キャリアのトビラ

コールセンターの正社員になるには?20代が仕事内容・求人条件・将来性を確認する方法

コールセンターの正社員になるには?20代が仕事内容・求人条件・将来性を確認する方法

2026年10月09日 15:44

「コールセンターで正社員として働きたいけれど、どの求人を選べばよいのだろう」

「未経験でも応募できるのか、電話対応を続けた先のキャリアも知りたい」

コールセンターの正社員求人を探している20代には、このような疑問があるでしょう。

コールセンターには、問い合わせを受ける仕事、顧客へ電話をかける仕事、チャットやメールにも対応する仕事などがあります。

さらに、同じ正社員でも、電話対応を中心に担当する求人と、将来のSV・管理者候補として採用する求人では、求められる役割が異なります。

この記事では、コールセンターの仕事内容、正社員とほかの雇用形態の違い、未経験者が活かせる経験、求人票で確認したい条件、将来のキャリアを解説します。

30秒でわかるこの記事の結論

  • コールセンターには、受電中心のインバウンドと発信中心のアウトバウンドがある

  • 正社員でも電話対応だけとは限らず、教育、数値管理、業務改善を担当する求人がある

  • 未経験可の求人はあるが、話す力だけでなく、聞き取り、入力、感情の切り替えが必要

  • 求人では、問い合わせ内容、目標、クレーム対応、シフト、研修、エスカレーション先を確認する

  • 自社運営か受託運営か、配属先や担当業務が変わる可能性も見る

  • 30代までにSV、品質管理、研修、業務改善などへ経験を広げられるか考える

「電話対応が得意そう」「未経験歓迎だから入りやすそう」だけで決めず、一日の対応内容と評価方法まで確認しましょう。

コールセンターは電話やチャットで顧客対応を行う仕事

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tagのコールセンターオペレーター」では、コールセンターの仕事を、電話などを通じて顧客へ対応する仕事と説明しています。

顧客と話すだけではなく、必要事項を聞き取り、本人確認を行い、対応内容をシステムへ入力します。

問い合わせを一度で解決できない場合は、責任者や別部署へ引き継ぐこともあります。

インバウンドは顧客からの連絡を受ける

インバウンドは、顧客からかかってきた電話へ対応する仕事です。

主な業務には、次のようなものがあります。

  • 商品の注文や予約の受付

  • サービス内容や料金に関する問い合わせ

  • 操作方法の案内

  • 契約内容の変更や解約受付

  • 故障やトラブルの一次受付

  • 苦情や意見への対応

受電業務だから、営業的な提案が一切ないとは限りません。

問い合わせを受けた後に、追加サービスや別の商品を案内する求人もあります。求人票では、案内だけなのか、販売や継続利用の提案まで含むのかを確認してください。

アウトバウンドは顧客へ電話をかける

アウトバウンドは、企業側から顧客や見込み客へ電話をかける仕事です。

主な業務には、次のようなものがあります。

  • 商品やサービスの案内

  • 商談のアポイント獲得

  • 契約更新や継続利用の案内

  • アンケート調査

  • 支払いや手続きに関する連絡

  • 既存顧客への状況確認

発信件数、接続率、アポイント数、成約数などの目標を設ける職場があります。

「ノルマなし」と書かれていても、行動目標やチーム目標がないとは限りません。

チャット・メールを併用するセンターもある

問い合わせ窓口によっては、電話だけでなく、チャット、メール、問い合わせフォームにも対応します。

文章で正確に説明する力や、複数の問い合わせを同時に管理する力が必要です。

電話とチャットの割合、担当を固定するのか、日によって切り替えるのかを確認しましょう。

応対後の記録も重要な仕事

電話が終わった後は、問い合わせ内容、案内したこと、次に必要な対応などをシステムへ記録します。

記録が不十分だと、次に対応する担当者が状況を把握できません。

顧客と話しながら情報を検索し、要点を入力するため、基本的なPC操作と情報整理が必要です。

コールセンター正社員の主な役割

正社員求人だから、必ず管理者として採用されるわけではありません。

オペレーターから始める求人と、SV候補やセンター運営担当として採用する求人を分けて見ましょう。

オペレーターとして顧客対応を担当する

入社後は研修を受け、オペレーターとして電話やチャットへ対応する求人があります。

商品知識、システム操作、話し方、本人確認、禁止事項などを学び、ロールプレイングを経て実際の対応へ進みます。

正社員でも、最初から難しい問い合わせを一人で解決するとは限りません。

どの段階で独り立ちし、困ったときに誰へ相談できるのかを確認してください。

難しい問い合わせやクレームを引き継ぐ

経験を積むと、新人では対応しにくい問い合わせや、責任者との会話を希望する顧客へ対応する場合があります。

ただ謝るのではなく、事実を確認し、会社として案内できる範囲を説明し、必要に応じて別部署へ連携します。

正社員がどの段階から二次対応を担当するのか、法務・技術部門などへの引き継ぎ基準があるかを確認しましょう。

新人教育や応対品質の確認を行う

正社員には、新人の研修、応対内容の確認、フィードバックを任せる職場もあります。

録音された通話を確認し、言葉遣い、説明の正確さ、本人確認、対応手順などを評価します。

自分が電話対応をできるだけでなく、ほかの人へ手順を説明し、改善点を伝える力が必要です。

SVとしてチームを管理する

SVはスーパーバイザーの略で、オペレーターを支援しながらチームを運営する役割です。

職場によって、次のような仕事を担当します。

  • オペレーターからの質問対応

  • シフトや配置の調整

  • 応対件数や品質の確認

  • クレームの二次対応

  • 研修や面談

  • 業務マニュアルの更新

  • 顧客企業や社内への報告

「SV候補」と書かれている場合は、昇格までの目安、必要な評価、SVになった後の給与を確認しましょう。

自社コールセンターと受託コールセンターの違い

コールセンターの運営主体も、求人選びで重要です。

勤務先企業の商品だけを扱う場合と、別企業から委託された窓口を運営する場合があります。

自社の商品・サービスを扱うセンター

メーカー、通信、金融、通販、ITサービスなどの企業が、自社の顧客窓口を運営します。

顧客の声を商品改善や社内の業務改善へつなげやすい一方、商品や契約に関する深い知識を求められることがあります。

将来的に、カスタマーサポート、品質管理、商品企画などへ異動できるかも確認したい点です。

別企業から業務を受託するセンター

コールセンター運営会社が、顧客企業から問い合わせ対応などを受託します。

雇用主と、対応する商品・サービスを提供する会社が異なる形です。

一つの業務を長く担当する場合もあれば、契約終了や組織変更により別の窓口へ異動する場合もあります。

求人票では、雇用主、就業場所、配属業務、配属変更の範囲を確認してください。

客先常駐で働く求人

運営会社の正社員として採用され、顧客企業の施設内で働く求人もあります。

勤務時間、服装、セキュリティ、休憩、在宅勤務などが、配属先のルールに影響されることがあります。

採用企業の制度だけでなく、実際に働くセンターの運用を確認しましょう。

未経験の20代でも正社員を目指せるのか

コールセンターには、業界や職種の経験を問わない正社員求人もあります。

ただし、未経験歓迎は、誰でも準備なしでできるという意味ではありません。

接客・販売経験を活かせる

接客や販売の経験がある人は、顧客の話を聞き、状況に応じて案内した経験を整理できます。

例えば、次のような経験です。

  • 顧客の希望を質問して整理した

  • 商品や料金の違いを説明した

  • 不満を持つ顧客へ落ち着いて対応した

  • 判断できない内容を責任者へ引き継いだ

  • 顧客情報を記録した

対面接客の経験が、そのまま電話対応の実務経験になるわけではありません。

表情が見えない相手へ、声と言葉だけで分かりやすく説明する必要がある点を理解しましょう。

営業経験は発信業務で活かしやすい

営業経験者は、相手のニーズを聞き、提案し、次の行動へつなげた経験を活かせる場合があります。

アウトバウンド業務では、断られた後に気持ちを切り替え、次の電話へ進む力も必要です。

売上だけでなく、会話の改善、行動量の管理、顧客情報の記録などを伝えましょう。

事務経験は入力と正確さに接点がある

コールセンターでは、顧客と話しながらシステムを操作し、対応内容を記録します。

データ入力、複数画面の操作、書類確認、個人情報の取り扱いなどの事務経験が活かせます。

ただし、入力が速いだけでなく、相手の話を聞きながら正確に処理できることが重要です。

PC操作と学習姿勢が必要

商品やサービスの情報を検索し、対応履歴を入力するため、基本的なタイピングとPC操作が必要です。

研修後も、商品変更、キャンペーン、システム更新などを学び続けます。

応募時点で高度な操作が必要とは限りませんが、求人に記載された入力速度やPCスキルの条件を確認してください。

コールセンター求人で確認すべき仕事内容

「電話対応」とだけ書かれた求人では、実際の負担や必要なスキルを判断できません。

次の項目を具体的に確認しましょう。

何について問い合わせを受けるのか

注文受付と、通信サービスの技術的な問い合わせでは、覚える内容や対応時間が異なります。

商品、顧客層、よくある問い合わせ、難しい問い合わせの例を確認します。

医療、金融、行政など、正確な本人確認や専門知識が必要な窓口もあります。

一日の対応件数と平均対応時間

短い受付を数多く処理するセンターと、一件の相談に時間をかけるセンターがあります。

一日の件数だけで忙しさを決めず、通話時間、応対後の入力時間、待機時間を確認してください。

件数が少なくても、内容が複雑で精神的な負担が大きい場合があります。

クレーム対応の範囲

問い合わせ窓口では、不満や苦情を受ける可能性があります。

すべてのクレームをオペレーターが最後まで担当するのか、一定の条件でSVへ引き継げるのかを確認しましょう。

暴言や長時間通話への対応方針、通話を終了できる基準、対応後のフォローも重要です。

営業案内や解約阻止が含まれるか

受電中心でも、追加商品の案内、継続利用の提案、解約理由の確認を担当する場合があります。

「カスタマーサポート」「問い合わせ受付」という求人名だけで、営業要素がないとは判断できません。

案内する商品、目標、評価への影響を確認してください。

目標や評価指標を確認する

コールセンターでは、仕事の状況を数値で管理することがあります。

数値があること自体を問題と考えるのではなく、何を測り、どのように改善へ使うのかを確認しましょう。

応対件数と処理時間

一時間あたりの対応件数や、平均通話時間などを見る職場があります。

短ければ必ず高評価になるとは限りません。説明を省略して再問い合わせが増えれば、顧客満足を下げる可能性があります。

処理速度と応対品質をどのように評価するかを聞きましょう。

応対品質と顧客満足

録音内容の評価、アンケート、一次解決率などを使うことがあります。

言葉遣いだけでなく、本人確認、案内の正確さ、必要事項の聞き取りも対象になります。

評価結果が本人へどのように共有され、改善を支援する研修があるかを確認してください。

発信件数・アポイント・成約

アウトバウンドでは、発信数、接続数、アポイント数、成約数などを管理する場合があります。

個人目標とチーム目標のどちらがあるか、未達時にどのような指導が行われるかを確認します。

成果給がある場合は、支給条件と平均的な支給額も見ましょう。

勤務時間・休日・職場環境の確認ポイント

コールセンターは、企業やサービスによって受付時間が異なります。

平日日中だけのセンターもあれば、土日祝日、夜間、24時間対応のセンターもあります。

シフトの時間帯

早番・遅番・夜勤の有無を確認します。

「実働8時間」と書かれていても、出勤できる時間帯の幅が広い求人があります。

シフト例、固定勤務の可否、深夜勤務の回数を確認してください。

希望休と連休

土日祝日に問い合わせが増えるサービスでは、カレンダーどおりに休めない可能性があります。

希望休を申請できる日数、連休の取得、年末年始や大型連休の勤務を確認します。

制度として希望休があっても、必ず希望どおりになるとは限りません。

休憩と離席のルール

電話が鳴り続ける職場では、休憩や短時間の離席をどのように取るかが重要です。

昼休憩だけでなく、小休憩、トイレ休憩、通話が長引いた場合の調整方法を確認しましょう。

勤務時間の大半を電話対応に使うのか、研修や事務処理の時間が別にあるのかも判断材料です。

在宅勤務の条件

在宅コールセンターの求人もありますが、入社直後から在宅とは限りません。

研修期間は出社、一定の応対品質に達した後に在宅へ移行するなど、条件が設けられる場合があります。

自宅の通信環境、個室、貸与機器、トラブル時の出社、情報管理のルールを確認してください。

研修とサポート体制を確認する

未経験者にとって、研修期間と配属後の支援は重要です。

研修ありという表示だけで判断せず、内容を確認しましょう。

座学・システム研修

商品知識、本人確認、対応手順、システム操作などを学びます。

研修期間、理解度テスト、研修中の給与、欠席した場合の対応を確認してください。

短期間に多くの知識を覚える求人もあります。

ロールプレイングと実務開始

実際の問い合わせを想定して、顧客役とオペレーター役に分かれて練習します。

その後、先輩が近くで支援する状態で実際の電話へ対応する場合があります。

独り立ちの基準と、配属後に質問できる相手を聞きましょう。

エスカレーション体制

自分で判断できない問い合わせを、SVや専門部署へ引き継ぐ仕組みです。

質問するために長時間待つ職場では、顧客対応も難しくなります。

一人のSVが何人を支援するのか、緊急時の連絡先、引き継ぎ後の責任範囲を確認してください。

コールセンター正社員が向いている可能性がある人

話すことが好きなだけでなく、相手の状況を整理し、決められたルールに沿って対応できる人に接点があります。

相手の話を最後まで聞ける人

顧客が最初から要点を整理して話してくれるとは限りません。

途中で結論を決めつけず、必要な情報を質問し、復唱して確認する力が必要です。

感情を切り替えられる人

厳しい意見を受けても、次の顧客へ同じ感情を持ち込まないことが求められます。

我慢し続けるという意味ではありません。相談先を使い、休憩を取り、対応を振り返って切り替える方法を持つことが大切です。

手順を守りながら改善できる人

本人確認や個人情報の取り扱いでは、決められた手順を守る必要があります。

同時に、顧客が理解しやすい説明へ工夫することも求められます。

ルールを無視して独自対応するのではなく、許可された範囲で改善できる人に向いています。

入社後のキャリアを確認する

コールセンターで身につく経験は、電話応対だけではありません。

求人を選ぶときは、数年後にどの役割へ進めるかを確認しましょう。

SV・マネージャー

チームの数値、品質、人員、教育を管理します。

オペレーターとして成果を出す力と、メンバーを支援する力は別です。

管理職を目指す場合は、研修担当やリーダー業務を経験できるかを見ます。

品質管理・研修担当

通話品質を評価し、研修やマニュアルを改善する仕事です。

顧客対応の経験に加え、問題点を言語化し、相手が実行できる形で伝える力が必要です。

業務改善・センター運営

問い合わせデータを分析し、FAQ、システム、シフト、対応手順などを改善します。

顧客の声を集めるだけでなく、原因を分析し、関係部署へ提案する経験につながります。

カスタマーサポート・カスタマーサクセス

電話対応の経験を活かし、ITサービスなどの顧客支援へ進む方法もあります。

ただし、カスタマーサクセスは問い合わせ対応だけでなく、顧客がサービスを活用して成果を出せるよう支援し、継続利用や提案に関わる場合があります。

仕事内容の違いは、「20代未経験からカスタマーサクセスへ転職する方法|営業・接客経験の活かし方」も参考にしてください。

30代で持ちたい経験から求人を選ぶ

20代でコールセンターの正社員を目指す場合、正社員になれることだけをゴールにしないことが大切です。

同じオペレーター求人でも、数年間働いた後に身につく経験は異なります。

  • 難しい問い合わせへ対応できる

  • 新人研修や応対品質を担当できる

  • チームの数値やシフトを管理できる

  • 顧客の声から業務を改善できる

  • 商品・サービスの専門知識を身につけられる

  • 別部署で顧客支援や企画へ進める

キャリアのトビラでは、今回の入社だけでなく、「30代になったときに何ができるようになっていたいか」から仕事を選ぶことを大切にしています。

入社時の給与や働きやすさに加え、担当を広げる機会、昇格条件、過去のキャリア例を確認しましょう。

コールセンター求人を一人で選びにくい20代へ

コールセンター求人は、受電・発信、自社運営・受託運営、オペレーター・SV候補などによって仕事内容が異なります。

「未経験から正社員になりたいが、どの求人が合うか分からない」「電話対応を続けた後のキャリアが不安」という方もいるでしょう。

「キャリアのトビラ」は、20代・第二新卒に特化して転職を支援するエージェントです。

接客、販売、営業、事務などの経験を整理し、コールセンターで活かせる力と、ほかの職種を含む選択肢を一緒に考えます。

単に入社しやすい求人を勧めるのではなく、電話対応、顧客支援、教育、業務改善など、数年後にどの経験を持ちたいかから求人を検討します。

現在の経験から狙える正社員求人や、働き方の優先順位を整理したい方は、キャリアのトビラへご相談ください。

まとめ

コールセンターには、問い合わせを受けるインバウンドと、顧客へ連絡するアウトバウンドがあります。

正社員は電話対応だけでなく、難しい問い合わせ、新人教育、品質管理、数値管理、業務改善などを担当することがあります。

求人票では、問い合わせ内容、受電・発信、営業要素、対応件数、目標、クレームの引き継ぎ、勤務時間、希望休、研修、配属変更を確認してください。

未経験者は、接客、販売、営業、事務で経験した聞き取り、説明、入力、確認、感情の切り替えを活かせる可能性があります。

正社員になることだけでなく、30代までにSV、品質管理、研修、業務改善など、何ができるようになりたいかで求人を選びましょう。

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