
転職でハローワークを使う方法|20代が知っておきたい支援内容と転職エージェントとの違い
2026年10月09日 15:45
「転職活動でもハローワークを利用できるのだろうか」
「ハローワークと転職サイト、転職エージェントのどれを使えばよいか分からない」
初めて転職する20代には、このような疑問があるでしょう。
ハローワークは、退職した人だけが失業給付の手続きに行く場所ではありません。
在職中でも求人を探すことができ、職業相談、求人紹介、応募書類や面接の支援などを利用できます。
一方で、ハローワーク、転職サイト、転職エージェントでは、扱う求人や転職活動への関わり方が異なります。
どれか一つだけを選ぶのではなく、自分が必要とする求人と支援に合わせて使い分けることが大切です。
この記事では、ハローワークでできること、利用の流れ、求人を見るときの注意点、20代向け支援、転職エージェントとの違いを解説します。
30秒でわかるこの記事の結論
ハローワークは在職中の転職活動でも利用できる
求人検索だけでなく、職業相談、求人紹介、書類・面接支援も受けられる
地域の求人や幅広い求人を探したい人は利用を検討できる
20代は「わかものハローワーク」などの若者向け支援も確認する
求人票だけで分からない仕事内容や職場環境は、自分でも確認する必要がある
ハローワークと転職サイト、転職エージェントは併用できる
ハローワークが合うかどうかは、求人数だけでは決まりません。
求人を自分で比較したいのか、職業相談を受けたいのか、応募先ごとの対策まで必要なのかを考えましょう。
ハローワークは転職でも利用できる
ハローワークは国が運営する公共職業安定所です。
仕事を探す人に対して、求人情報の提供や職業相談、職業紹介などを行っています。
厚生労働省の「仕事を探す人のハローワーク」では、窓口だけでなく、自宅のパソコンやスマートフォンから求人を検索できることもできます。
退職前でも求人を探せる
ハローワークは、会社を辞めてからでなければ使えないサービスではありません。
在職中でも、ハローワークインターネットサービスで求人情報を確認できます。
窓口の利用方法や紹介を受けるために必要な手続きは、利用するハローワークへ確認してください。
退職してから初めて仕事を探すのではなく、在職中に求人の選択肢を確認しておくと、転職すべきか判断しやすくなります。
求人検索だけの利用もできる
ハローワークインターネットサービスでは、勤務地、職種、雇用形態、賃金などの条件から求人を検索できます。
最初は、自分の地域にどのような求人があるかを知る目的で利用してもよいでしょう。
ただし、検索結果の件数だけで転職の可能性を判断せず、応募条件と仕事内容まで確認してください。
失業給付の手続きとは別に考える
ハローワークでは、雇用保険の基本手当などに関する手続きも行われます。
そのため、ハローワークを「失業した人が行く場所」と考える人もいます。
しかし、求人検索や職業相談と、雇用保険の受給手続きは目的が異なります。
在職中の転職希望者でも、仕事探しのために利用できます。
ハローワークで受けられる主な支援
利用できる支援や予約方法は、地域や窓口によって異なる場合があります。
近くのハローワークの案内を確認したうえで利用してください。
求人情報の検索と紹介
ハローワークに申し込まれた求人を検索できます。
応募したい求人が見つかった場合は、窓口で応募条件などを確認し、紹介を受ける流れがあります。
求人によっては、応募前にハローワークから企業へ条件や選考状況を確認してもらえる場合があります。
求人票を読んで分からない点があれば、そのまま応募せず相談しましょう。
職業相談
希望する仕事内容、これまでの経験、応募条件などについて相談できます。
「どの職種を探せばよいか分からない」「応募条件を満たしているか判断できない」という段階でも利用できます。
相談するときは、希望だけでなく、現在の仕事内容、転職を考えた理由、避けたい働き方も伝えると話を進めやすくなります。
応募書類の作成支援
履歴書や職務経歴書の書き方について相談できる窓口があります。
自分で作成した書類を持参し、仕事内容や応募先に合っているか確認してもらうとよいでしょう。
一度書類を作って終わりにせず、応募する仕事に合わせて経験の見せ方を調整することが大切です。
面接対策やセミナー
面接練習、就職活動に関するセミナー、企業説明会などが行われる場合があります。
開催内容と予約方法は地域によって異なります。
利用したい場合は、管轄のハローワークや都道府県労働局の案内を確認してください。
職業訓練の相談
転職に必要な知識や技能を身につけるため、公的職業訓練について相談できます。
希望すれば必ず受講できるとは限らず、コース、募集期間、選考、受講要件があります。
資格を取ること自体を目的にせず、希望する仕事で実際に必要とされる内容かを確認しましょう。
20代はわかものハローワークも確認する
正社員就職を目指す20代は、一般のハローワークに加えて、若者向けの窓口を利用できる場合があります。
おおむね35歳未満を対象とした支援
厚生労働省の「わかものハローワーク」では、正社員を目指すおおむね35歳未満の若者を対象とした無料の就職支援が案内されています。
職業相談、自己理解・職務理解、応募準備、就職後の定着支援などが紹介されています。
対象条件や具体的な支援内容は、利用する窓口へ確認してください。
担当者制で相談できる場合がある
わかものハローワークでは、担当者制による相談が案内されています。
職歴が浅い、正社員経験がない、短期離職を経験したなど、一度の相談では説明しにくい悩みがある人は利用を検討できます。
相談時には、これまでの経緯を正直に伝え、次の会社で何を変えたいかを一緒に整理しましょう。
所在地と利用時間を確認する
わかものハローワーク、わかもの支援コーナー、わかもの支援窓口は、設置場所や支援内容が異なります。
近くに専門施設がない場合でも、一般のハローワーク内に若者向け窓口が設けられていることがあります。
所在地、開庁時間、予約の必要性を公式案内で確認してください。
ハローワークで求人を探すメリット
地域の求人を探せる
自宅から通える範囲や、希望する地域の求人を検索できます。
地域の中小企業など、普段利用している転職サイトでは見つからなかった求人が掲載されている場合もあります。
地元で働きたい人は、企業規模や知名度だけで判断せず、仕事内容と勤務条件を確認しましょう。
幅広い職種と雇用形態を検索できる
営業、事務、製造、物流、介護、建設、ITなど、さまざまな求人を検索できます。
正社員だけでなく、契約社員やパートなどの求人も含まれます。
検索時には雇用形態を確認し、「正社員以外」「有期雇用」などの記載を見落とさないようにしてください。
無料で相談できる
求人検索や職業相談などの支援を無料で利用できます。
転職するか決めていない段階でも、地域の求人や応募条件を確認する材料になります。
相談したからといって、紹介された求人へ必ず応募する必要はありません。
ハローワークを使うときの注意点
ハローワーク経由の求人だから安全、民間サービスの求人だから安心と一律に判断することはできません。
どの方法で求人を見つけた場合でも、自分で条件を確認する必要があります。
求人票だけでは職場の実態まで分からない
求人票からは、仕事内容、賃金、勤務時間、休日などを確認できます。
一方で、配属先の人数、上司の管理方法、残業が発生する時期、教育の進め方など、求人票だけでは分からない情報があります。
応募前や面接で、実際の働き方が分かる質問を準備しましょう。
仕事内容が広く書かれている求人がある
「一般事務」「営業」「軽作業」と書かれていても、会社によって担当業務は異なります。
一般事務に電話営業が含まれる、営業に配送や集金が含まれるなど、職種名から想像しにくい業務があるかもしれません。
「その他付随する業務」という記載がある場合も、日常的に担当する可能性がある仕事を確認してください。
求人情報の変更や選考状況を確認する
募集が続いているように見えても、すでに応募者が多い場合や、条件が変更されている場合があります。
応募前に、現在も募集しているか、選考はどのように進むかを確認しましょう。
求人票を保存し、面接で説明された条件と違いがないか比べることも大切です。
相談時間に制約がある場合がある
窓口の開庁時間や予約方法は地域によって異なります。
在職中は、平日の日中に訪問する時間を取りにくい人もいるでしょう。
インターネットでの求人検索と窓口相談を分けて利用し、無理のない活動方法を考えてください。
ハローワークと転職サイトの違い
転職サイトは、掲載された求人を自分で検索し、サイト上から応募するサービスです。
ハローワークにもオンライン検索がありますが、求人への応募方法や利用できる相談窓口が異なります。
転職サイトは自分のペースで応募しやすい
転職サイトでは、時間や場所を問わず求人を検索し、そのまま応募できるものが多くあります。
企業からスカウトを受けられるサービスもあります。
一方で、求人の比較、応募書類の作成、面接日程の調整を自分で行うことが基本です。
ハローワークは窓口で相談できる
ハローワークでは、求人について窓口で相談し、必要に応じて職業紹介を受けられます。
応募条件の見方や、地域の求人について相談したい人は利用を検討できます。
自分で求人を探しながら、迷った点を相談するという使い方も可能です。
ハローワークと転職エージェントの違い
転職エージェントは、民間企業が運営する職業紹介サービスです。
ハローワークと転職エージェントは、どちらも求職者が無料で利用できますが、保有する求人と支援の進め方が異なります。
求人の集まり方が異なる
企業は、ハローワークへ求人を申し込む方法と、民間の転職エージェントへ採用を依頼する方法を使い分けています。
そのため、片方にしかない求人があります。
ハローワークには地域の幅広い求人があり、転職エージェントには各社が企業から預かった求人があります。
希望する地域、職種、経験によって、見つかる求人は変わります。
転職エージェントでは求人紹介と選考支援を受けられる
ハローワークでは、掲載されている求人を自分で検索し、窓口で相談しながら応募先を検討するのが基本です。
転職エージェントでは、各社が企業から預かっている求人の中から、求職者の経験や希望に合う求人の紹介を受けられます。
さらに、応募する求人が決まった後は、書類添削、面接対策、企業との日程調整などの支援を受けられる場合があります。
どちらにも、そのサービスで扱っている求人と扱っていない求人があります。求人の数だけで優劣を決めるのではなく、自分で幅広く探したいのか、求人選びや選考準備まで相談したいのかで使い分けましょう。
どちらか一方に決める必要はない
ハローワークで地域の求人を探しながら、転職サイトで自分でも応募し、転職エージェントで相談することもできます。
複数の方法を使う場合は、同じ企業へ重複して応募しないようにしてください。
応募日、応募経路、選考状況を一覧にして管理しましょう。
ハローワークが向いている可能性がある人
次のような人は、ハローワークの利用を検討できます。
地元や通勤圏内の求人を幅広く探したい
転職サイトに少ない職種や地域の求人も見たい
求人票の見方や応募条件を窓口で相談したい
正社員経験が浅く、若者向け支援を利用したい
公的職業訓練について相談したい
インターネット検索と対面相談を組み合わせたい
反対に、在職中で窓口へ行く時間が取りにくい、特定業界の求人を効率よく比較したい、応募企業ごとの対策や日程調整を依頼したい場合は、転職サイトや転職エージェントとの併用を検討しましょう。
ハローワークを利用する基本的な流れ
手続きや利用方法は変更される場合があるため、実際に利用するときは公式サイトと最寄りの窓口で確認してください。
1.希望条件を整理する
勤務地、職種、雇用形態、給与、勤務時間、休日などを整理します。
条件を増やしすぎると求人が見つかりにくくなるため、必須条件と調整できる条件を分けましょう。
2.求人を検索する
ハローワークインターネットサービスや施設内の端末などで求人を探します。
職種名だけでなく、仕事内容に含まれる言葉でも検索すると、候補が広がる場合があります。
3.求職申込みと相談を行う
職業紹介や継続的な相談を希望する場合は、案内に沿って求職申込みを行います。
オンラインでできる手続きと来所が必要な手続きは、最新の案内を確認してください。
4.応募前に求人内容を確認する
仕事内容、応募資格、試用期間、賃金、固定残業代、休日、転勤などを確認します。
分からない点は窓口で相談し、面接でも質問できるように整理してください。
5.応募書類と面接を準備する
応募先が求める経験を理解し、自分が行ってきた仕事との接点を説明します。
例文をそのまま使うのではなく、自分の経験と転職で変えたいことを言葉にしましょう。
ハローワークとほかのサービスを併用する方法
サービスを増やすこと自体を目的にせず、それぞれに何を求めるかを決めます。
ハローワークで地域の求人を確認する
希望地域にどのような会社や職種があるかを確認します。
応募したい求人が見つかったら、仕事内容と条件について窓口で相談します。
転職サイトで検索条件を広げる
転職サイトでは、ハローワークと異なる求人を探せる場合があります。
新着求人やスカウトを確認しながら、自分で応募を進めたい人に向いています。
転職エージェントで経験と方向性を整理する
自分に合う職種が分からない場合や、応募先に合わせた書類・面接準備が必要な場合は、転職エージェントへ相談することをお勧めします。
ハローワーク、転職サイト、転職エージェントの違いをさらに整理したい方は、
「転職サイトと転職エージェントの違い|20代はどちらを使うべき?」もあわせて参考にしてください。
転職方法や自分に合う職種で迷う20代へ
ハローワークには、地域の求人検索、職業相談、若者向け支援などの役割があります。
一方で、希望する仕事が決まっていない場合や、複数の求人を将来のキャリアまで含めて比較したい場合は、一人で判断しにくいこともあります。
「キャリアのトビラ」は、20代・第二新卒に特化して転職を支援するエージェントです。
面談では、これまでの経験、転職で変えたいこと、希望する働き方を整理し、紹介できる求人を含めて今後の方向性を考えます。
希望職種を無条件に勧めるのではなく、現在の経験で狙える仕事か、別の職種から必要な経験を積む方法がないかも確認します。
今回の内定だけでなく、30代になったときに何ができる状態になりたいかから仕事を選ぶことが大切です。
ハローワークと転職エージェントのどちらを使うか迷っている方や、自分に合う職種から整理したい方は、キャリアのトビラへご相談ください。
まとめ
ハローワークは、退職後だけでなく、在職中の転職活動でも利用できます。
求人検索、職業相談、職業紹介、書類・面接支援、職業訓練に関する相談などを利用できる場合があります。
20代は、正社員を目指すおおむね35歳未満の人を対象とする、わかものハローワークなども確認しましょう。
ハローワークの求人でも、仕事内容、教育体制、勤務条件、募集背景などを自分で確認することが必要です。
ハローワーク、転職サイト、転職エージェントは、それぞれ扱う求人と支援方法が異なります。
どれか一つが必ず正解だと考えず、自分が必要とする求人情報と支援に合わせて使い分けてください。
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ハローワークとあわせて転職エージェントの利用も検討したい方は、
「20代向け転職エージェントの選び方|大手と特化型の違いを徹底比較」もあわせて参考にしてください。
