
英語求人の探し方|20代が仕事内容・英語力・使用頻度を見極める方法
2026年10月13日 16:29
「英語を使える求人を探しているけれど、職種が多くて何を選べばよいか分からない」
「英語力を活かせると書かれているものの、実際にどの程度使う仕事なのだろうか」
英語を使う求人は、海外営業、貿易事務、ホテル、カスタマーサポート、IT、メーカーの調達など、複数の職種に分かれています。
そのため、「英語」という条件だけで検索すると、仕事内容も必要な経験も異なる求人がまとめて表示されます。
英語力が高ければ、どの求人にも応募できるわけではありません。
反対に、英語の資格に自信がなくても、現在の職種経験と組み合わせることで応募できる求人が見つかる場合があります。
大切なのは、英語を使うことだけを目的にせず、「何の仕事を、誰に対して、どのように行うのか」を確認することです。
この記事では、英語を使う正社員求人を探している20代に向けて、検索条件の決め方、求人票の読み方、必要な英語力の判断方法、応募前に確認したいポイントを解説します。
30秒でわかるこの記事の結論
英語求人を探すときは、「英語」だけで検索せず、職種、業界、英語を使う相手、使用場面を組み合わせます。
たとえば、次のように検索条件を具体化します。
海外営業・法人営業・英語
貿易事務・英文メール・正社員
ホテルフロント・英語・接客
カスタマーサポート・海外顧客・英語
ITサポート・英語・未経験
メーカー・調達・海外取引
求人を見つけたら、次の点を確認してください。
英語を使って何をするのか
読む・書く・聞く・話すのどれが必要か
毎日使うのか、月に数回程度なのか
TOEICなどのスコアが必須か歓迎条件か
英語以外にどのような職種経験が必要か
入社後に英語を使わない配属になる可能性はないか
英語求人を選ぶときは、英語の使用量だけでなく、仕事を通じてどのような経験を積めるかも重要です。
英語求人だけでは自分に合う仕事を探しにくい
英語は職種名ではなく、仕事で使用する能力の一つです。
「英語求人」で検索すると、営業、事務、接客、教育、ITなど、仕事内容が大きく異なる求人が表示されます。
英語を使う目的が求人ごとに異なる
同じ「英語を使う仕事」でも、実際の業務は異なります。
海外営業では、取引先への提案や交渉に英語を使う場合があります。
貿易事務では、英文メール、書類作成、納期調整などに英語を使うことがあります。
ホテルでは、海外からのお客様への案内や予約対応が中心になるでしょう。
英語力が同じでも、営業、事務、接客では求められる行動が違います。
まずは「英語を使いたい」から一歩進めて、どのような仕事に英語を組み合わせたいかを考えてください。
求人サイトの「英語を活かす」は範囲が広い
転職サイトには、「英語を活かす」「語学力を活かせる」などの検索条件があります。
この条件は求人を見つける入口になりますが、英語の使用頻度や難易度まで同じとは限りません。
実際には、次のような求人が同じ条件に含まれることがあります。
毎日、海外拠点と英語で会議を行う
取引先へ英文メールを送る
英語の契約書や仕様書を読む
外国人のお客様が来店したときだけ対応する
英語力があれば将来的に海外業務を任せる
英語を使う可能性はあるが、現在の担当業務ではほとんど使わない
検索条件に該当していることと、自分が希望する形で英語を使えることは別です。
英語求人を探す前に決める4つのこと
求人サイトを開く前に、英語の使い方と仕事の希望を整理しましょう。
条件を決めずに検索すると、魅力的に見える求人を保存するだけで、応募先を選べなくなりやすいからです。
1.英語を使う相手
誰と英語でやり取りしたいかを考えます。
主な相手には、次のような人が考えられます。
海外の法人顧客
海外の仕入れ先や工場
外国人観光客
日本で生活する外国人
海外拠点の社員
英語を学ぶ生徒
海外向けサービスの利用者
相手が変わると、必要な語彙やコミュニケーション方法も変わります。
海外の顧客への提案と、ホテルでの案内では、必要な英語だけでなく仕事の目的も異なります。
2.英語を使う場面
英語を使う具体的な業務を考えます。
英文メールを作成する
資料やマニュアルを読む
オンライン会議へ参加する
電話で問い合わせに対応する
商品やサービスを提案する
契約や納期について交渉する
店頭で案内する
翻訳や通訳を行う
話すことに自信がなくても、英文メールや資料確認が中心の求人なら、現在の英語力を活かせる可能性があります。
反対に、試験のスコアが高くても、英語での交渉経験がなければ、海外営業の即戦力として評価されるとは限りません。
3.英語を使う頻度
英語をどの程度使いたいかも決めておきます。
毎日使いたいのか、仕事の一部で使えればよいのかによって、選ぶ求人は変わります。
求人票に「英語を活かせる」と書かれていても、実際には月に数回のメール対応だけという場合があります。
応募前や面接時に、次のように確認しましょう。
一日の業務のうち、英語を使う割合はどの程度ですか
英語は主にどの業務で使用しますか
読み書きと会話では、どちらを多く使いますか
英語を使う相手は社内と社外のどちらですか
入社直後から英語を使いますか
4.英語と組み合わせる職種経験
転職では、英語力だけでなく、英語を使って行う仕事の経験も確認されます。
現在の経験を次のように整理してください。
営業経験+英語
接客経験+英語
事務経験+英文メール
ITサポート経験+英語
経理経験+海外拠点との連絡
製造・品質管理経験+海外工場との調整
職種経験に英語を加える方が、英語だけを強みにして未経験職種へ応募するよりも、経験の接点を説明しやすくなります。
英語求人を見つける検索方法
検索するときは、「英語」に職種や業務を組み合わせます。
一度に条件を絞り込みすぎず、検索結果を見ながら調整しましょう。
職種名と英語を組み合わせる
最初に、興味のある職種と英語を組み合わせて検索します。
たとえば、次のような検索方法があります。
営業・英語・海外顧客
営業事務・英文メール
貿易事務・正社員
カスタマーサポート・英語
ホテル・英語・正社員
ITヘルプデスク・英語
調達・海外工場・英語
経理・海外拠点・英語
「英語を使う仕事」という言葉だけでなく、実際の職種名を入れることがポイントです。
業務内容を表す言葉で検索する
職種が分からない場合は、英語を使いたい場面から検索できます。
英文メール
海外顧客対応
海外拠点との連携
輸出入
英語での問い合わせ対応
英文書類
海外出張
オンライン会議
ただし、検索結果に表示された求人のタイトルだけで応募を決めないでください。
仕事内容の欄まで読み、実際にその業務を担当するか確認します。
必須条件と歓迎条件を分けて検索する
求人票では、英語力が「必須条件」なのか「歓迎条件」なのかを確認します。
必須条件にTOEICの点数や英語の実務経験が書かれている場合、条件を満たしているか確認が必要です。
歓迎条件なら、英語力が選考で評価される可能性はありますが、英語を必ず使えるとは限りません。
また、「TOEIC○点以上」と書かれていなくても、英語での会議や交渉を担当する求人があります。
スコアの記載がないことを、英語力を問われないという意味で受け取らないようにしましょう。
雇用形態を確認する
英語求人には、正社員だけでなく、派遣社員、契約社員、業務委託などの求人も含まれます。
検索結果の件数だけを見ていると、希望と異なる雇用形態が多く表示されることがあります。
正社員を希望する場合は、検索条件だけでなく、求人票の雇用主と契約期間も確認してください。
「正社員登用あり」は、最初から正社員として採用されることと同じではありません。
登用の条件、時期、実績が書かれているかを確認しましょう。
英語求人で見つかりやすい主な職種
ここでは、英語求人として掲載されやすい仕事と、求人票で確認したい内容を整理します。
職種の特徴を理解し、自分の経験と近い仕事から検討してください。
海外営業・海外営業アシスタント
海外の顧客や代理店へ商品・サービスを提案する仕事です。
英文メールやオンライン会議のほか、出張、契約、納期調整などが発生する場合があります。
英語力だけでなく、顧客の課題を聞く力、提案、目標管理、社内調整などの営業経験が重要です。
求人を見るときは、新規開拓と既存顧客の割合、担当する国や地域、出張頻度、商材を確認しましょう。
貿易事務・海外営業事務
輸出入に必要な書類の作成、受発注、納期調整、海外との連絡などを行う仕事です。
英語を使う場面は、メールや書類の読み書きが中心になる求人があります。
事務経験が活かせる場合もありますが、貿易の流れや書類に関する知識を求める求人も少なくありません。
「未経験歓迎」と書かれている場合は、入社後にどこまで教えてもらえるかを確認してください。
ホテル・観光・接客
ホテルフロント、観光案内、空港関連などでは、外国人のお客様への案内に英語を使うことがあります。
英語力に加えて、接客、予約管理、電話対応、クレーム対応、シフト勤務への適応なども必要です。
英語を使えることだけでなく、夜勤の有無、勤務時間、休日、繁忙期を確認しましょう。
カスタマーサポート
海外の利用者や法人顧客からの問い合わせへ、メール、チャット、電話などで対応します。
商品やシステムの理解、状況を整理する力、記録、社内への連携も必要です。
英語で会話する求人なのか、定型文を使ったメール対応が中心なのかを確認してください。
ITサポート・技術職
海外拠点へのシステムサポート、英語の技術資料の確認、外国人エンジニアとの連携などで英語を使う求人があります。
ITの知識と英語力の両方が求められる求人もあれば、入社後にITを学べる求人もあります。
「未経験可」という言葉だけで判断せず、研修内容、問い合わせの難易度、夜間対応の有無を確認しましょう。
メーカーの調達・生産管理・品質管理
海外の工場や仕入れ先との連絡、納期調整、品質確認などに英語を使うことがあります。
製品、製造工程、品質基準などの専門用語を学ぶ必要があります。
英語力だけでなく、製造業での経験や調整力が評価される求人もあります。
英語求人の求人票で確認すべきポイント
求人票に「英語」と書かれていても、実際に希望する使い方ができるとは限りません。
次の順番で確認しましょう。
英語を使う業務が明記されているか
「英語力を活かせます」という説明だけでなく、具体的な業務が書かれているかを確認します。
たとえば、次のような記載があれば、英語を使う場面を想像しやすくなります。
海外顧客へ英文メールを送る
週1回、海外拠点との会議に参加する
英文の契約書や仕様書を確認する
外国人利用者からの電話に対応する
海外工場と納期を調整する
具体的な記載がない場合は、面接で確認してください。
求められる4技能を確認する
TOEICのスコアだけでは、業務で求められる英語力を判断できません。
読む、書く、聞く、話すのうち、どの力を使うかを確認します。
英文メールが中心なら、正確に読み書きする力が重要です。
会議や交渉が中心なら、相手の発言を理解し、その場で回答する力が必要になります。
英語以外の応募条件を確認する
英語の条件を満たしていても、職種経験、業界経験、PCスキル、資格などが必須の場合があります。
求人票を見るときは、英語に関する部分だけを読まず、仕事内容と応募条件を一通り確認しましょう。
特に「英語+営業経験」「英語+経理経験」のように、複数の条件を求める求人では、自分の経験との接点を整理する必要があります。
配属後も英語を使えるか確認する
企業全体では海外事業を行っていても、自分が配属される部署で英語を使うとは限りません。
総合職採用や配属先が決まっていない求人では、英語を使わない部署へ配属される可能性も確認してください。
将来的に海外業務へ挑戦できるという説明の場合は、その仕事へ進むために必要な経験や目安も聞きましょう。
給与と働き方を英語とは分けて確認する
英語を使える求人だからといって、必ず年収が高いとは限りません。
給与は、職種、経験、役割、勤務時間、業界などを含めて決まります。
また、海外との時差により早朝や夜間の会議が発生したり、海外出張が必要になったりする求人もあります。
英語を使える魅力だけでなく、勤務時間、休日、残業、出張、転勤も確認しましょう。
「未経験歓迎」の英語求人を判断する方法
未経験歓迎という言葉は、すべての経験が不要という意味ではありません。
何が未経験でもよいのかを確認する必要があります。
職種未経験なのか業界未経験なのかを確認する
「未経験歓迎」には、次のような違いがあります。
職種も業界も未経験で応募できる
職種未経験でも、関連する業界経験が必要
業界未経験でも、同じ職種の経験が必要
英語の実務経験は不要だが、一定のスコアが必要
資格は不要だが、日常会話ができることを求める
求人票の応募条件だけで分からない場合は、選考前に確認しましょう。
入社後の教育内容を確認する
未経験者を採用していても、研修内容は企業によって異なります。
英語研修があるのか、職種に関する研修があるのかを分けて確認してください。
「研修あり」という記載だけでは、期間や内容は分かりません。
誰が、何を、どのくらいの期間教えるのかを確認しましょう。
最初に任される仕事を確認する
入社後すぐに英語を使うのか、まず国内向けの業務を覚えてから英語業務へ進むのかによって、働き方は変わります。
将来的に英語を使えるという求人では、どの程度の期間と実績が必要なのかを確認してください。
英語求人へ応募するときの経験の伝え方
応募書類や面接では、資格名だけでなく、英語を使って何ができるかを伝えます。
資格と取得時期を書く
TOEICなどの資格がある場合は、点数と取得時期を書きます。
取得から時間がたっている場合は、現在も学習を続けているか、英語を使う機会があるかを補足できます。
点数を実際より高く書いたり、期限切れの資格を現在も有効であるように見せたりしてはいけません。
英語を使った場面を具体的にする
実務で英語を使った経験がある場合は、次の内容を整理します。
誰とやり取りしたか
何のために英語を使ったか
メール、電話、会議など、どの手段を使ったか
どのくらいの頻度で使ったか
自分で対応した範囲はどこまでか
「英語を使用しました」だけでは、採用側が業務レベルを判断できません。
留学や学習経験を仕事につなげる
留学経験がある場合も、滞在した事実だけで終わらせないようにします。
現地でどのような課題に対応したか、異なる考え方の人とどう関わったか、現在の仕事に何を活かしているかを説明します。
ただし、留学経験があることと、ビジネス英語の実務経験があることは同じではありません。
できることと未経験のことを分けて伝えましょう。
英語求人で避けたい選び方
英語を使えることだけを基準にすると、仕事内容や働き方とのミスマッチが起こる可能性があります。
外資系企業なら英語を使えると考える
外資系企業でも、日本国内の顧客を担当し、業務の大部分を日本語で行う求人があります。
反対に、日系企業でも海外拠点や海外顧客とのやり取りが多い職種があります。
企業の区分ではなく、配属部署と担当業務を確認しましょう。
英語を使えば年収が上がると決めつける
英語力は評価材料の一つですが、それだけで年収が上がるとは限りません。
英語と組み合わせる職種経験や、任される役割が重要です。
目先の年収だけでなく、英語を使いながらどのような専門性を身につけられるかを考えましょう。
求人数だけで転職サイトを選ぶ
求人の件数が多くても、自分の希望する雇用形態や職種が多いとは限りません。
派遣求人、契約社員、勤務地の異なる求人などが含まれている場合があります。
件数ではなく、仕事内容と条件の合う求人があるかを確認してください。
英語の使用頻度を確認しない
「英語を活かせる」という言葉だけで入社すると、想像より英語を使わなかったり、反対に高い会話力を求められたりする可能性があります。
相手、場面、頻度、4技能を具体的に確認しましょう。
英語求人を比較するときの手順
気になる求人を見つけたら、同じ項目で比較します。
1.仕事内容を一文でまとめる
「海外の法人顧客へ自社製品を提案する」「輸出に必要な書類を作成し、海外工場と納期を調整する」など、仕事を一文でまとめます。
一文にできない場合は、仕事内容をまだ理解できていない可能性があります。
2.英語の使い方を分ける
読む、書く、聞く、話すに分け、どの力をどの業務で使うかを書き出します。
必要な英語力と現在の自分の力を比較しやすくなります。
3.英語以外の必要経験を確認する
営業、接客、事務、IT、経理など、英語と組み合わせる経験を確認します。
現在の経験が活かせる部分と、入社後に学ぶ部分を分けましょう。
4.働き方を比較する
給与、勤務地、勤務時間、休日、残業、出張、転勤、雇用形態を比較します。
英語を使えることに意識が向きすぎると、長く働くための条件を見落としやすくなります。
5.数年後に身につく経験を考える
英語を使う回数だけでなく、仕事を続けることで身につく職種経験を考えます。
たとえば、英文メールを送るだけの仕事と、海外顧客への提案から契約まで担当する仕事では、数年後に積み上がる経験が異なります。
30代になったときにどのような仕事を任されたいかを考え、そのために必要な経験を積める求人を選びましょう。
自分に合う英語求人を見つけたい20代へ
「キャリアのトビラ」は、20代・第二新卒の転職活動に特化した転職支援を行っています。
英語を使える仕事に興味があっても、英語力、現在の職種経験、希望する働き方によって、検討すべき求人は異なります。
「英語を使いたい」という希望だけで職種を決めるのではなく、これまでの経験を確認し、どの仕事と組み合わせれば強みとして活かせるかを一緒に整理します。
求人を選ぶときは、入社できるかだけでなく、その会社で数年間働くことで、30代になったときにどのような仕事を任されるようになるかも考えます。
英語の資格はあるものの応募できる仕事が分からない方や、英語求人の仕事内容を一人で比較しにくい方は、
「キャリアのトビラ」へご相談ください。
まとめ
英語求人を探すときは、「英語」という条件だけで選ばず、職種、業界、相手、使用場面、頻度を具体的にしてください。
求人票では、次の点を確認します。
英語を使って何をするのか
読む・書く・聞く・話すのどれが必要か
英語を使う頻度はどの程度か
スコアや実務経験は必須か歓迎か
英語以外に必要な経験は何か
配属後も希望する形で英語を使えるか
雇用形態、給与、勤務時間、休日は希望に合うか
数年間働くことでどのような経験を積めるか
英語力だけで未経験職種へ転職できるとは限りません。
一方で、営業、接客、事務、ITなどの経験に英語を組み合わせることで、応募先の選択肢が広がる場合があります。
英語を使うことをゴールにせず、英語を使ってどのような仕事を担当したいかまで考えて求人を選びましょう。
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