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IT転職を考える20代へ|職種・企業の違いと未経験からの進め方を解説

IT転職を考える20代へ|職種・企業の違いと未経験からの進め方を解説

2026年10月15日 12:44

「IT業界へ転職したいが、エンジニア以外にどのような仕事があるのか分からない」

「未経験歓迎の求人を見つけたものの、本当にITの経験を積めるのか判断できない」

「IT 転職」と検索しても、エンジニア向けの求人、未経験者向けスクール、転職エージェントの比較など、異なる情報が表示されます。

IT業界には、システムを開発する仕事だけでなく、インフラを支える仕事、顧客を支援する仕事、サービスを提案する仕事などがあります。

また、同じ職種名でも、自社サービスを運営する企業、顧客から開発を請け負う企業、別の会社のプロジェクトへ参加する企業では、働き方や身につく経験が異なります。

そのため、「IT業界は将来性がありそう」「パソコンを使う仕事なら働きやすそう」という印象だけで求人を選ぶのはおすすめできません。

この記事では、IT転職を考えている20代に向けて、主な職種、企業の違い、経験別の転職方法、求人票で確認する項目、選考準備を解説します。

30秒でわかるこの記事の結論

IT転職で最初に決めるべきなのは、IT業界へ入ることではなく、どの仕事を担当したいかです。

代表的な選択肢には、次のような仕事があります。

  • システムやアプリを作る開発エンジニア

  • サーバーやネットワークを支えるインフラエンジニア

  • システムの動作を確認するテスト・品質管理

  • 社員や顧客の質問へ対応するITサポート

  • ITサービスを提案する営業

  • 導入後の活用を支援するカスタマーサクセス

  • 業務とシステムの間を調整する導入支援

  • Webサービスの企画・運用・マーケティング

未経験から応募できる求人はありますが、「未経験歓迎」は、研修を受けるだけで希望する技術職になれるという意味ではありません。

応募前に、次の点を確認してください。

  • 入社後に担当する業務

  • 研修後の配属先

  • 自社勤務か客先勤務か

  • 開発・運用・監視・問い合わせ対応などの割合

  • 使用する技術やツール

  • 一人で業務を始めるまでの流れ

  • 数年後に積める経験

  • 待機期間や配属変更時の扱い

IT転職は、求人タイトルよりも実際の業務で判断することが大切です。

IT業界にはエンジニア以外の仕事もある

IT業界へ転職することと、プログラマーになることは同じではありません。

まずは主な職種の違いを理解しましょう。

開発エンジニア

開発エンジニアは、Webサービス、スマートフォンアプリ、企業向け業務システムなどを設計・開発します。

求人によって、要件整理、設計、プログラミング、テスト、運用など、担当する工程が異なります。

未経験者向け求人では、最初にテストや保守を担当し、経験を積んでから開発へ進む場合もあります。

「エンジニア募集」と書かれているだけで、入社直後からプログラミングを担当できるとは限りません。

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、サーバー、ネットワーク、クラウドなど、システムを動かす基盤に関わります。

設計・構築のほか、監視、障害対応、設定変更、保守などの仕事があります。

24時間動くシステムを扱う職場では、夜勤や交代勤務が発生することがあります。

未経験求人では、監視や運用から始めることがありますが、その後に設計・構築へ進める環境かを確認しましょう。

テスト・品質管理

開発されたシステムが仕様どおりに動くかを確認し、不具合を記録・報告する仕事です。

決められた項目を確認するだけでなく、どの条件で問題が起きたかを整理し、開発担当者へ正確に伝える力が必要です。

テスト経験から、テスト設計、品質管理、開発などへ役割を広げる例もあります。

ただし、同じ確認作業だけを長期間続ける求人では、その後のキャリアを描きにくいことがあります。

ITサポート・ヘルプデスク

社員や顧客から届く、パソコン、アカウント、システム操作などの問い合わせへ対応します。

接客、コールセンター、事務などで培った説明力や確認力を活かしやすい仕事です。

一方、問い合わせを受けて案内するだけなのか、原因調査、機器設定、マニュアル改善まで担当するのかで、身につく経験が変わります。

IT営業

IT営業は、企業の課題を聞き、システム、ソフトウェア、クラウドサービスなどを提案します。

技術者でなくても応募できる求人がありますが、商品や顧客業務を理解する学習が必要です。

新規営業か既存顧客への提案か、個人目標かチーム目標かも確認しましょう。

カスタマーサクセス・導入支援

サービスを契約した顧客へ、初期設定、操作説明、活用提案などを行います。

顧客対応とITサービスへの理解の両方が必要です。

単なる問い合わせ窓口ではなく、顧客の利用状況を確認して定着を支援する仕事もあります。

営業、接客、人材、教育などの経験を活かせる可能性があります。

IT企業は事業と契約の形で働き方が変わる

職種名だけでなく、会社がどのように仕事を受けているかも確認してください。

自社サービスを運営する企業

自社でWebサービスやアプリを企画・開発・運営する企業です。

利用者の反応や数値を見ながら、サービスを継続的に改善できます。

一方、募集人数が限られ、希望する職種では経験が求められることがあります。

「自社開発」という言葉だけで働きやすいと決めつけず、担当範囲、開発体制、評価方法を確認しましょう。

顧客のシステムを請け負う企業

顧客から依頼を受け、システムの設計や開発、運用などを行います。

さまざまな業界のプロジェクトを経験できる可能性があります。

元請けか二次請け以降か、顧客との打ち合わせに参加できるか、どの工程を担当することが多いかで経験は変わります。

客先のプロジェクトへ参加する企業

雇用されている会社とは別の企業やプロジェクトで働く形があります。

求人ではSES、常駐、プロジェクト先勤務などと表現される場合があります。

客先勤務そのものが悪いわけではありません。

ただし、配属先の決まり方、希望の反映、案件が変わる頻度、自社との面談、待機時の給与などを確認する必要があります。

一般企業の社内IT部門

IT企業ではなく、メーカー、小売、金融、医療などの企業内でシステムを支える仕事もあります。

社内システムの運用、アカウント管理、問い合わせ対応、ベンダーとの調整など、担当範囲は企業によって異なります。

「社内SE」という名称でも、開発を行う求人と調整・サポートが中心の求人があります。

IT経験がある人の転職で整理したいこと

経験者のIT転職では、経験年数だけでなく、何をどこまで担当したかが重要です。

プロジェクトと役割を分けて書き出す

次の項目を整理しましょう。

  • 対象となったシステムやサービス

  • 担当した工程

  • 使用した言語・ツール・クラウド

  • チーム人数と自分の役割

  • 顧客や他部署との調整

  • 発生した問題と対応

  • 改善したこと

  • 自分一人で判断できた範囲

技術名を並べるだけでは、実際にどの程度使えるのか伝わりません。

業務の中でどのように使い、何を担当したかまで説明してください。

転職で変えたいことを明確にする

「上流工程へ進みたい」「クラウドを扱いたい」「自社サービスに関わりたい」という希望だけでは、転職先を絞れません。

なぜ現在の会社では実現しにくいのか、次の会社でどの業務を担当したいのかまで整理しましょう。

希望する技術が使えることだけでなく、数年後にどの役割を目指すかも重要です。

IT未経験の人は職種を決めてから準備する

未経験からIT業界へ入る場合、すべての職種に同じ準備をする必要はありません。

開発、インフラ、サポート、営業では、企業が確認する内容が異なります。

未経験から選べる仕事を詳しく比較したい方は、

「20代未経験からIT業界へ転職するには?エンジニア以外の選択肢も解説」もあわせて参考にしてください。

なぜITなのかを仕事内容から説明する

「将来性がありそう」「リモートワークができそう」だけでは、仕事への理解が伝わりません。

どのような業務に関心があり、これまでの経験をどう活かしたいのかを考えます。

例えば接客経験がある人なら、顧客の困りごとを聞き、分かりやすく説明した経験をITサポートや導入支援へつなげられます。

営業経験がある人なら、顧客課題の整理や提案をIT営業で活かせる可能性があります。

学習は応募職種に合わせる

開発職なら、プログラミングの基礎を学び、小さくても自分で作ったものを説明できる状態を目指します。

インフラ職なら、ネットワーク、サーバー、クラウドの基本的な仕組みを学びます。

ITサポートなら、パソコンやアカウント管理の基礎に加え、問い合わせを整理して説明する力も重要です。

資格を取ることだけを目的にせず、仕事への理解を深めるために学習しましょう。

未経験歓迎の難易度を現実的に見る

未経験歓迎であっても、応募すれば必ず採用されるわけではありません。

研修を受ける前提の求人でも、学習状況、仕事への理解、社会人としての経験、コミュニケーションなどが確認されます。

「人手不足だから誰でも入れる」と考えず、応募職種に必要な準備を進めてください。

IT求人で確認したい8つのポイント

IT求人では、仕事内容が抽象的に書かれていることがあります。

入社後の仕事を具体的に想像できるところまで確認しましょう。

1.入社直後に担当する業務

将来的な仕事ではなく、最初の配属で何を担当するかを確認します。

「開発エンジニアを目指せる」と書かれていても、最初は監視、問い合わせ対応、テストなどを担当する場合があります。

2.研修後の配属方法

研修内容だけでなく、配属先を誰がどの基準で決めるかを確認してください。

希望職種、勤務地、勤務時間がどの程度考慮されるかも重要です。

3.自社勤務か客先勤務か

勤務先が自社オフィスとは限りません。

客先勤務がある場合は、担当エリア、在宅勤務の扱い、勤務時間、服装、自社への報告方法を確認しましょう。

4.具体的な技術と担当工程

「最新技術に関われる」ではなく、どの技術を、どの業務で、どの程度使うのかを確認します。

開発、テスト、保守、運用などの割合も聞きましょう。

5.チーム体制

新人が一人で配属されるのか、自社の先輩と同じチームに入るのかで、相談のしやすさは変わります。

チーム人数、教育担当者、質問方法を確認してください。

6.待機や案件変更時の扱い

プロジェクトへ配属される会社では、案件終了後に次の配属まで期間が空く可能性があります。

待機中の給与、研修、出勤場所、評価への影響を確認しましょう。

7.残業・夜勤・障害対応

IT業界でも、すべての仕事が平日日中だけとは限りません。

システム監視、保守、リリース、障害対応では、夜勤、休日対応、待機が発生する場合があります。

通常月と繁忙期を分けて確認してください。

8.次に担当できる仕事

入社1年目の業務だけでなく、2年後、3年後にどのような仕事へ進めるかを確認します。

実際の社員事例、必要な評価、資格や学習支援も参考になります。

求人票全体の確認方法は、「20代が転職で見るべき求人票のポイント|危ない求人の見分け方」もあわせて読んでみてください。

IT転職で避けたい求人の見方

魅力的な言葉だけで応募先を決めると、希望と異なる業務へ配属される可能性があります。

「充実した研修」だけで判断する

研修期間が長いことと、希望する実務経験を積めることは同じではありません。

研修後の配属実績と、最初に任される仕事を確認しましょう。

「将来は開発へ進める」をそのまま信じる

将来の職種転換が可能でも、時期や条件が明確でないことがあります。

直近の異動事例、必要な評価、平均的な期間を質問してください。

「リモートワーク可能」だけで選ぶ

研修中や配属先によっては出社が必要です。

週何日利用できるのか、入社直後から対象になるのかを確認しましょう。

働く場所だけでなく、担当業務と教育体制も重要です。

職種名が幅広すぎる

「IT総合職」「ITエンジニア」とだけ書かれ、開発、インフラ、サポートのどこへ配属されるか分からない求人があります。

配属可能性のある仕事をすべて確認し、希望しない業務でも続けられるか考えてください。

IT転職の進め方

情報収集だけを続けるのではなく、順番を決めて準備しましょう。

1.現在の経験を整理する

担当業務、工夫したこと、周囲との連携、使用したツールを書き出します。

IT経験がなくても、顧客対応、業務改善、数値管理、正確な確認などは職種によって活かせます。

2.希望職種を2つ程度に絞る

最初から一つに決めきれない場合は、仕事内容の近い職種を比較します。

開発とIT営業のように準備が大きく異なる職種へ同時に応募すると、志望理由が曖昧になりやすいため注意してください。

3.不足する知識を学ぶ

求人の応募条件と仕事内容を見て、必要な基礎知識を学びます。

学習期間を長くしすぎず、基礎を学びながら求人を確認すると、市場で求められる内容とのズレを減らせます。

4.会社ごとに仕事内容を比較する

同じ職種名でも、担当工程、顧客、勤務場所、教育体制は異なります。

求人票と面接を通じて、実際の業務を確認してください。

5.入社後のキャリアを確認する

最初の仕事を経験した後に、何ができるようになるかを考えます。

30代で、技術を深めたいのか、顧客との調整を担いたいのか、チームをまとめたいのかによって、選ぶ求人は変わります。

IT転職で迷っている20代へ

「キャリアのトビラ」は、20代・第二新卒の転職活動に特化した転職エージェントです。

IT業界に興味があっても、エンジニアが合うのか、営業やサポートの方が経験を活かせるのか、一人では判断しにくいことがあります。

キャリアのトビラでは、IT業界へ転職することだけを前提にせず、これまでの経験、得意な行動、希望する働き方、転職で変えたいことを整理します。

そのうえで、仕事内容と今後積める経験を比較し、応募先を一緒に考えます。

「とりあえずIT業界へ入る」ことをゴールにするのではなく、その会社で何を身につけ、30代になったときにどのような仕事を任されたいかから逆算します。

IT職種の違いを丁寧に説明してほしい方や、自分の経験で狙える求人を整理したい方は、「キャリアのトビラ」へご相談ください。

まとめ

IT転職では、業界名だけでなく、担当する職種と企業の仕事の受け方を確認することが大切です。

IT業界には、開発、インフラ、テスト、ITサポート、営業、カスタマーサクセス、導入支援など、異なる仕事があります。

求人を見るときは、次の項目を確認しましょう。

  • 入社直後に担当する業務

  • 研修後の配属方法

  • 自社勤務か客先勤務か

  • 使用する技術と担当工程

  • チームと教育体制

  • 待機や案件変更時の扱い

  • 夜勤や障害対応の有無

  • 数年後に進める仕事

未経験歓迎でも、希望する仕事へ必ず配属されるとは限りません。

経験者も、技術名や経験年数だけでなく、担当工程、役割、改善したことを整理する必要があります。

20代のIT転職では、入社時の条件だけでなく、数年後にどのような経験とスキルが残るかまで考えて求人を選びましょう。

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