題を聞き、提案を工夫することに手応えを感じたため、より幅広い課題に向き合う営業職に挑戦したい」と整理できます。

自分の経験と応募する仕事をつなげることで、その職種を選ぶ理由が伝わりやすくなります。

仕事内容を現実的に理解しているか

未経験転職では、イメージだけで応募していないかも確認されることがあります。

Webマーケティングなら、企画を考えることに加え、数値を確認して仮説を立て、施策を実行し、結果を振り返る仕事があります。

人材業界なら、人の支援に加えて、求人企業への提案や候補者との調整、目標管理が発生する場合があります。

応募前には、次の情報を確認しましょう。

  • 求人票に書かれた具体的な仕事内容

  • 企業サイトや採用ページの事業説明

  • 社員インタビューに書かれた一日の仕事

  • 入社後に担当する業務や研修の内容

特に確認したいのは、「自分が入社したら、どのような業務を担当する可能性があるか」です。

魅力を感じる部分だけでなく、地道な作業や難しい場面も理解しておくと、志望動機を具体的にできます。

入社後に活かせる経験があるか

未経験でも、前職で積み重ねた経験がすべてゼロになるわけではありません。

接客経験がある人なら、お客様の要望を整理する力、相手に合わせて説明を変える力、落ち着いて対応する力を培っていることがあります。

事務経験なら、正確に処理する力、期限を管理する力、関係者と調整する力が活かせる場面があります。

ただし、「接客をしていたので営業はできます」と、別職種の実務経験があるように見せる必要はありません。

「接客で培ったヒアリングと提案の経験を、営業職でもお客様の状況を理解する場面で活かしたい」と、共通する行動に絞って伝えましょう。

新しく学ぶ必要があることと、すでに経験していることを分けて説明するのが自然です。

志望動機を作る前に整理したい4つの材料

書き始める前に材料を集めると、ありきたりな文章になりにくくなります。

最初からきれいな文章にしようとせず、具体的な経験を思い出すことを優先してください。

1.これまで担当した仕事と、印象に残った場面

まずは、前職・現職で担当した業務を書き出します。目立つ実績がなくても構いません。

  • どんなお客様や社内の人と関わったか

  • どんな依頼・問題に対応したか

  • 何を工夫したか

  • どんなときに達成感、悔しさ、興味を感じたか

たとえば「店舗で接客をしていた」だけで終わらせず、印象に残った場面まで振り返ります。

「用途が決まっていないお客様に質問をして、比較しやすい形で提案したときに感謝された」という経験なら、自分が何に手応えを感じたのかが見えてきます。

こうした経験が、提案営業やカスタマーサクセス、採用支援などに関心を持った理由の材料になることがあります。

2.未経験の仕事に興味を持ったきっかけ

次に、なぜその職種が気になったのかを掘り下げます。きっかけは大きな出来事でなくて構いません。

「前職で採用担当者とやりとりし、採用の仕事に関心を持った」

「売上数字を見ながら売り場を変える経験から、数字をもとに改善する仕事に興味を持った」

このように、過去の経験とつながるきっかけを探します。

SNSで見て憧れた、将来性がありそうだと感じた、というきっかけでも問題ありません。ただし、その段階で止めず、実際の仕事内容を調べることが必要です。

自分が面白いと感じる業務と、簡単ではないと考える点の両方を確認しましょう。

3.その仕事で求められることと、自分との接点

求人票の「求める人物像」「仕事内容」「入社後に任せる業務」を読み、自分の経験との接点を探します。

ここで見るべきなのは、資格や専門スキルだけではありません。

営業職なら、相手の話を聞く、提案を組み立てる、数字を追う、社内外と調整するなど、日々の仕事で求められる行動にも注目します。

そのうえで、自分の経験から共通する行動を探しましょう。

「前職でお客様ごとに説明方法を変えていた」

「納期が重なるなかで優先順位を整理していた」

こうした事実を、応募先のどの業務で活かせそうかまで考えます。無理にすべてを結びつけず、関連性の高い経験を選ぶことが大切です。

4.なぜその会社なのか

職種への志望だけでは、「同業他社でもよいのでは」と受け取られることがあります。

応募先の事業内容、顧客、扱うサービス、育成環境、任せてもらえる仕事などを確認し、その会社を選ぶ理由を一つか二つに絞りましょう。

企業サイトの言葉を、そのまま並べることは避けてください。「理念に共感しました」だけでは、自分との接点が伝わりません。

たとえば、採用情報で若手にも顧客への提案を任せる方針を確認できたなら、次のように整理できます。

「接客で培ったヒアリング力を土台に、顧客への提案を経験しながら提案の質を高めたいと考えています」

会社の特徴と、自分が実現したいことを結びつけると、その会社を選ぶ理由が具体的になります。

未経験職種の志望動機を組み立てる4ステップ

材料がそろったら、次の順番で組み立てます。

一度にすべてを説明しようとせず、一つずつつなげると、志望する理由が伝わりやすくなります。

ステップ1.最初に結論を一文で置く

冒頭では、応募する職種と理由の要点を短く伝えます。

たとえば、「お客様の課題を聞き、提案によって役に立てる仕事により深く関わりたいと考え、法人営業職を志望しています」といった形です。

この一文だけで完璧に説明しようとせず、次の経験につながる入口として考えましょう。

「興味があるためです」で終わらせず、仕事のどの部分に関心を持っているのかを示すことがポイントです。

ステップ2.前職の具体的な経験を置く

次に、興味を持つきっかけになった経験を一つ選びます。

経験を多く詰め込むより、状況・自分の行動・感じたことが伝わる場面を選ぶ方が、理由を理解してもらいやすくなります。

たとえば、次のように整理します。

「お客様の希望を聞いたうえで商品を比較しやすく説明し、購入後に『選びやすかった』と言っていただいた経験があります。その経験から、相手の状況に合わせて提案を考えることにやりがいを感じました」

何を担当したかだけでなく、どう取り組み、何に手応えを感じたかまで伝えましょう。

ステップ3.未経験の仕事をどう理解しているかを示す

次に、応募職種の実態を理解していることを伝えます。

営業職なら、「新規のお客様への提案や、目標達成に向けた行動も必要になると理解しています」と説明する場合があります。

人材業界なら、「求職者の希望を聞くだけでなく、企業への提案や選考調整にも責任を持つ仕事だと理解しています」といった内容です。

ただし、どの会社でも業務が同じとは限りません。応募先の求人票や採用情報に合った内容にしてください。

大変そうな面を無理に強調する必要はありませんが、実務を調べたことが伝わる説明を心がけましょう。

ステップ4.応募先でどう活かし、どう成長したいかを伝える

最後に、これまでの経験をどう活かしたいかと、応募先を選んだ理由をつなげます。

たとえば、「前職で培ったヒアリングと説明の工夫を活かしながら、貴社の〇〇サービスを通じて、お客様の課題解決に貢献したい」とまとめます。

「〇〇サービス」の部分は、サービス名に置き換えるだけでは不十分です。どんな顧客の、どのような課題に関わりたいのかまで考えましょう。

成長したい気持ちを入れる場合も、何を学び、どんな役割を担えるようになりたいかを具体的にします。

例文は構造を参考にし、自分の経験へ置き換える

ここでは、販売職から法人営業職へ応募する人を想定した例文で、構造を確認します。

自分の経験と応募先の情報に置き換えるための見本として読んでください。

販売職から法人営業職へ応募する場合の例文

接客でお客様の希望を伺い、用途に合わせて商品を提案するなかで、相手の状況を理解したうえで選択肢を示すことにやりがいを感じてきました。

より幅広い課題に対して提案力を磨きたいと考え、法人営業職を志望しています。

応募している営業職は、お客様ごとに異なる課題を把握し、社内と連携しながら提案を進める仕事だと理解しています。

前職で培ったヒアリング力と、相手に合わせて説明を工夫する姿勢を活かし、貴社の〇〇サービスを通じてお客様の課題解決に貢献したいと考えています。

例文から確認したいポイント

この例文の材料は、次の4つです。

  • 前職で実際に行った接客・提案

  • そこから感じた手応え

  • 営業職の仕事への理解

  • 応募先のサービスで果たしたい役割

このままでは、応募先を選ぶ理由はまだ十分ではありません。

仕上げる際は、応募先の顧客やサービスの特徴を確認し、「なぜそのサービスに関わりたいのか」を自分の理由で補います。

自分の経験に置き換えるときも、「接客」「営業」「課題解決」といった言葉だけを入れ替えないでください。

誰と関わったか、何を工夫したか、なぜその会社の仕事なのかを、自分の事実で書き直すことが大切です。経験していない行動や、お客様から言われていない言葉を作る必要はありません。

強みを言葉にしにくいときは、20代の自己PRの作り方|強みがわからない人でも使える例文つきも参考にしてください。

経験から共通する行動を探すと、志望動機の材料も見つけやすくなります。

未経験転職で避けたい志望動機の伝え方

「成長したい」だけで終わる

成長意欲を伝えること自体は問題ありません。

ただし、何を身につけたいのか、なぜその仕事で身につけたいのかがないと、応募先でなくても成立する志望動機になります。

「提案力を伸ばしたい」「数字をもとに改善する力を身につけたい」のように、伸ばしたい力を具体的にしましょう。

さらに、その力を身につけて、仕事で何を担いたいのかまで考えると、入社後の意欲が伝わりやすくなります。

条件だけを応募理由の中心にする

年収、休日、残業などを重視して転職先を選ぶことは、働き続けるために大切です。

ただし、志望動機では、条件を希望する背景に加えて、仕事内容や会社を選ぶ理由も伝える必要があります。

「土日休みがよいから」だけでは、仕事への納得感が伝わりにくくなります。

希望する働き方と、取り組みたい仕事内容を分けて整理すると、無理に本音を隠さずに説明しやすくなります。

企業サイトの言葉を並べるだけ

「社会に貢献している」「理念に共感した」と書いても、具体的な接点がなければ、自分が応募する理由は伝わりません。

企業の特徴を一つ選び、自分の経験や今後やりたいことと結びつけます。

志望動機では、「自分はこの環境でどんな仕事に向き合いたいのか」を伝えることが大切です。

企業サイトの説明を読んだあとに、「自分はなぜその点に魅力を感じたのか」と問い直してみましょう。

転職理由と矛盾させる

現職の評価制度に不満があるのに、志望先の制度を確認していない。

残業を減らしたいのに、繁忙期の働き方を確認していない。

このようなズレがあると、企業選びが十分にできていないと受け取られることがあります。

退職理由は「なぜ今の環境を変えたいのか」、志望動機は「なぜ次にこの仕事・会社を選ぶのか」です。

「未経験歓迎」という言葉だけで判断せず、実際の仕事内容や教育体制、働き方が自分の希望に合っているかを確認しましょう。

応募先を選ぶ際の注意点は、未経験転職で20代が選んではいけない求人の特徴もあわせて参考にしてください。

未経験の志望動機を一人で整理しにくいときは

未経験職種を考えるときは、「本当にこの仕事に向いているのか」「今の経験でどこまで狙えるのか」と迷うこともあるでしょう。

志望動機を整える前に、希望する職種の実態や、これまでの経験との接点を確認することが大切です。

キャリアのトビラでは、20代・第二新卒の方が、今後どんな経験を積みたいのかから職種や求人を一緒に整理します。

仕事の実態、現在の経験で活かせる点、別の選択肢も踏まえて考える支援を行っています。

「応募する理由がうまくまとまらない」「自分の経験をどう伝えればよいかわからない」という場合も、まずは現在の状況を整理するところから始められます。

未経験職種への応募や志望動機に迷っている方は、キャリアのトビラの支援内容を確認し、面談を予約するからご相談ください。

まとめ

未経験職種の志望動機では、前職の経験から興味を持った理由、応募職種への理解、活かせる経験、応募先を選ぶ理由をつなげることが大切です。

書き始める前に、自分が前職でどんな場面に手応えを感じたのかを振り返ってみましょう。

そのうえで仕事内容や求人を確認すれば、自分の経験に根ざした志望動機を作りやすくなります。

調べても仕事との接点が見つからない場合は、応募先や職種の選び方を見直すことも選択肢です。自分が納得して働ける仕事かどうかを確かめながら進めてください。

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