
既卒・職歴なしの20代でも転職エージェントは使える?正社員就職の進め方
2026年10月08日 12:54
「大学を卒業してから正社員として働いたことがないけれど、転職エージェントは使える?」
「職歴がないと、求人を紹介してもらえないのでは?」
既卒・職歴なしの20代で正社員を目指していると、このような不安を感じる方もいるでしょう。
結論から言えば、正社員としての職歴がなくても、相談できる転職エージェントはあります。
ただし、すべての転職エージェントが既卒・職歴なしの人を同じように支援しているわけではありません。
経験者の転職を中心に支援しているサービスもあれば、20代や既卒、未経験から正社員を目指す人の支援を行っているサービスもあります。
そのため、「職歴がないからエージェントは使えない」と考えるのではなく、自分が支援対象に入っているサービスを選ぶことが重要です。
この記事では、
・既卒・職歴なしでも転職エージェントを使えるのか
・エージェントを利用するメリット
・自分に合ったエージェントの選び方
・相談前に整理しておきたいこと
・利用するときの注意点
・正社員就職までの進め方
について順番に解説します。
正社員経験がないことだけを理由に選択肢を狭めず、これからどのような経験を積んでいくかまで考えながら就職活動を進めていきましょう。
【30秒でわかるこの記事の結論】
・既卒・職歴なしでも相談できる転職エージェントはある
・ただし、すべてのエージェントが職歴なしの20代を支援対象としているわけではない
・エージェント選びでは「有名かどうか」だけでなく、既卒・未経験への対応や保有求人を確認する
・職歴がなくても、アルバイトや学業などこれまでの経験から整理できることはある
・紹介された求人が自分に合うとは限らないため、応募するかどうかは自分でも判断する
・エージェントだけに頼らず、必要に応じてほかの就職方法も組み合わせる
大切なのは、正社員になることだけをゴールにするのではなく、最初の正社員経験を今後のキャリアにどうつなげるかまで考えて就職先を選ぶことです。
既卒・職歴なしの20代でも転職エージェントは使える?
既卒・職歴なしでも利用できる転職エージェントはあります。
ただし、「20代だからどのエージェントでも利用できる」「登録すれば必ず求人を紹介してもらえる」と考えるのは避けた方がよいでしょう。
転職エージェントによって支援対象や扱っている求人が異なるため、自分の状況に合ったサービスを選ぶ必要があります。
職歴なしでも相談できるエージェントはある
正社員として働いた経験がなくても、相談できるエージェントはあります。
転職エージェントの中には、経験者向けの求人を中心に扱うサービスだけでなく、20代や既卒、未経験から正社員を目指す人を支援対象としているサービスもあるからです。
例えば、
・学校卒業後に正社員として働いたことがない
・アルバイト経験が中心
・就職活動をしたものの新卒で入社しなかった
・卒業後に資格取得や就職活動をしていた
といった場合でも、利用対象となるサービスがあります。
「職歴がない」という理由だけで、最初から転職エージェントの利用を諦める必要はありません。
まずは、そのサービスがどのような人を支援対象としているのかを確認することが大切です。
すべてのエージェントが対象とは限らない
一方で、すべての転職エージェントが既卒・職歴なしの人を対象としているわけではありません。
転職エージェントによって、
・経験者の転職を中心に支援している
・特定の職種や業界に特化している
・一定以上の実務経験を想定した求人が多い
・20代や未経験者向けの求人を扱っている
など、特徴が異なります。
そのため、知名度の高いエージェントへ登録すればよいとは限りません。
正社員経験がない場合は、「既卒」「未経験」「正社員経験なし」など、自分の状況が支援対象に含まれているかを確認してから相談した方が、ミスマッチを減らしやすくなります。
登録できても求人を紹介されない場合がある
転職エージェントへ登録できたとしても、必ず求人を紹介してもらえるとは限りません。
例えば、
・希望する地域の求人を扱っていない
・希望条件に合う求人がない
・希望職種で求められる経験と現在の経歴が合っていない
・その時点で紹介できる求人がない
といった場合には、求人紹介を受けられないことがあります。
ここで注意したいのは、1社から求人を紹介されなかったという結果だけで、「自分は正社員になれない」と判断しないことです。
エージェントによって支援対象や得意とする職種・業界、扱っている求人は異なります。
求人紹介を受けられなかった場合は、その理由を整理したうえで、別のサービスやほかの就職方法も検討できます。
既卒・職歴なしの20代がエージェントを使うメリット
既卒・職歴なしの20代がエージェントを利用するメリットは、単に求人を紹介してもらえることだけではありません。
正社員経験がない場合、「どの求人なら応募できるのか」「面接で職歴についてどう説明すればよいのか」など、求人探し以外で迷うこともあります。
そのような点を相談しながら就職活動を進められることも、エージェントを利用するメリットです。
① 自分に応募可能な求人を探しやすい
職歴がない状態で求人を探していると、
「未経験歓迎と書いてあるけれど、自分も対象なのか」
「社会人経験がなくても応募できるのか」
と判断に迷うことがあります。
エージェントを利用すると、これまでの経歴や希望を伝えたうえで、応募可能な求人を紹介してもらえる場合があります。
特に、求人票だけでは応募条件が分かりにくい場合に、応募可能性を確認しながら求人を探せることはメリットの一つです。
ただし、紹介された求人が必ず自分に合っているとは限りません。
仕事内容や労働条件、今後身につく経験などは、自分でも確認して判断することが大切です。
② 職歴がない期間の説明を整理できる
既卒の就職活動では、卒業後から現在まで何をしていたのかを聞かれることがあります。
大切なのは、空白期間があること自体を必要以上に隠すのではなく、
・卒業後に何をしていたのか
・なぜその状態になったのか
・その期間に考えたことや取り組んだこと
・なぜ今、正社員として働きたいのか
を整理して説明できるようにすることです。
自分一人で考えていると、「どう説明すれば不利にならないか」ばかりを意識してしまうこともあります。
エージェントへ相談することで、事実と異なる説明を作るのではなく、これまでの経緯を整理し、応募先へ伝える内容を考えやすくなります。
③ アルバイトなどの経験を棚卸しできる
正社員経験がないからといって、これまでの経験がすべて就職活動で使えないわけではありません。
例えばアルバイトでも、
・接客を続けてきた
・新人教育を任された
・売上や在庫の管理をしていた
・クレーム対応を経験した
・複数のスタッフと連携して働いていた
など、仕事を通じて経験してきたことがあります。
また、学業や資格取得などから、継続して取り組んだことを整理できる場合もあります。
ただし、アルバイトや学生時代の経験を、正社員としての実務経験と同じように見せる必要はありません。
これまで実際に経験したことを整理し、その中から応募先でも活かせる部分を考えることが重要です。
④ 応募書類・面接の準備ができる
職歴がない場合、
「職務経歴書には何を書けばいいのか」
「面接で既卒になった理由をどう説明すればいいのか」
と悩むことがあります。
エージェントによっては、履歴書などの応募書類の確認や面接対策を受けられます。
特に面接では、既卒になった理由だけでなく、
・なぜ正社員を目指しているのか
・なぜその仕事を希望するのか
・入社後にどのような経験を積みたいのか
まで一貫して説明できるように準備することが大切です。
「職歴がないことをどう隠すか」ではなく、「これまでの経緯とこれからの方向性をどう伝えるか」という視点で準備しましょう。
⑤ 一人では分からない求人情報を確認できる
求人票を読んだだけでは、仕事内容や採用背景が十分に分からないこともあります。
エージェントが企業について詳しい情報を持っている場合は、
・実際に担当する仕事内容
・企業がどのような人を求めているか
・未経験者にどの程度の経験を求めているか
・入社後にどのような仕事から始めるのか
などを確認できることがあります。
正社員になることを急ぐあまり、「採用してもらえそうだから」という理由だけで求人を選ぶのは避けたいところです。
最初の正社員経験は、その後のキャリアにもつながっていきます。
求人を紹介してもらうだけでなく、その仕事でどのような経験を積めるのかまで確認しながら就職先を考えていきましょう。
エージェントを利用するメリットが分かっても、どのサービスを選んでも同じというわけではありません。
既卒・職歴なしの場合は、自分が支援対象に入っているかだけでなく、どのような求人を扱い、どこまで就職活動を支援してもらえるかを確認することが重要です。
次の章では、既卒・職歴なしの20代がエージェントを選ぶときのポイントと、相談前に整理しておきたいことを詳しく解説します。
既卒・職歴なしだからこそエージェント選びが重要
既卒・職歴なしの20代がエージェントを利用するときは、「有名だから」「求人数が多そうだから」という理由だけで選ばないことが大切です。
エージェントによって支援対象や得意分野、扱っている求人は異なります。
正社員経験がない場合は、自分の状況に対応しているかだけでなく、どのような求人を紹介してもらえるのか、どのような支援を受けられるのかまで確認しましょう。
① 20代・既卒・未経験を支援対象としているか
最初に確認したいのは、自分がそのエージェントの支援対象に入っているかです。
転職エージェントの中には、一定の実務経験がある人を主な対象としているサービスもあります。
一方で、
・20代
・既卒
・第二新卒
・未経験から正社員を目指す人
などの支援に対応しているサービスもあります。
正社員経験がない場合は、登録する前に公式サイトなどで対象者を確認しておくと、登録後に「紹介できる求人がない」というミスマッチを減らしやすくなります。
ただし、「20代向け」「未経験向け」と書かれているだけで判断するのではなく、自分の状況で実際に相談できるかまで確認することが大切です。
② 職歴なしでも紹介できる求人があるか
支援対象に入っていることと、自分に紹介できる求人があることは別です。
例えば、既卒を支援対象としていても、
・希望する地域の求人が少ない
・希望職種では経験者向け求人が中心
・自分の希望条件に合う求人が少ない
といったことはあります。
そのため、エージェントを選ぶときは「既卒でも登録できるか」だけでなく、自分の経歴や希望に合う求人を扱っているかも確認しましょう。
また、最初から職種や条件を狭くしすぎると、応募できる求人が少なくなることがあります。
譲れない条件と、相談しながら調整できる条件を分けておくと、求人を比較しやすくなります。
③ 求人紹介だけでなく書類・面接支援があるか
既卒・職歴なしの場合は、求人紹介以外のサポートも確認しておきたいポイントです。
正社員経験がないと、
「履歴書に何を書けばいいのか」
「卒業後の期間を面接でどう説明すればいいのか」
「自己PRで何を伝えればいいのか」
と悩むことがあります。
そのため、
・これまでの経験の棚卸し
・応募書類の確認
・自己PRの整理
・面接対策
・応募先に合わせた選考準備
などを相談できるか確認しておくとよいでしょう。
特に重要なのは、無理に経歴をよく見せることではありません。
これまで何をしてきたのか、なぜ今正社員を目指しているのか、これから何を身につけたいのかを整理し、応募先へ一貫して伝えられる状態をつくることが大切です。
④ 希望を聞かず求人を大量に勧めてこないか
求人を多く紹介してもらえることが、必ずしも良いエージェントの条件とは限りません。
正社員経験がないと、
「紹介してもらえた求人には応募した方がいいのでは」
「せっかく紹介してもらったから断りにくい」
と感じることもあるでしょう。
しかし、希望する仕事内容や働き方を十分に確認せず、応募できる求人を次々に勧められる場合は注意が必要です。
エージェントを利用するときは、
・なぜこの求人を紹介したのか
・自分のどの経験が活かせるのか
・仕事内容は希望と合っているか
・入社後にどのような経験を積めるのか
などを確認しましょう。
紹介された求人数だけでなく、自分の希望や今後のキャリアを踏まえて提案してもらえるかを見ることが重要です。
⑤ 入社することだけをゴールにしていないか
既卒・職歴なしから正社員を目指す場合、「まず正社員にならなければ」と焦ってしまうことがあります。
しかし、正社員として入社することだけをゴールにすると、仕事内容や働き方を十分に確認しないまま就職先を決めてしまう可能性があります。
最初の正社員経験で、
・どのような仕事を経験できるのか
・どのようなスキルが身につくのか
・数年後にどのような仕事へつながるのか
・自分が無理なく続けられる働き方か
まで考えることが大切です。
エージェントを選ぶときも、「入社できそうな求人を紹介してくれるか」だけではなく、これからのキャリアまで相談できるかという視点を持ちましょう。
未経験転職を支援するエージェントにも、それぞれ得意な年代や求人、サポート内容があります。
自分に合うサービスを判断するポイントをさらに詳しく知りたい方は、「未経験転職に強いエージェントの見分け方|20代が見るべき5つの条件」もあわせて参考にしてください。
エージェントへ相談する前に整理しておきたいこと
エージェントへ相談する前に、完璧な志望動機や自己PRを作っておく必要はありません。
一方で、これまでの経緯や正社員を目指す理由をある程度整理しておくと、相談時に自分の状況を伝えやすくなります。
「職歴がないから話せることがない」と考えるのではなく、これまで何をしてきたのかを事実ベースで振り返ってみましょう。
① なぜ既卒・職歴なしになったのか
まず整理したいのは、新卒で就職しなかった理由や、これまで正社員として働いてこなかった経緯です。
理由は人によって異なります。
例えば、
・新卒時の就職活動がうまくいかなかった
・希望する進路が決まらなかった
・資格取得や試験に取り組んでいた
・卒業後にアルバイトを続けていた
・就職先を決めきれないまま時間が経った
など、さまざまなケースがあります。
大切なのは、面接で評価されそうな理由を後から作ることではありません。
まずは事実を整理し、「当時どのように考えていたのか」「その後どう行動したのか」を自分の言葉で説明できるようにしましょう。
② 卒業後に何をしていたのか
既卒の就職活動では、卒業してから現在までの期間について確認されることがあります。
そのため、期間ごとに何をしていたのかを整理しておきましょう。
例えば、
・アルバイトをしていた
・資格取得の勉強をしていた
・就職活動をしていた
・家族の事情などで就職活動をしていない期間があった
などです。
何もしていない期間があったとしても、事実と異なる経験を付け加える必要はありません。
重要なのは、その期間を振り返ったうえで、現在どのように考え、これからどう働いていきたいのかを説明できるようにすることです。
③ アルバイト・学業・資格取得などの経験
正社員としての職歴がなくても、これまで取り組んできたことは整理しておきましょう。
例えばアルバイトなら、
・どのような仕事を担当したか
・どのくらいの期間続けたか
・どのような工夫をしたか
・周囲とどのように関わったか
・任されていた役割はあったか
などを振り返ります。
学業や資格取得についても、継続して取り組んだことや工夫したことがあれば整理できます。
ただし、これらを正社員としての実務経験と同じように扱う必要はありません。
「経験があるように見せる」のではなく、実際に経験したことの中から、応募先でも活かせる考え方や行動を見つけることが大切です。
④ なぜ今正社員を目指すのか
既卒・職歴なしの就職活動では、「なぜ今、正社員として働こうと思ったのか」を整理しておくことも重要です。
例えば、
「周囲が就職したから」
「そろそろ正社員になった方がよいと思ったから」
だけでは、これからどのように働きたいのかが伝わりにくくなります。
これまでの経験を振り返り、
・仕事を通じて身につけたいことができた
・長期的に経験を積める環境で働きたい
・将来を考えてキャリアの土台をつくりたい
など、自分が正社員を目指すようになった背景を整理してみましょう。
立派な理由を作る必要はありません。
自分が現在どのように考えているのかを、具体的に説明できることが大切です。
⑤ これからどのような仕事をしたいのか
エージェントへ相談する段階で、希望職種を一つに決めておく必要はありません。
ただし、「何でもいいので正社員になりたい」という状態では、自分に合った求人を判断しにくくなります。
まずは、
・興味がある仕事内容
・これまでの経験から活かせそうなこと
・避けたい働き方
・勤務地や休日など譲れない条件
・これから身につけたいスキル
などを整理してみましょう。
例えば職種を決められなくても、
「人と関わる仕事は続けたい」
「立ち仕事中心の働き方は変えたい」
「数年後にも活かせるスキルを身につけたい」
といったところから方向性を考えることができます。
最初から正解を出す必要はありません。
仮の方向性を持ったうえでエージェントへ相談し、求人や仕事内容を確認しながら具体化していく方法もあります。
ここまで整理できれば、エージェントへ相談するときにも、自分の状況や希望を伝えやすくなります。
ただし、相談したからといって、紹介された求人へすべて応募する必要はありません。
次の章では、既卒・職歴なしの20代がエージェントを利用するときに注意したいことと、正社員就職を実際にどう進めていくかを解説します。
既卒・職歴なしの20代がエージェントを使うときの注意点
転職エージェントは、既卒・職歴なしから正社員を目指すときの選択肢の一つです。
ただし、登録すれば自分に合う会社へ就職できるわけではありません。
求人を紹介してもらうだけでなく、「この会社で働きたいか」「これからのキャリアにつながるか」を自分でも考えながら利用することが大切です。
① 紹介された求人へすべて応募する必要はない
エージェントから求人を紹介されても、すべてに応募する必要はありません。
正社員経験がないと、
「応募できる求人があるなら受けた方がいいのでは」
「断ったら求人を紹介してもらえなくなるのでは」
と考えてしまうこともあるでしょう。
しかし、応募するかどうかを決めるのは自分自身です。
紹介された求人について、
・具体的にどのような仕事をするのか
・なぜ自分に紹介されたのか
・希望する働き方と合っているか
・入社後にどのような経験を積めるのか
を確認したうえで判断しましょう。
希望と合わない場合は、応募しない理由を担当者へ伝えることで、その後の求人紹介を調整しやすくなります。
② 「未経験歓迎」だけで決めない
既卒・職歴なしから求人を探すと、「未経験歓迎」「経験不問」といった言葉に目が向きやすくなります。
しかし、「未経験歓迎」と書かれていることだけを理由に応募先を決めるのは避けましょう。
同じ未経験歓迎求人でも、
・実際の仕事内容
・入社後の教育体制
・求められる役割
・給与や休日などの労働条件
・身につけられる経験
は異なります。
また、「未経験歓迎」であっても、誰でも採用されるという意味ではありません。
応募条件を満たしているかだけでなく、その仕事を続けられそうか、今後のキャリアにつながる経験を積めるかまで確認しましょう。
③ 希望条件をすべて任せない
「自分に何が向いているか分からないから、エージェントに決めてもらいたい」と考える人もいるかもしれません。
しかし、求人選びをすべてエージェントへ任せるのはおすすめできません。
エージェントから提案を受けることはできますが、
・どのような仕事をしたいか
・どのような働き方を避けたいか
・何を優先したいか
・将来どのような経験を積みたいか
を最終的に決めるのは自分自身です。
希望がまだ明確でない場合でも、「何をしたいか」だけでなく「何を変えたいか」「何なら続けられそうか」から整理してみましょう。
そのうえで担当者の意見も参考にすると、求人を判断しやすくなります。
④ 一つのエージェントだけで判断しない
一つのエージェントから紹介された求人だけを見て、「自分が応募できる会社はこれしかない」と判断する必要はありません。
エージェントによって支援対象や得意分野、扱っている求人は異なります。
そのため、必要に応じて別のエージェントを利用したり、自分で求人を探したりする方法もあります。
大切なのは、登録するサービスの数を増やすことではありません。
自分がどのような求人を紹介されているのかを確認しながら、必要に応じて情報源を広げることです。
⑤ エージェントから紹介されない=就職できない、ではない
エージェントへ相談しても、求人を紹介してもらえない場合があります。
しかし、それだけで「自分は正社員になれない」と判断する必要はありません。
求人を紹介してもらえない理由には、
・そのエージェントの支援対象と合っていない
・希望する職種や地域の求人が少ない
・希望条件と紹介可能な求人が合っていない
・その時点で紹介できる求人がない
などがあります。
一つのエージェントで求人を紹介されなかった場合は、別のエージェントを確認するほか、転職サイトから自分で応募したり、公的な就職支援を利用したりする方法もあります。
エージェントは正社員就職を進める方法の一つであり、唯一の方法ではありません。
転職エージェントから求人を紹介してもらえない理由や、その後に取れる具体的な行動については、「20代が転職エージェントに断られる理由と対処法」もあわせて参考にしてください。
既卒・職歴なしから正社員になるための進め方
既卒・職歴なしから正社員を目指すときは、最初から応募先を一社に絞る必要はありません。
これまでの経歴を整理し、目指す方向を仮決めしたうえで求人を確認しながら、少しずつ具体化していきましょう。
ここでは、就職活動を6つのSTEPに分けて説明します。
STEP1|これまでの経歴を整理する
最初に、学校卒業後から現在までの経歴を時系列で整理します。
例えば、
・卒業した時期
・アルバイトをしていた期間
・資格取得や試験に取り組んでいた期間
・就職活動をしていた時期
・そのほか取り組んでいたこと
を書き出してみましょう。
ここでは、無理にアピールポイントを作る必要はありません。
まず事実を整理し、「これまで何をしてきたのか」を自分で把握することが出発点です。
STEP2|目指す仕事と希望条件を仮決めする
経歴を整理したら、どのような仕事を目指すかを考えます。
この段階で職種を一つに決められなくても問題ありません。
例えば、
・人と関わる仕事がしたい
・PCを使う仕事に挑戦したい
・これまでの接客経験を活かしたい
・長期的に専門性を身につけたい
など、大まかな方向から考える方法もあります。
あわせて、
・勤務地
・休日
・給与
・勤務時間
・仕事内容
などの希望条件も整理しましょう。
すべてを必須条件にするのではなく、「譲れない条件」と「できれば叶えたい条件」に分けておくと求人を比較しやすくなります。
STEP3|自分を支援対象としているエージェントへ相談する
方向性をある程度整理したら、既卒や職歴なしの20代を支援対象としているエージェントへ相談します。
相談するときは、
・これまでの経歴
・正社員を目指している理由
・興味のある仕事
・希望条件
・不安に感じていること
を伝えましょう。
希望職種が決まっていない場合も、そのことをそのまま伝えて構いません。
重要なのは、「何でもいい」と任せるのではなく、現在考えていることや迷っていることを共有することです。
STEP4|紹介された求人を自分でも確認する
求人を紹介されたら、そのまま応募するのではなく、自分でも内容を確認します。
特に、
・仕事内容
・雇用形態
・給与
・勤務時間
・休日
・勤務地
・研修や教育体制
・入社後に担当する仕事
などは確認しておきたいポイントです。
分からないことがあれば、担当者へ確認してから応募を判断しましょう。
「職歴なしでも応募できる」という理由だけではなく、自分がその会社でどのような経験を積めるのかを見ることが大切です。
STEP5|応募書類と面接を準備する
応募する求人が決まったら、書類と面接の準備を進めます。
既卒・職歴なしの場合は、特に、
・卒業後の期間をどう過ごしていたか
・なぜ新卒で就職しなかったのか
・なぜ今正社員を目指しているのか
・なぜその会社・仕事を希望するのか
・入社後にどう働いていきたいのか
を整理しておきましょう。
すべてを完璧に見せようとする必要はありません。
過去の経歴、現在正社員を目指している理由、これからの方向性が大きく矛盾しないように説明できることが重要です。
STEP6|必要に応じてエージェント以外の方法も併用する
エージェントを利用しても、自分に合う求人がすぐに見つかるとは限りません。
その場合は、
・転職サイトや求人サイトから自分で応募する
・企業の採用ページから直接応募する
・ハローワークなどの公的な就職支援を利用する
といった方法も検討できます。
エージェントを使うか使わないかの二択で考える必要はありません。
エージェントで書類や面接について相談しながら、自分でも求人を探すなど、状況に合わせて方法を組み合わせることもできます。
大切なのは、「どのサービスを使うか」そのものではなく、自分に合った会社を見つけ、正社員としてどのような経験を積んでいくかです。
既卒・職歴なしからの就職では、「まず正社員になること」に意識が向きやすくなります。
しかし、入社はキャリアのゴールではありません。
次の章では、最初の正社員経験をその後のキャリアにつなげる考え方も含め、キャリアのトビラで相談できることと、この記事全体のまとめをお伝えします。
既卒・職歴なしの就職に不安があるならキャリアのトビラへ
既卒・職歴なしから正社員を目指そうとしても、
「自分が応募できる求人が分からない」
「これまでの経験でアピールできることがない」
「どのような仕事を選べばいいのか決められない」
と悩むこともあるでしょう。
そのような場合は、いきなり応募先を決めるのではなく、まずこれまでの経歴とこれからの方向性を整理することが大切です。
実際の転職支援では、
・卒業後に何をしてきたのか
・アルバイトなどでどのような経験をしたのか
・なぜ今、正社員として働きたいのか
・どのような仕事なら経験を活かせそうか
・最初の正社員経験として何を身につけたいのか
といったことを一つずつ整理しながら、目指す方向を考えていきます。
正社員経験がないからといって、最初から応募できる求人だけを見て就職先を決める必要はありません。
一方で、希望する仕事であれば何でも未経験から目指せるわけでもありません。
これまでの経験、現在応募できる求人、本人の適性や希望を確認したうえで、現実的な選択肢を考えることが重要です。
キャリアのトビラでは、20代・第二新卒を中心に転職・就職の相談を受け付けています。
「まず正社員になる」ことだけをゴールにするのではなく、30代でどのような働き方やキャリアを目指したいのかを考え、そこから逆算して最初の一歩を一緒に整理します。
LINEで相談できるほか、平日夜や土日の相談にも対応しています。
応募する求人が決まった後は、書類添削や面接対策を行い、入社後も新しい職場で仕事を続けていけるようフォローしています。
「自分の経歴で正社員を目指せるのか分からない」「何から始めればいいのか決められない」という場合は、一人で応募先を決める前に、相談しながら方向性を整理する方法もあります。
まとめ|職歴がないからこそ「どこに相談するか」だけでなく「何を目指すか」を考えよう
既卒・職歴なしの20代でも、相談できる転職エージェントはあります。
ただし、すべてのエージェントが同じ人を支援対象としているわけではなく、扱っている求人や得意分野も異なります。
そのため、
・既卒・職歴なしでも支援対象になるか
・自分が応募できる求人を扱っているか
・書類や面接の支援を受けられるか
・希望や今後のキャリアまで相談できるか
を確認したうえで、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。
また、エージェントから紹介された求人だからといって、必ず応募する必要はありません。
仕事内容や労働条件、入社後に身につく経験などを自分でも確認し、納得できる求人かどうかを判断しましょう。
一つのエージェントで求人を紹介してもらえなかった場合も、それだけで正社員就職を諦める必要はありません。
別のエージェントを利用するほか、自分で求人を探したり、公的な就職支援を利用したりする方法もあります。
既卒・職歴なしから正社員を目指すときに大切なのは、「どこなら採用してもらえるか」だけで就職先を決めないことです。
これまでの経験を整理し、最初の正社員経験として何を身につけたいのか、その経験を数年後のキャリアへどうつなげたいのかまで考えながら就職活動を進めていきましょう。
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