
20代向け職務経歴書の書き方|経験が浅くても評価される構成
2026年10月08日 12:55
「社会人経験がまだ1〜3年しかないから、職務経歴書に書けることがない…」
「20代の転職では、どんな内容を書けば評価されるの?」
「履歴書との違いもよく分からない…」
このような悩みを抱えながら、職務経歴書の作成がなかなか進まない方は少なくありません。
しかし、20代の転職では、経験の長さだけで評価が決まるわけではありません。
採用担当者が知りたいのは、「どれだけ長く働いたか」ではなく、「これまでどのような仕事に取り組み、入社後にどのように活躍してくれそうか」という点です。職務経歴書は、その可能性を伝えるための大切な書類です。
この記事では、
20代の職務経歴書で採用担当者が見ているポイント
経験が浅くても評価される職務経歴書の構成
強みが伝わる書き方のコツ
やってしまいがちなNG例
を分かりやすく解説します。
この記事を読み終える頃には、「何を書けばよいか」が明確になり、自信を持って職務経歴書を作成できるようになるでしょう。
20代の職務経歴書は「経験の長さ」よりも「伝え方」が重要
社会人経験が浅い20代は、「実績が少ないから評価されない」と考えてしまいがちです。
しかし、採用担当者は20代の応募者に、30代・40代のような豊富な実績を求めているわけではありません。
まずは、企業が20代の職務経歴書で何を見ているのかを理解しましょう。
採用担当者は「何をしてきた人か」を最初に確認している
職務経歴書で最初に見られるのは、「この人はどのような経験を積んできたのか」という点です。
採用担当者が短時間でも経験を把握できるよう、分かりやすく整理することが重要です。
例えば、
どのような業界・職種で働いてきたのか
どのような業務を担当していたのか
仕事の中で工夫したことは何か
こうした内容が具体的に書かれていると、「入社後に活躍する姿」をイメージしやすくなります。
20代では実績だけでなく、仕事への取り組み方や今後の成長可能性も見られる
20代の転職では、大きな成果がなくても過度に心配する必要はありません。
企業が重視しているのは、
学ぶ姿勢
成長意欲
主体的に仕事へ取り組んだ経験
入社後の成長可能性
といった「伸びしろ」です。20代・第二新卒では、実績の規模よりも、行動の背景や再現性を評価する傾向があります。
例えば、
新しい業務を早く覚えるために工夫したこと
周囲と協力して仕事を進めた経験
業務改善のために自分から行動したこと
なども、十分なアピール材料になります。
「書くことがない」と感じる人ほど整理できていないだけ
「数年しか働いていないから書くことがない」
そう感じる方は少なくありません。
しかし、実際には、
毎日の担当業務
仕事で意識していたこと
お客様や社内との関わり
身に付けた知識やスキル
失敗から学んだこと
など、多くの経験を積んでいます。
実際の転職支援でも、「書くことがありません」と相談される20代の方は多くいます。ですが、一緒に仕事内容を整理していくと、自分では当たり前だと思っていた経験が評価につながるケースは少なくありません。
大切なのは、「特別な実績を書くこと」ではなく、「経験を採用担当者に伝わる形へ整理すること」です。
職務経歴書は20代向けの基本的な考え方を押さえることも大切ですが、第二新卒の場合は、さらに「社会人経験が短いこと」を前提とした書き方が求められる場面もあります。
「第二新卒の職務経歴書は何を書けばいい?実績が少ない人向けに解説」では、経験が浅い第二新卒が評価される職務経歴書の作り方や、採用担当者へ伝わりやすいポイントを詳しく解説しています。第二新卒として転職活動を進める方は、ぜひあわせてご覧ください。
採用担当者が20代の職務経歴書で見ているポイントが分かったら、次は実際にどのような構成で書けば伝わりやすいのかを見ていきましょう。
次の章では、経験が浅い20代でも評価されやすい職務経歴書の基本構成と、それぞれの項目で意識したい書き方のポイントを詳しく解説します。
20代向け職務経歴書の基本構成
職務経歴書は、決まった形式があるわけではありません。
しかし、採用担当者が短時間で内容を理解できるよう、基本的な構成を押さえておくことが大切です。
ここでは、20代の転職で評価されやすい職務経歴書の構成をご紹介します。
①職務要約
最初に、これまでの経験を3〜5行程度で簡潔にまとめましょう。
職務要約は、採用担当者が最初に目を通す部分です。
ここを読むだけで、
「どのような経験を積んできた人なのか」
が伝わる内容を意識しましょう。
例えば、
何年程度の社会人経験があるか
どのような職種を経験してきたか
どのような強みを持っているか
を簡潔にまとめると、その後の内容も読みやすくなります。
<例>
新卒で○○業界へ入社し、法人営業を約2年間担当しました。新規顧客への提案営業や既存顧客のフォローを経験し、お客様との信頼関係を築くことを意識して業務へ取り組んできました。今後はこれまで培ったコミュニケーション力を活かし、より専門性を高められる環境で成長したいと考えています。
②職務経歴(業務内容)
担当した業務は、できるだけ具体的に記載しましょう。
採用担当者は、
「何を担当していたのか」
を知ることで、入社後に任せられる仕事をイメージしています。
例えば、
営業職
法人企業への新規営業
既存顧客へのフォロー
提案資料・見積書の作成
事務職
電話・メール対応
書類作成
データ入力
来客対応
販売職
接客・販売
レジ対応
売場づくり
在庫管理
このように、仕事内容が具体的に分かるよう書くことが重要です。
③仕事で工夫したこと・成果
数字だけが成果ではありません。
20代では、仕事への取り組み方も重要な評価ポイントです。
例えば、
業務を早く覚えるために行った工夫
お客様対応で意識したこと
チームで協力した経験
業務改善へ取り組んだこと
なども十分なアピールになります。
もちろん、
売上
件数
表彰歴
などがあれば積極的に記載しましょう。
成果だけでなく、
「どのような考えで行動したのか」
まで伝えることで、仕事への姿勢が伝わります。
④活かせる知識・スキル
仕事を通じて身に付けた知識やスキルも整理しておきましょう。
例えば、
Word・Excel・PowerPoint
電話応対
ビジネスマナー
接客スキル
提案力
スケジュール管理
調整力
などです。
「資格がないから書けない」
と思う方もいますが、
実務で身に付けたスキルも立派な強みになります。
経験が浅い20代でも評価される書き方のポイント
「経験が少ないから、職務経歴書も短くなってしまう」
そう考える必要はありません。
経験が浅い20代だからこそ、伝え方を工夫することで採用担当者の印象は大きく変わります。
ここでは、評価されやすい書き方のポイントをご紹介します。
仕事内容だけではなく「役割」を書く
仕事内容だけを書いて終わってしまう方は少なくありません。
例えば、
『営業を担当しました。』
だけでは、採用担当者は仕事内容をイメージできません。
それよりも、
『法人企業への新規営業を担当し、お客様への課題ヒアリングから提案まで一貫して行いました。』
と書くことで、
どのような役割だったのかが伝わります。
数字がなくても行動を書けば評価される
20代では、まだ大きな成果を出す前に転職活動を始める方も多くいます。
そのため、数字だけで評価されるわけではありません。
例えば、
マニュアルを改善した
新人教育を担当した
お客様アンケートを参考に接客方法を工夫した
など、
『自分が考えて行動した経験』
を書くことで、主体性を伝えられます。
応募企業に合わせて内容を調整する
職務経歴書は、一度作ったら終わりではありません。
応募する企業に合わせて内容を調整することも大切です。
例えば、
営業職へ応募する場合は、
提案経験
コミュニケーション力
を強調し、
事務職へ応募する場合は、
正確性
PCスキル
サポート経験
などを中心に書くことで、採用担当者へ伝わりやすくなります。
「どの会社にも同じ職務経歴書を送る」のではなく、
応募先で活かせる経験が伝わりやすくなります。
職務経歴書の基本構成や書き方が分かったら、次は採用担当者へマイナスな印象を与えてしまう書き方も知っておきましょう。
次の章では、20代がやってしまいがちな職務経歴書のNG例と、採用担当者へ伝わりやすい職種別の書き方について詳しく解説します。
採用担当者が評価する職務経歴書のポイント
職務経歴書は、経験を並べるだけでは十分ではありません。
採用担当者は、「この人と会ってみたい」と思えるかどうかを、限られた時間で判断しています。
ここでは、評価につながりやすいポイントをご紹介します。
仕事内容を具体的にイメージできる
担当業務が具体的に書かれている職務経歴書は評価されやすくなります。
例えば、
「営業を担当」
だけでは仕事内容が分かりません。
一方で、
法人企業への新規営業
既存顧客へのフォロー
提案資料の作成
契約後のアフターフォロー
まで書かれていると、
採用担当者も「入社後に任せられる仕事」をイメージできます。
仕事内容は、「誰に対して」「何をしていたのか」が伝わるよう意識しましょう。
仕事への姿勢が伝わる
20代では、大きな実績よりも仕事への向き合い方が評価されることも少なくありません。
例えば、
新しい業務を早く覚えるために工夫したこと
お客様満足度を高めるために意識したこと
チームで協力して取り組んだ経験
などを書くことで、
主体性や成長意欲が伝わります。
「どんな成果を出したか」だけでなく、
「どのように仕事へ取り組んだか」
も意識して記載しましょう。
応募企業との共通点が分かる
採用担当者は、
「この経験は自社でも活かせそうか」
という視点でも職務経歴書を見ています。
そのため、
応募先の仕事内容に近い経験は、できるだけ詳しく書くことが大切です。
例えば、
事務職へ応募する場合は、
正確なデータ入力
スケジュール管理
社内調整
営業職なら、
提案経験
顧客対応
課題解決
などを重点的に記載すると、応募企業との共通点が伝わりやすくなります。
20代が職務経歴書でやってしまいがちなNG例
内容が充実していても、書き方によっては採用担当者へマイナスな印象を与えてしまうことがあります。
ここでは、20代が特に注意したいポイントをご紹介します。
仕事内容を一言で終わらせる
仕事内容を簡潔に書きすぎると、経験が十分に伝わりません。
例えば、
営業
事務
接客
だけでは、どのような経験を積んできたのかが分かりません。
担当業務や役割まで具体的に書くことを意識しましょう。
実績を大きく見せようとする
経験を良く見せたい気持ちは自然ですが、事実以上に書くことはおすすめできません。
面接では、職務経歴書に書いた内容について詳しく質問されます。
そのため、
実際には担当していない仕事を書いたり、
成果を誇張したりすると、
説明に矛盾が生じてしまいます。
等身大の経験を分かりやすく伝えることが大切です。
応募企業ごとに内容を変えない
同じ職務経歴書をすべての企業へ提出してしまう方も少なくありません。
しかし、企業ごとに求める人物像は異なります。
そのため、強調する経験やスキルを応募企業に合わせて調整することで、
採用担当者にも「自社を理解して応募している」という印象を与えやすくなります。
職種別に意識したい職務経歴書のポイント
職種によって、採用担当者が重視するポイントは異なります。
ここでは、代表的な職種で意識したいポイントをご紹介します。
営業職
営業職では、数字だけではなく、
提案力や信頼関係を築く力も評価されます。
例えば、
提案営業
顧客フォロー
課題解決
リピート獲得
などの経験を書けると効果的です。
[記載例]
<業務内容>
法人企業への新規営業および既存顧客へのフォローを担当
お客様への課題ヒアリングから商品提案、見積書作成、契約手続きまで一貫して対応
社内関係部署と連携し、納品後のアフターフォローも担当
<仕事で工夫したこと>
お客様の課題を正確に把握するため、商談前に業界や企業情報を調査し、ヒアリング内容を事前に整理して提案を行いました。また、商談後は迅速なフォローを心掛け、信頼関係の構築に努めました。
事務職
事務職では、正確性やサポート力が重要になります。
例えば、
書類作成
データ入力
スケジュール管理
他部署との調整
などを書くことで、
仕事のイメージが伝わりやすくなります。
[記載例]
<業務内容>
電話・メール対応
見積書・請求書などの書類作成
データ入力および資料管理
来客対応、備品管理
<仕事で工夫したこと>
入力ミスを防ぐため、書類作成後のダブルチェックを徹底しました。また、優先順位を意識して業務を進めることで、期限内に正確な対応ができるよう心掛けました。周囲と情報共有を行い、スムーズな業務進行にも努めました。
接客・販売職
接客・販売職では、コミュニケーション能力や気配りを具体的に伝えることが大切です。
例えば、
接客で工夫したこと
売場づくり
お客様対応
クレーム対応
などの経験は、多くの職種でも活かせる強みになります。
[記載例]
<業務内容>
店舗での接客・販売
レジ対応
商品陳列および在庫管理
売場づくり、商品補充
<仕事で工夫したこと>
お客様一人ひとりのご要望を丁寧に伺い、最適な商品をご提案することを心掛けました。また、売場の整理整頓や商品の補充を積極的に行い、買い物しやすい環境づくりにも取り組みました。
未経験職種へ応募する場合
未経験だからといって、アピールできることがないわけではありません。
例えば、
接客経験であれば
コミュニケーション力
営業経験であれば
提案力
事務経験であれば
正確性や調整力
など、これまでの経験を応募先でどのように活かせるかを書くことが重要です。
[記載例]
接客業で培ったコミュニケーション力や、お客様のニーズを汲み取る力を活かし、未経験ではありますが、新しい職種でも早期に業務を習得し、貢献したいと考えています。これまで仕事を通じて培った主体性や協調性を活かし、一日でも早く戦力となれるよう努力してまいります。
職務経歴書は、経験の長さではなく、「採用担当者へ伝わる形で整理できているか」が評価を左右します。
最後の章では、この記事の内容を振り返るとともに、職務経歴書の作成に不安がある20代の方へ向けたサポートをご紹介します。
20代の職務経歴書は「経験の見せ方」で評価は変わる
「経験が浅いから、職務経歴書では評価されないのではないか」
そのように不安を感じる20代の方は少なくありません。
しかし、企業が見ているのは、勤務年数や実績の大きさだけではありません。
重要なのは、
どのような仕事を経験してきたのか
仕事へどのような姿勢で取り組んできたのか
入社後にどのように活躍してくれそうか
という点です。
そのため、社会人経験が浅くても、
担当した業務
工夫したこと
身に付けた知識やスキル
仕事を通じて学んだこと
を具体的に整理することで、採用担当者へ伝わる職務経歴書を作ることができます。
また、職務経歴書は一度作成して終わりではありません。
応募する企業ごとに、仕事内容や求める人物像に合わせてアピールする内容を調整することで、より伝わりやすい応募書類になります。
「経験が少ないから書けない」のではなく、
「経験を採用担当者へ伝わる形に整理すること」が、20代の職務経歴書では最も大切です。
職務経歴書の作成に不安がある20代は「キャリアのトビラ」へ
「何を書けば評価されるのか分からない…」
「職務経歴書を書いてみたけれど、自信が持てない…」
「この内容で応募して本当に書類選考を通過できるのだろうか…」
このような悩みを抱えたまま応募を始めてしまうと、自分の強みを十分に伝えられず、本来であれば評価される企業の選考機会を逃してしまうことがあります。
キャリアのトビラでは、20代・第二新卒を中心に、一人ひとりの経験や希望に合わせて、職務経歴書や履歴書の添削から面接対策まで、一貫した転職サポートを行っています。
「どの経験をアピールすればよいか分からない」「この書き方で評価されるのか不安」といった悩みに対しても、応募企業や目指すキャリアに合わせながら、一緒に応募書類を作成していきます。
また、
LINEで気軽に相談できる
平日夜や土日も相談可能
入社後のフォローまで対応
など、転職活動を安心して進められる環境を整えています。
職務経歴書は、自分の経験や強みを企業へ伝えるための大切な書類です。
一人で悩まず、採用担当者に伝わる応募書類を一緒に作成し、自信を持って転職活動を進めていきましょう。
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