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営業求人の選び方|20代が仕事内容・目標・評価制度で確認すべきこと

営業求人の選び方|20代が仕事内容・目標・評価制度で確認すべきこと

2026年10月09日 15:40

営業の求人を探しているものの、「法人営業と個人営業は何が違うのか」「ルート営業なら新規開拓はないのか」と迷っていませんか。

営業職は求人数が多く、未経験から応募できる求人もあります。

一方で、同じ「営業」という職種名でも、顧客、商材、営業方法、目標、評価制度によって毎日の仕事は大きく異なります。

法人向けの既存営業だと思って入社したものの、新規顧客への電話が中心だったということも起こり得ます。

反響営業と書かれていても、問い合わせ件数が十分にあるとは限りません。ルート営業でも、納品だけではなく追加提案や担当エリアの新規開拓を行う場合があります。

営業求人を選ぶときは、法人か個人か、新規か既存かという分類だけでなく、顧客と出会うところから契約後まで、どこを担当するのかを確認することが大切です。

この記事では、営業職の種類、20代が活かせる経験、求人票で確認すべきポイント、面接での質問例を解説します。

30秒でわかるこの記事の結論

営業求人は、「法人営業」「ルート営業」「未経験歓迎」といった職種名だけでは選べません。

少なくとも、次の点を確認してください。

  • 誰に提案するのか

  • 何を提案するのか

  • 新規顧客と既存顧客の割合

  • 見込み客を誰がどのように集めるのか

  • 商談、契約、納品、契約後支援のどこまで担当するのか

  • 個人目標とチーム目標の内容

  • 固定給とインセンティブの関係

  • 入社後に商品知識や営業方法をどう学ぶのか

営業職は、話が上手な人だけが活躍する仕事ではありません。

相手の状況を聞く、必要な情報を整理する、提案を準備する、社内と調整する、目標から行動を考える力も必要です。

入社時の条件だけでなく、その求人でどのような顧客と向き合い、数年後にどの営業経験が残るかまで確認しましょう。

営業職はどのような仕事?

営業職は、顧客の課題や希望を聞き、自社の商品・サービスを提案し、売上や利益につなげる仕事です。

契約を取ることだけが仕事ではありません。

顧客を探す、商談の準備をする、要望を聞く、提案書や見積書を作る、社内の関係者と調整する、契約後に利用状況を確認するなど、複数の業務があります。

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tagの営業の仕事」でも、営業は対象顧客や営業方法など複数の切り口で分けられています。

求人を見るときは、自分が営業活動のどこを担当するのかを確認しましょう。

顧客や見込み客を探す

新しい顧客へ電話やメールを送ったり、訪問したりして商談の機会を作ります。

会社のWebサイトへ問い合わせた人、広告を見た人、展示会へ来場した人、既存顧客から紹介された人へ連絡する場合もあります。

顧客候補のリストを会社が用意するのか、自分で探すのかによって難易度が変わります。

顧客の状況を聞く

顧客が抱えている問題、現在使っている商品、予算、導入時期、意思決定の方法などを確認します。

一方的に商品を説明するのではなく、相手に必要な提案を考えるための情報を集めます。

法人営業では、担当者だけでなく、上司、経営者、利用部門など複数の人が判断に関わる場合があります。

商品やサービスを提案する

顧客の状況に合わせて、商品・サービスの使い方や導入効果を説明します。

提案資料、見積書、試算、デモンストレーションなどを準備することもあります。

自分だけで提案する求人もあれば、技術担当や上司と一緒に商談する求人もあります。

契約や納品を進める

提案内容に合意した後、契約条件、価格、納期などを調整します。

契約書や申込書を作成し、社内の法務、経理、事務などと連携する場合もあります。

商品によっては在庫や配送、工事の日程まで調整します。

契約後の顧客を支援する

商品を販売して終わるのではなく、利用状況を確認し、追加提案や契約更新を行う営業もあります。

問い合わせ対応や導入支援を営業が担当する会社もあれば、カスタマーサクセスやサポートへ引き継ぐ会社もあります。

契約後まで担当する場合は、顧客との関係を長く築ける一方、担当業務が増える可能性もあります。

営業求人の種類を4つの軸で整理する

営業職の種類は、一つの名称だけで分けられるものではありません。

「顧客」「開拓方法」「商材」「役割」の組み合わせで考えると、仕事内容を理解しやすくなります。

法人営業と個人営業

法人営業は、企業や団体へ商品・サービスを提案します。

会社の予算を使うため、複数人による検討や社内承認が必要になり、契約まで時間がかかることがあります。

個人営業は、一般の消費者へ住宅、保険、自動車、通信サービスなどを提案します。

顧客本人や家族が判断することが多く、平日夜や土日に商談する求人もあります。

法人営業なら土日休み、個人営業なら平日休みと一律に決めつけず、顧客の営業時間と会社の勤務形態を確認してください。

新規営業と既存営業

新規営業は、まだ取引のない顧客との接点を作り、商談や契約へ進める仕事です。

電話、メール、訪問のほか、紹介、広告、展示会、SNSなどを使う場合があります。

既存営業は、すでに取引している顧客を担当し、契約更新、追加提案、利用状況の確認などを行います。

既存営業やルート営業でも、新規開拓がまったくないとは限りません。

「新規と既存の割合」「新規顧客への具体的な連絡方法」を確認しましょう。

有形商材と無形商材

有形商材は、機械、食品、自動車、住宅など形のある商品です。

顧客が商品を確認しやすい一方、性能、価格、納期、在庫などを正確に説明する必要があります。

無形商材は、IT、人材、広告、保険、コンサルティングなど、形のないサービスです。

利用後の効果が見えにくいため、顧客の課題を聞き、導入後の状態を具体的に説明する力が求められます。

有形と無形のどちらが優れているわけではありません。興味を持って商品知識を学べるかを考えましょう。

インサイドセールスとフィールドセールス

インサイドセールスは、電話、メール、オンライン会議などを使い、社内から営業活動を行います。

見込み客の状況を確認して商談を作り、フィールドセールスへ引き継ぐ会社もあります。

フィールドセールスは、対面またはオンラインで具体的な提案を行い、契約へ進める役割です。

会社によって役割の定義が異なるため、「内勤か外勤か」だけでなく、目標と担当範囲を確認してください。

20代未経験でも営業求人へ応募できる?

営業職には、職種未経験から応募できる求人があります。

ただし、未経験歓迎が、誰でも簡単に成果を出せるという意味ではありません。

顧客対応、目標管理、商品知識の習得など、これまでの経験との接点を整理しましょう。

接客・販売経験を活かせる場合がある

接客や販売では、顧客の希望を聞く、違いを説明する、商品を提案する、売上目標を追うといった経験があります。

これらは営業でも活かせる可能性があります。

ただし、店舗での販売経験があることと、法人営業や新規営業の実務経験があることは別です。

共通する行動と、新たに学ぶ必要がある仕事を分けて伝えます。

事務・調整経験を活かせる場合がある

営業事務や一般事務で、見積書の作成、納期調整、顧客情報の管理、複数部署との連携を経験している人もいます。

営業では、顧客と話す力だけでなく、正確な処理や進捗管理も必要です。

自分が担当した範囲と、営業担当者をどのように支えたかを具体化しましょう。

未経験者ほど研修後の動きを確認する

「研修充実」と書かれていても、商品知識の動画を見るだけの場合があります。

営業未経験者は、次の内容を確認してください。

  • 商品・業界知識の研修

  • 電話や商談の練習

  • 先輩の商談への同行

  • 一人で担当を持つ時期

  • 上司との振り返り頻度

  • 成果が出ない場合の支援

研修期間の長さだけでなく、実際に顧客を担当し始めた後も相談できるかが重要です。

普通自動車免許が必要な求人もある

顧客先を訪問する営業では、社用車を使う場合があります。

応募条件に普通自動車免許が書かれているか、運転頻度、走行距離、担当エリアを確認しましょう。

免許があっても運転に慣れていない場合は、入社後に練習すればよいと決めつけず、企業へ相談してください。

営業求人で確認すべき8つのポイント

営業求人は、年収や「未経験歓迎」だけで比較しないようにします。

毎日の行動と評価の仕組みを確認しましょう。

1.顧客は誰か

法人か個人かだけでなく、企業規模、業界、担当者の役職を確認します。

中小企業の経営者へ提案する仕事と、大企業の各部門へ提案する仕事では、商談期間や必要な知識が異なります。

個人営業では、顧客の年齢層、来店型か訪問型か、家族も商談に参加するかなどを確認します。

2.何を提案するのか

商品・サービスの内容、価格、契約期間、競合との違いを調べます。

自分が納得して提案できるか、商品知識を学び続けられるかを考えましょう。

知名度のある商品でも、営業担当者が価格以外の価値を説明する必要があります。

3.新規と既存の割合

「既存顧客中心」「ルート営業」という表現だけで判断しません。

新規と既存の割合、入社直後にどちらを担当するか、新規顧客への接点を作る方法を確認します。

既存顧客への提案でも、契約更新や追加受注の目標が設定される場合があります。

4.見込み客をどのように集めるか

電話や訪問を自分で行うのか、広告からの問い合わせへ対応するのか、紹介を受けるのかを確認します。

反響営業の場合も、担当者一人あたりの問い合わせ件数、担当の割り振り、問い合わせ後の連絡方法を聞きましょう。

問い合わせが少ないときに、新規開拓を行う可能性もあります。

5.どこまで担当するのか

商談だけを担当するのか、契約書、納品、導入支援、問い合わせ、請求、入金確認まで担当するのかを見ます。

担当範囲が広ければ顧客を深く理解できる一方、事務作業や調整も増えます。

契約後に別部署へ引き継ぐ場合は、誰が顧客との関係を持ち続けるのかを確認してください。

6.目標は何か

売上だけでなく、利益、契約件数、商談数、電話件数、継続率などが目標になる場合があります。

個人目標とチーム目標の割合、目標の決め方、入社直後の目標も確認しましょう。

「ノルマなし」と書かれていても、評価に使う目標がまったくないとは限りません。

7.給与と評価はどう決まるか

基本給、固定残業代、賞与、インセンティブを分けて確認します。

求人に示された年収例が、全員に当てはまるとは限りません。

インセンティブの対象、計算方法、支給時期、取り消し条件、実際に受け取っている人の割合を確認してください。

成果だけでなく、商談準備、顧客対応、チームへの貢献なども評価されるかを聞きましょう。

8.成果が出ないときの支援

営業では、常に目標を達成できるとは限りません。

未達成時に、上司が商談内容を振り返るのか、同行や再研修があるのか、すぐに給与や配属へ影響するのかを確認します。

高い成果を出した人の話だけでなく、平均的な社員が仕事を覚える過程を聞くことが大切です。

求人票全体の読み方は、「20代が転職で見るべき求人票のポイント|危ない求人の見分け方」もあわせて参考にしてください。

営業求人の面接で確認したい質問例

求人票で分からない内容は、面接で具体的に確認します。

質問をするときは、厳しい会社かどうかを問い詰めるのではなく、仕事を理解するために聞きましょう。

営業方法を確認する質問

「新規顧客と既存顧客への対応は、どの程度の割合でしょうか」

「新規顧客との商談は、どのような方法で作ることが多いでしょうか」

「営業担当者一人あたり、何社ほどを担当していますか」

職種名だけでは分からない、日常の営業活動を確認できます。

目標と評価を確認する質問

「この職種では、売上以外にどのような項目が評価されますか」

「入社後、最初の半年はどのような目標を設定しますか」

「目標は個人とチームでどのように分かれていますか」

目標の数字だけでなく、決め方と評価への影響を聞きましょう。

教育体制を確認する質問

「未経験で入社した方が、一人で商談を担当するまでの流れを教えてください」

「商談後の振り返りは、どなたとどの程度の頻度で行いますか」

「商品知識は、どのような方法で学ぶことができますか」

研修の名称ではなく、実際に仕事を覚える過程を確認します。

働き方を確認する質問

「通常期と繁忙期で、訪問件数や退勤時間はどのように変わりますか」

「顧客対応で休日に連絡が発生する場合、どのように対応していますか」

「外出、商談準備、事務処理には、それぞれどの程度の時間を使いますか」

平均残業時間だけではなく、業務の流れと負担が増える理由を確認しましょう。

営業求人を選ぶときに避けたい判断

魅力的な言葉だけで入社先を決めると、仕事内容との違いが生じる可能性があります。

「ルート営業なら新規開拓がない」と考える

ルート営業は既存顧客への訪問が中心であることが多いものの、新商品の提案や担当エリアの新規開拓を含む場合があります。

納品が中心なのか、売上目標を持って追加提案するのかも会社によって異なります。

名称ではなく、新規と既存の割合を確認してください。

「反響営業なら契約しやすい」と考える

問い合わせをした人が、すぐに購入するとは限りません。

複数社を比較している顧客へ違いを説明し、継続して連絡する必要がある場合もあります。

問い合わせ件数、契約率、担当の割り振りを確認しましょう。

年収例だけで選ぶ

高い年収例には、上位の成果を出した人や管理職が含まれている場合があります。

入社時の基本給、固定残業代、賞与の算定方法、インセンティブを受け取る条件を分けて見ます。

成果が出なかった場合も無理なく生活できる給与設計かを考えてください。

商材への関心を確認しない

営業は、顧客へ説明できるよう商品や業界を学び続ける必要があります。

条件だけで選び、商材に関心を持てないと、提案準備や知識の更新を続けにくくなります。

実際に顧客がどのような場面で使い、何を改善できる商品なのかを調べましょう。

「コミュニケーション力」だけで応募する

人と話すことが得意でも、営業では目標管理、提案準備、断られた後の振り返り、社内調整が必要です。

自分の経験から、相手の希望を聞いたこと、提案を工夫したこと、数字を管理したことを具体化します。

今ある経験を営業の仕事へどうつなげるか迷う方は、

「転職したいけどスキルがない20代へ|今ある経験を強みに変える方法」も参考にしてください。

営業求人を一人で選びにくい方へ

営業求人は数が多く、「法人営業」「ルート営業」「反響営業」といった名称だけでは実際の仕事を判断しにくいものです。

同じ商材でも、新規開拓が中心の会社と、既存顧客への追加提案が中心の会社では、身につく経験が異なります。

営業職へ転職したいものの、どの営業方法が自分に合うのか、現在の経験をどう活かせるのか分からない20代・第二新卒の方は、「キャリアのトビラ」へご相談ください。

キャリアのトビラは、20代・第二新卒の転職に特化した転職エージェントです。

「営業なら未経験でも入りやすい」という理由だけで勧めるのではなく、これまでの顧客対応、目標管理、調整、提案などの経験を整理します。

そのうえで、法人・個人、新規・既存、有形・無形など、どの営業が現在の経験や希望に合うかを一緒に考えましょう。

まとめ

営業職は、自社の商品・サービスを顧客へ提案し、売上や利益につなげる仕事です。

同じ営業職でも、法人か個人か、新規か既存か、有形か無形か、どの営業工程を担当するかによって仕事内容が異なります。

営業求人では、顧客、商材、新規と既存の割合、見込み客の集め方、契約後の担当範囲、目標、給与、教育体制を確認しましょう。

未経験から応募できる求人はありますが、誰でも簡単に成果を出せるという意味ではありません。

接客、販売、事務などで身につけた聞き取り、提案、目標管理、正確な処理、社内調整を活かせる可能性があります。

ただし、似た行動を経験したことと、営業の実務経験があることは分けて伝えてください。

年収例や職種名だけで選ばず、毎日どのように顧客と接し、数年後にどの営業経験が残るかまで考えることが大切です。

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