キャリアのトビラ

フリーターから正社員を目指す20代におすすめの転職方法

フリーターから正社員を目指す20代におすすめの転職方法

2026年10月08日 12:53

「フリーターから正社員になりたいけれど、今からでも間に合うのだろうか」

「アルバイト経験しかないので、正社員の求人に応募しても採用されないのでは?」

「どんな仕事を選べばいいのか分からない」

このような不安から、正社員を目指したいと思っていても、なかなか就職活動を始められない20代もいるでしょう。

20代であれば、フリーターから正社員を目指すことは十分に可能です。

正社員経験がなくても応募できる求人はありますし、これまでのアルバイト経験を仕事選びや選考で活かせる場合もあります。

ただし、

「20代ならどこでも正社員になれる」

というわけではありません。

また、「とにかく正社員になること」だけを目的に会社を選ぶと、仕事内容や働き方が合わず、入社後に後悔する可能性もあります。

大切なのは、正社員になることをゴールにするのではなく、

「最初の正社員経験として何を身につけるか」

まで考えて就職先を選ぶことです。

この記事では、

・20代フリーターから正社員を目指せるのか
・正社員を目指す前に整理したいこと
・フリーターから正社員になる方法
・未経験から検討できる仕事
・企業が見ているポイント
・求人選びで注意したいこと
・正社員になるための具体的な進め方

まで順番に解説します。

「正社員になりたいけれど、何から始めればよいか分からない」という方は、自分に合った進め方を考える参考にしてください。



30秒でわかるこの記事の結論

20代フリーターから正社員を目指すことは可能です。

ただし、最初から「正社員になりやすい仕事」だけを探すのではなく、

① なぜ正社員になりたいのか
↓
② アルバイトで何を経験してきたのか
↓
③ どのような仕事・働き方をしたいのか
↓
④ どの方法で求人を探すのか
↓
⑤ 最初の正社員経験として何を身につけたいのか

という順番で考えることが大切です。

アルバイト経験しかないからといって、これまでの経験がすべて無駄になるわけではありません。

接客、販売、電話対応、調理、在庫管理、新人教育など、経験してきた仕事を具体的に整理すれば、応募先で活かせる強みが見つかる場合があります。

一方で、正社員経験者と比較される求人もあります。

そのため、

「自分にも応募できるか」だけではなく、「自分の経験を活かせるか」「数年後にどのような経験が残るか」

まで考えて求人を選びましょう。



20代フリーターから正社員になることはできる?

20代でフリーターとして働いていると、

「正社員経験がないと採用されないのでは?」

と不安になることもあるでしょう。

しかし、正社員経験がないことだけを理由に、すべての求人へ応募できなくなるわけではありません。

一方で、年齢やこれまでの経歴に関係なく簡単に正社員になれるわけでもありません。

まずは、フリーターから正社員を目指すときの現実を整理しておきましょう。

① 正社員経験がなくても応募できる求人はある

求人の中には、職種未経験者や正社員経験がない人を採用対象としているものがあります。

特に20代では、これまでの経験だけでなく、

・仕事への意欲
・基本的なコミュニケーション
・これまでどのように働いてきたか
・入社後に仕事を覚えていけそうか

なども含めて選考されることがあります。

そのため、

「正社員経験がないから応募できる会社がない」

と最初から考える必要はありません。

ただし、「未経験歓迎」と書かれていれば必ず採用されるという意味でもありません。

求人ごとの応募条件や仕事内容を確認し、自分が応募対象になっているかを判断する必要があります。

② アルバイト経験もすべて「経験なし」ではない

フリーターとして働いてきた人の中には、

「アルバイトしかしていないので、職務経歴書に書けることがない」

と考える人もいるでしょう。

しかし、実際に仕事をしてきたのであれば、その経験まで「何もしていない」と考える必要はありません。

例えば、飲食店で働いていた場合でも、

・顧客対応
・注文受付
・商品提案
・調理
・発注・在庫管理
・新人教育

などを経験していることがあります。

販売のアルバイトであれば、

・接客
・レジ対応
・商品管理
・売場づくり
・目標を意識した販売

などを担当しているかもしれません。

大切なのは、

「アルバイトをしていました」で終わらせず、実際にどのような仕事を担当し、どのように取り組んできたのかを整理することです。

③ 正社員経験者と比較される求人もある

正社員経験がなくても応募できる求人がある一方で、すべての求人がフリーターにとって同じ難易度ではありません。

「未経験可」の求人でも、正社員として働いた経験がある人が応募することはあります。

また、

・社会人経験
・PCスキル
・顧客対応経験
・特定の業界経験

などを歓迎条件としている求人もあります。

そのため、知名度や給与などの条件だけを見て応募先を決めるのではなく、

自分の現在地から採用される可能性があるか

という視点も必要です。

希望する仕事への直接応募が難しい場合は、まず関連する仕事で経験を積み、その後に希望するキャリアへ進む方法もあります。

④ 20代後半ではこれまでの経緯も説明できるようにする

20代後半だから正社員になれないわけではありません。

ただし、フリーターとして働いてきた期間が長い場合は、

「なぜこれまで正社員にならなかったのか」

「なぜ今、正社員を目指しているのか」

について質問されることも考えられます。

ここで重要なのは、過去を無理に良く見せることではありません。

例えば、

これまでフリーターだった理由
↓
その期間に経験したこと
↓
今後について考えたきっかけ
↓
なぜ今正社員を目指すのか
↓
応募先でどのように働きたいのか

までつなげて説明できるようにしておくことが大切です。

過去の経歴だけで説明を終わらせず、これからどう働きたいのかまで伝えられる状態を目指しましょう。



フリーターから正社員を目指す前に整理したいこと

正社員になろうと思ったら、すぐに求人を探し始める方法もあります。

しかし、何も整理しないまま求人を見ると、

「正社員ならどこでもいい」

「未経験歓迎だから応募してみよう」

と、入社すること自体が目的になってしまうことがあります。

まずは、自分が正社員になりたい理由やこれまでの経験を整理してみましょう。

① なぜ正社員になりたいのか

最初に、

「なぜ今、正社員になりたいのか」

を考えます。

例えば、

・収入を安定させたい
・長期的に働ける仕事を見つけたい
・仕事で専門的な経験を積みたい
・将来のキャリアを考えたい
・アルバイトとは違う仕事にも挑戦したい

など、人によって理由は異なります。

ここを整理しておくと、会社を選ぶ基準も見つけやすくなります。

「正社員の方が安心そうだから」だけで終わらせず、正社員になったあとに何を実現したいのかまで考えてみましょう。

② アルバイトで何を経験してきたのか

次に、これまでのアルバイト経験を振り返ります。

職種名だけではなく、

・どのような仕事を担当したか
・どのくらい継続したか
・どのような顧客と接していたか
・後輩や新人を教えた経験があるか
・売上や目標を意識していたか
・発注や在庫などを管理していたか

まで書き出してみましょう。

複数のアルバイトを経験している場合も、それぞれについて整理します。

その中から、

「自分はどのような仕事を続けやすかったのか」
「どのような仕事を任されることが多かったのか」

を考えると、職種選びのヒントになることがあります。

③ これからどのような働き方をしたいのか

正社員を目指すときは、仕事内容だけでなく働き方も考えておきましょう。

例えば、

・休日
・勤務時間
・勤務地
・転勤の有無
・給与
・仕事内容

などです。

ただし、希望条件をすべて満たす求人だけに絞ると、選択肢が少なくなる場合があります。

特に正社員経験がない状態から最初の就職先を探す場合は、

「絶対に譲れない条件」と「できれば実現したい条件」

を分けておくことが大切です。

④ 何を優先し、何なら譲れるのか

正社員の求人を探していると、

「給与は高いけれど仕事内容が希望と違う」

「興味のある仕事だけれど勤務地が少し遠い」

など、すべての条件が一致しない求人も出てきます。

そのときに判断しやすくするため、

優先順位をあらかじめ決めておきましょう。

例えば、

  1. 仕事内容

  2. 身につく経験

  3. 休日

  4. 勤務地

  5. 給与

など、自分なりの順番を考えます。

もちろん、この順番は人によって違って構いません。

重要なのは、「正社員になれるかどうか」だけを唯一の基準にしないことです。

正社員になることは、キャリアのゴールではありません。

20代で初めて正社員を目指すのであれば、入社後にどのような経験を積めるのかまで考えながら就職先を選ぶことが、その後のキャリアにもつながります。



フリーターから正社員になる主な方法

フリーターから正社員を目指す方法は一つではありません。

求人へ直接応募するほか、現在の勤務先で正社員登用を目指したり、転職サイトやエージェント、公的な就職支援を利用したりする方法もあります。

それぞれ特徴が異なるため、自分の状況に合った方法を選びましょう。

① 正社員求人へ直接応募する

企業の採用ページなどから、自分で正社員求人を探して応募する方法です。

働きたい会社や業界が決まっている場合は、希望する企業の採用情報を直接確認できます。

一方で、

・自分が応募条件を満たしているか
・どの求人が自分に合っているか
・履歴書や職務経歴書をどう作るか
・面接で経歴をどう説明するか

なども基本的には自分で考える必要があります。

応募したい企業が明確な人には向いていますが、職種選びから迷っている場合は、ほかの方法と併用してもよいでしょう。

② 現在の勤務先で正社員登用を目指す

現在のアルバイト先に正社員登用制度がある場合は、そのまま正社員を目指す方法もあります。

すでに仕事内容や職場の雰囲気を理解しており、企業側も普段の働き方を把握していることは一つのメリットです。

現在の仕事が好きで、

「雇用形態だけを変えたい」

「この会社でさらに仕事を任されたい」

と考えているのであれば、検討する価値があります。

ただし、正社員登用制度があっても、必ず登用されるとは限りません。

また、

・正社員になると仕事内容がどう変わるのか
・転勤や異動はあるのか
・給与や休日はどうなるのか
・どのようなキャリアがあるのか

まで確認しましょう。

「正社員になれるから」という理由だけで決めず、その会社で働き続けたいかまで考えることが重要です。

③ 転職・求人サイトを利用する

転職・求人サイトを使って、自分で求人を探す方法もあります。

多くの求人を比較しながら、

・職種
・勤務地
・給与
・休日
・未経験可

などの条件で検索できることがメリットです。

自分のペースで求人を探したい人にも利用しやすい方法です。

一方で、「未経験歓迎」と書かれた求人がすべて正社員経験のない人を想定しているとは限りません。

応募条件や仕事内容を一つずつ確認し、自分に合う求人を選ぶ必要があります。

④ 就職・転職エージェントを利用する

就職・転職エージェントに相談しながら正社員を目指す方法もあります。

サービスによって違いはありますが、

・キャリア相談
・求人紹介
・応募書類の添削
・面接対策

などのサポートを受けられる場合があります。

特に、

「どの仕事を目指せばよいか分からない」

「アルバイト経験をどうアピールすればよいか分からない」

という人にとっては、第三者と一緒に経験を整理できることがメリットです。

ただし、エージェントによって対象としている年代や経歴、得意な求人は異なります。

一つの方法だけに頼るのではなく、自分に合ったサービスかを確認して利用しましょう。

⑤ 公的な就職支援を利用する

ハローワークなどの公的な就職支援を利用する方法もあります。

求人を探すだけでなく、就職に関する相談や応募書類、面接について相談できる場合があります。

地域によっては若者向けの就職支援窓口などもあります。

民間の求人サイトやエージェントだけに絞らず、必要に応じて複数の方法を利用して構いません。

大切なのは、

「どのサービスを使うか」よりも、「自分に合う求人を見つけ、選考の準備ができる方法を選ぶこと」

です。



20代フリーターから正社員を目指しやすい仕事

フリーターから正社員を目指すときに、

「どの職種なら未経験でも応募できるのだろう」

と考える人も多いでしょう。

正社員経験がなくても応募できる求人は複数の職種で見つかります。

ただし、

「未経験から応募できる=自分におすすめの仕事」ではありません。

これまでのアルバイト経験との接点や仕事内容、これから身につけたい経験まで考えて選びましょう。

① 営業職

営業職は、未経験者を採用対象としている求人が見つかる職種の一つです。

飲食、販売、サービスなどで接客を経験してきた人であれば、

・相手の話を聞く
・商品を説明する
・希望に合わせて提案する
・目標を意識して働く

といった経験との接点を見つけられる場合があります。

ただし、営業といっても仕事内容はさまざまです。

法人営業か個人営業か、新規営業か既存営業か、何を販売するのかによって働き方は大きく変わります。

数字目標を持つこともあるため、「人と話すことが好きだから」という理由だけで決めず、実際の営業方法まで確認しましょう。

② 販売・サービス職

飲食店や小売店などで接客を経験してきた人は、販売・サービス職で経験を活かしやすい場合があります。

接客、商品説明、レジ対応、店舗運営など、これまでのアルバイトと共通する業務もあります。

そのため、最初の正社員経験として、これまで経験してきた分野に近い仕事を選ぶことも一つの方法です。

一方で、

「土日休みにしたい」

「シフト勤務を変えたい」

という希望がある場合は注意が必要です。

販売・サービス職でも土日勤務やシフト制の求人はあります。

経験を活かせるかだけではなく、今回変えたい働き方を実現できるかまで確認してください。

③ ITサポート・IT関連職

IT分野に興味がある場合は、ITサポートやヘルプデスクなどを検討できることがあります。

問い合わせ対応がある仕事では、接客や電話対応の経験との接点を見つけられる場合もあります。

ただし、「未経験歓迎」と書かれていても、ITの知識がまったく必要ないとは限りません。

求人によっては、

・基本的なPC操作
・ITに関する基礎知識
・新しいシステムを学ぶ姿勢

などが求められます。

IT分野へ進みたいのであれば、応募する前に求人を確認し、必要な知識を少しずつ身につけることも大切です。

④ 人材業界

人材業界でも、未経験者を対象とした求人が見つかることがあります。

アルバイトで接客や販売を経験してきた人であれば、相手の話を聞く力や状況に合わせて対応する力との接点があります。

アルバイトリーダーとして新人教育やシフト調整などを経験していれば、それも一つの経験です。

ただし、人材業界は単に「人の相談に乗る仕事」ではありません。

企業への営業、求職者への求人提案、目標管理、企業と求職者の調整などを行う仕事もあります。

仕事内容を理解してから応募しましょう。

⑤ 事務職

フリーターから事務職を目指したい人もいるでしょう。

正社員経験がなくても応募できる事務求人が見つかる場合はあります。

ただし、事務職は「未経験なら誰でも入りやすい職種」とは限りません。

求人によっては、

・PC操作
・Excel
・書類作成
・電話対応
・事務経験

などが求められます。

接客アルバイトで電話対応や予約管理、データ入力などを経験していれば接点になることもありますが、それだけで事務職経験者になるわけではありません。

事務職だけに絞らず、ほかの職種も比較しながら検討しましょう。

⑥ これまでのアルバイト経験と接点のある仕事

正社員を目指すときは、「未経験者に人気の職種」から選ぶ必要はありません。

これまでのアルバイト経験に近い仕事から正社員を目指す方法もあります。

例えば、

飲食アルバイト
→ 飲食・食品業界、販売、営業、顧客対応など

販売アルバイト
→ 販売、営業、カスタマーサポートなど

コールセンター
→ カスタマーサポート、営業、事務系の仕事など

というように、経験を分解すると選択肢が見えてくることがあります。

もちろん、これまでとまったく違う仕事を目指すこともできます。

その場合は、

「今まで何をしてきたか」
「その中で何を活かせるか」
「新しい仕事で何を身につける必要があるか」

を分けて考えることが重要です。

ここで紹介した以外にも、20代から未経験で検討できる職種はあります。

「どの仕事なら正社員を目指しやすいのか」「入りやすさだけでなく将来性も含めて比較したい」という方は、「20代未経験で転職しやすい職種は?将来性と現実性で比較」もあわせて参考にしてください。

正社員として目指す職種が見えてきたら、次に重要になるのが選考です。

フリーターから正社員を目指す場合、企業は「正社員経験があるか」だけを見ているわけではありません。

これまでフリーターだった理由や、なぜ今正社員を目指しているのか、アルバイトでどのように働いてきたのかなども整理しておく必要があります。



フリーターから正社員になるときに企業が見ているポイント

フリーターから正社員を目指す場合、

「フリーターだったことをどう説明すればいいのだろう」

と不安になる人もいるでしょう。

もちろん、これまでの経歴について質問されることはあります。

しかし、企業が確認したいのは過去の経歴だけではありません。

これまでどのように働いてきたのか、なぜ今正社員を目指しているのか、入社後にどのように働きたいのかまで一貫して説明できるようにしておきましょう。

① なぜこれまでフリーターだったのか

面接では、正社員として働いてこなかった理由を聞かれる場合があります。

例えば、

・やりたい仕事が決まっていなかった
・就職活動がうまくいかなかった
・アルバイトを続けるうちに期間が長くなった
・別の目標に取り組んでいた

など、人によって事情は異なります。

ここで大切なのは、無理に立派な理由を作ることではありません。

事実と異なる説明をするのではなく、これまでの経緯を簡潔に伝えたうえで、今後について話せるようにしておきます。

過去の説明だけが長くならないようにしましょう。

② なぜ今正社員になりたいのか

企業に伝えたいのは、「なぜフリーターだったのか」だけではありません。

「なぜ今は正社員として働きたいのか」

も重要です。

例えば、

「アルバイトで接客を経験する中で、今後は営業として提案力を身につけたいと思った」

「新人教育を任された経験から、より責任のある仕事にも挑戦したいと考えた」

など、これまでの経験と今後の希望につながりがあると説明しやすくなります。

単に、

「安定したいから」

だけで終わらせず、正社員としてどのような経験を積みたいのかまで考えておきましょう。

③ アルバイトでどのように働いてきたか

正社員経験がなくても、アルバイトとしてどのように働いてきたかは伝えられます。

例えば、

・同じ勤務先で継続して働いた
・新人教育を任された
・接客方法を工夫した
・売上目標を意識して行動した
・発注や在庫管理を任された
・忙しい時間帯のリーダーを担当した

などです。

役職や大きな成果がなければいけないわけではありません。

自分が任された仕事にどのように向き合ってきたのかを具体的に振り返ってみましょう。

面接でも、「コミュニケーション能力があります」と抽象的に伝えるより、実際の行動を交えて説明する方が自分の経験を伝えやすくなります。

④ 入社後に継続して働けそうか

企業にとっては、採用した人が入社後に仕事を続けられるかも重要です。

そのため、

「正社員ならどこでもいい」

という状態で応募すると、志望理由が曖昧になりやすくなります。

応募先について、

・どのような仕事をする会社なのか
・なぜその職種を選んだのか
・自分の経験をどこで活かせそうか
・入社後に何を身につけたいのか

を整理しておきましょう。

自分自身にとっても、仕事内容を理解してから応募することは入社後のミスマッチを防ぐことにつながります。

⑤ 応募先を選んだ理由があるか

「正社員になりたい」という理由だけでは、その会社を選んだ理由にはなりません。

同じ職種でも、企業によって、

・商品やサービス
・顧客
・仕事内容
・教育体制
・働き方
・将来のキャリア

は異なります。

そのため、

なぜ正社員になりたいのか
↓
なぜこの職種なのか
↓
なぜこの会社なのか

まで分けて考えておきましょう。

例えば営業職を希望する場合でも、「営業ならどこでもよい」ではなく、自分の経験や興味と応募先との接点を探すことが重要です。

フリーター期間について聞かれたときは、過去を取り繕うことより、

これまでの経緯 → アルバイトでの経験 → 今正社員を目指す理由 → 応募先で積みたい経験

までつなげて説明することを意識しましょう。



フリーターから正社員になるときの注意点

フリーターから正社員を目指していると、

「まずは一社でも内定を取らなければ」

と焦ることがあるかもしれません。

しかし、正社員として採用されることだけを優先すると、仕事内容や条件を十分に確認しないまま入社先を決めてしまう可能性があります。

最初の正社員経験を今後のキャリアにつなげるためにも、求人を選ぶときの注意点を確認しておきましょう。

① 「正社員ならどこでもいい」で応募しない

最も避けたいのが、

「正社員として採用してくれるなら、どの会社でもいい」

という選び方です。

正社員という雇用形態が同じでも、仕事内容や働き方、身につく経験は会社によって大きく異なります。

応募する前に、

・実際の仕事内容
・勤務時間
・休日
・給与
・勤務地
・教育体制
・数年後に任される仕事

などを確認しましょう。

正社員になることは重要な一歩ですが、どの会社でどのような経験を積むかも同じくらい重要です。

② 「未経験歓迎」だけで求人を選ばない

フリーターから正社員求人を探すときは、「未経験歓迎」「経験不問」といった言葉が目に入りやすくなります。

応募できる求人を探すうえでは一つの目安になりますが、それだけで応募先を決めるのは避けましょう。

例えば、

・具体的に何をする仕事なのか
・入社後にどのような研修があるのか
・どのように評価されるのか
・どのような働き方になるのか

なども確認する必要があります。

また、「未経験歓迎」であっても、企業が求める人物像は求人によって異なります。

応募条件を満たしていることと、自分に合った会社であることは別です。

③ 希望条件を増やしすぎない

「せっかく正社員になるなら、できるだけ条件のよい会社へ入りたい」

と考えることもあるでしょう。

しかし、

・未経験職種
・高年収
・残業が少ない
・土日祝休み
・転勤なし
・勤務地限定
・大手企業

など、希望条件を増やしすぎると応募できる求人が少なくなる場合があります。

もちろん、希望をすべて諦める必要はありません。

絶対に譲れない条件
できれば実現したい条件

を分けて求人を比較することが大切です。

④ アルバイト経験を過小評価しない

正社員経験がないことを気にするあまり、

「自分には何のスキルもありません」

と面接で伝えてしまう人もいるかもしれません。

しかし、アルバイトでも仕事として経験してきたことはあります。

接客、販売、電話対応、調理、在庫管理、新人教育など、実際に担当した仕事を振り返りましょう。

一方で、アルバイト経験を正社員経験や未経験職種の実務経験として見せる必要もありません。

経験したことは具体的に伝え、未経験の部分についてはこれから身につける姿勢を示す。

この両方を分けて考えることが重要です。

⑤ 内定を取ることだけをゴールにしない

フリーターから正社員を目指す場合、最初の内定が出ると、

「せっかく採用してもらえたのだから、ここに決めた方がいい」

と思うこともあるでしょう。

しかし、内定が出たあとも、

・求人で確認した仕事内容と合っているか
・給与や休日などの条件に認識違いがないか
・自分が希望する経験を積めそうか
・無理なく働き続けられそうか

を確認することが大切です。

正社員になることだけをゴールにすると、その先のキャリアが見えなくなることがあります。

「採用してくれる会社」ではなく、「最初の正社員経験を積む会社として自分に合っているか」

という視点を持って最終的に判断しましょう。

フリーターから正社員を目指すときは、「未経験でも応募できるか」だけではなく、入社後の仕事内容や働き方まで確認する必要があります。

求人を選ぶときにどのような点へ注意すればよいか詳しく知りたい方は、「未経験転職で20代が選んではいけない求人の特徴」もあわせて参考にしてください。

応募する職種や求人の考え方が整理できたら、あとは実際の就職活動へ落とし込んでいきます。

最後に、フリーターから正社員になるために何から始めればよいのか、具体的な順番を確認していきましょう。



フリーターから正社員になるための進め方

ここまで、フリーターから正社員になる方法や仕事の選び方、企業が見ているポイントについて解説してきました。

実際に正社員を目指すときは、いきなり多くの求人へ応募する必要はありません。

何から始めればよいか分からない方は、次の順番で進めてみましょう。

① 正社員になりたい理由を整理する

最初に、

「なぜ今、正社員になりたいのか」

を整理します。

収入を安定させたい、長く働ける仕事を見つけたい、新しい経験を積みたいなど、理由は人によって異なります。

ここが明確になると、求人を選ぶ基準だけでなく、面接で「なぜ正社員を目指しているのか」を説明するときにも役立ちます。

② アルバイト経験を棚卸しする

次に、これまでのアルバイト経験を書き出します。

勤務先や期間だけでなく、

・担当した仕事
・任されていた役割
・工夫したこと
・継続して取り組んだこと
・新人教育などの経験

まで整理しましょう。

特別な実績がなければいけないわけではありません。

日々の仕事の中で何を任され、どのように働いてきたのかを振り返ることが大切です。

③ 目指す職種を複数検討する

経験を整理したら、正社員として目指す仕事を考えます。

この段階では、一つの職種だけに決めなくても構いません。

例えば、接客経験がある人なら、営業、販売、カスタマーサポートなど複数の仕事との接点を考えられます。

気になる職種が見つかったら、

・実際に何をする仕事なのか
・自分の経験を活かせる部分はあるか
・新しく何を身につける必要があるか
・希望する働き方と合っているか

を比較してみましょう。

④ 自分に合った方法で求人を探す

目指す方向がある程度決まったら、求人を探します。

方法は一つに限定する必要はありません。

企業への直接応募、求人サイト、就職・転職エージェント、公的な就職支援などから、自分に合ったものを利用します。

現在のアルバイト先に正社員登用制度があり、その会社で働き続けたい場合は、正社員登用について確認する方法もあります。

重要なのは、求人をたくさん見ることではなく、自分の経験や希望と比較しながら見ることです。

⑤ 応募書類と面接の準備をする

応募先が決まったら、履歴書や職務経歴書、面接の準備をします。

フリーターから正社員を目指す場合は、

これまでフリーターだった理由
↓
アルバイトで経験したこと
↓
なぜ今正社員を目指すのか
↓
なぜその職種・会社なのか
↓
入社後にどう働きたいのか

を一貫して説明できるようにしておくことが重要です。

アルバイト経験を必要以上に小さく見せる必要はありません。

反対に、経験していない仕事まで「できます」と見せる必要もありません。

これまで経験してきたことと、これから身につけたいことを分けて伝えましょう。

⑥ 内定後も仕事内容・条件を確認する

内定が出ても、すぐに「正社員になれるから」という理由だけで決める必要はありません。

入社前に、

・仕事内容
・給与
・勤務時間
・休日
・勤務地
・雇用条件
・入社後に期待される役割

などを確認しましょう。

求人を見たときの認識と違う部分がないかを確認したうえで、入社するか判断します。

正社員になることではなく、その会社で働き続けられるかまで考えることが大切です。



フリーターから正社員を目指すならキャリアのトビラへ

フリーターから正社員を目指したいと思っても、

「自分に向いている仕事が分からない」

「アルバイト経験をどうアピールすればよいか分からない」

「どの求人なら応募できるのか判断できない」

という方もいるでしょう。

その場合は、

これまで何を経験してきたか
↓
なぜ今正社員になりたいのか
↓
どの経験を次の仕事で活かせるか
↓
最初の正社員として何を身につけたいか
↓
30代でどのようなキャリアを目指したいか

という順番で整理してみてください。

キャリアのトビラでは、20代・第二新卒の転職相談を受け付けています。

正社員経験の有無だけで判断するのではなく、アルバイトを含めてこれまで経験してきたことを整理しながら、これから目指す仕事を一緒に考えていきましょう。

また、

・求人選び
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・面接対策
・入社後のフォロー

までサポートしています。

LINEで相談でき、平日夜や土日にも対応しています。

「まだ応募したい職種が決まっていない」という段階でも、最初から一つの仕事に決める必要はありません。

正社員になることだけを目的にするのではなく、これからどのような経験を積んでいきたいのかまで整理したうえで、最初の一社を選ぶことが大切です。



まとめ|正社員になることではなく、その先のキャリアまで考えよう

20代フリーターから正社員を目指すことは可能です。

正社員経験がなくても応募できる求人はありますし、アルバイトで経験してきたことを活かせる仕事が見つかる場合もあります。

ただし、

「20代だから大丈夫」
「未経験歓迎だから採用される」
「正社員ならどの会社でもいい」

と考えるのはおすすめできません。

まずは、

① 正社員になりたい理由を整理する
↓
② アルバイト経験を棚卸しする
↓
③ 目指す職種を複数比較する
↓
④ 自分に合った方法で求人を探す
↓
⑤ 応募書類・面接を準備する
↓
⑥ 内定後も仕事内容や条件を確認する

という順番で進めてみましょう。

アルバイト経験しかないからといって、これまでの経験がすべてゼロになるわけではありません。

接客、販売、電話対応、在庫管理、新人教育など、実際に担当してきた仕事の中から次の仕事で活かせるものを整理できます。

一方で、アルバイト経験がそのまま正社員経験や未経験職種の実務経験になるわけでもありません。

これまで身につけた力を活かしながら、新しい仕事で必要な経験をこれから積んでいく。

この考え方を持つことが大切です。

そして、最初の正社員就職では、内定を取ることだけをゴールにしないようにしましょう。

「正社員になれる会社」ではなく、「数年後の自分にどのような経験が残る会社なのか」まで考えて選ぶ。

20代で初めて正社員を目指すからこそ、その視点を持ちながらこれからのキャリアを考えていきましょう。

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フリーターから正社員を目指すときに、「アルバイト経験しかないから、自分にはアピールできるスキルがない」と感じる方もいるでしょう。

しかし、これまでの仕事を具体的に振り返ることで、次の仕事で活かせる経験が見つかる場合があります。

「自分には何ができるのか分からない」「応募先で伝えられる強みを整理したい」という方は、「転職したいけどスキルがない20代へ|今ある経験を強みに変える方法」もあわせて参考にしてください。