キャリアのトビラ

20代の転職で年間休日を確認する方法|週休2日制・完全週休2日制の違い

20代の転職で年間休日を確認する方法|週休2日制・完全週休2日制の違い

2026年10月09日 13:26

「年間休日120日と書かれていれば、土日と祝日はすべて休めるのだろうか」

「週休2日制と完全週休2日制は、同じ意味ではないのだろうか」

転職先を探すとき、休日の多さを重視する人は少なくありません。

しかし、求人票に書かれた「年間休日」「週休2日制」「完全週休2日制」「シフト制」などの意味を正しく理解しないまま応募すると、入社後の働き方が想像と異なる可能性があります。

年間休日の数字だけでは、休める曜日、祝日の扱い、休日出勤の頻度まではわかりません。

この記事では、20代が転職先の休日条件について、求人票で見るポイント、制度の違い、面接や内定後に確認したい質問を解説します。

30秒でわかるこの記事の結論

休日条件を確認するときは、年間休日の日数だけではなく、次の項目を見ましょう。

・完全週休2日制か、週休2日制か

・何曜日が休みなのか

・祝日は休みなのか

・夏季休暇や年末年始休暇が年間休日に含まれるか

・休日出勤が発生する頻度

・振替休日や代休を取得できるか

・シフトの決まり方と希望を伝えられる時期

完全週休2日制でも、土日休みとは限りません。

また、有給休暇は原則として会社が定めた年間休日とは別に考えます。

自分が必要としているのが「休みの日数」なのか、「土日休み」なのか、「連休の取りやすさ」なのかを整理してから求人を比べましょう。

年間休日とは何か

会社が定めている1年間の休日数

年間休日とは、会社の就業規則や会社カレンダーなどで、あらかじめ休日として定められている日の合計です。

一般的には、毎週の休日に加えて、会社が休日と定めた祝日、夏季休暇、年末年始休暇などが含まれます。

ただし、どの休暇を年間休日へ含めるかは会社によって異なります。

同じ年間休日120日でも、毎週土日と多くの祝日が休みの会社もあれば、シフト制で月ごとの休日数を調整している会社もあります。

年間休日は「何日休めるか」を示す数字ですが、「いつ休めるか」までは示していません。

有給休暇は年間休日とは分けて考える

年次有給休暇は、一定の要件を満たした労働者が取得できる休暇です。

会社があらかじめ休日として定める年間休日とは性質が異なります。

求人票に「年間休日120日、有給休暇10日」と書かれている場合、年間休日120日の中に有給休暇10日を足し込んでいるとは限りません。

一方、「有給休暇の計画的付与日を含む」などの補足がある求人では、年間休日として表示している数字の内訳を確認した方がよいでしょう。

数字だけで判断せず、会社カレンダー上の休日と有給休暇を分けて確認することが大切です。

年間休日が多ければ必ず働きやすいとは限らない

年間休日が多いことは、仕事と生活を両立するうえで大切な条件です。

ただし、休日数だけで働きやすさのすべてを判断することはできません。

年間休日が多くても、勤務日の残業が多い、休日出勤が頻繁にある、休みの曜日が直前まで決まらないという場合があります。

反対に、年間休日の数字が希望より少なくても、勤務時間が短い、残業が少ない、連休を取りやすいなど、自分に合う働き方ができる場合もあります。

休日数と、実際の働き方を一緒に確認しましょう。

完全週休2日制と週休2日制の違い

完全週休2日制は毎週2日の休日がある制度

完全週休2日制とは、原則として1週間のうち毎週2日の休日がある制度です。

ただし、休みが土曜日と日曜日とは限りません。

「完全週休2日制(土・日)」なら毎週土曜日と日曜日が休みですが、「完全週休2日制(シフト制)」なら休みの曜日は週によって変わる可能性があります。

また、「完全週休2日制(土・日)」でも、祝日を必ず休めるとは限りません。

祝日の扱いは別に確認する必要があります。

週休2日制は毎週2日休めるとは限らない

週休2日制は、1か月の中に週2日の休みがある週を設ける制度として使われます。

毎週必ず2日休めるという意味ではありません。

たとえば、毎週日曜日に加えて、第2・第4土曜日が休みという会社も週休2日制に該当することがあります。

この場合、土曜日に出勤する週があります。

求人票に「週休2日制」とだけ書かれている場合は、月に何回週2日の休みがあるのか、休日となる曜日を確認しましょう。

「土日休み」と「土日祝休み」も異なる

毎週土曜日と日曜日が休みでも、祝日は出勤日になる会社があります。

一方、土日と祝日が休みであれば、年間休日数は増えやすくなります。

求人票では、次の表現を分けて読みましょう。

・完全週休2日制(土・日)

・完全週休2日制(土・日・祝)

・土日休み、祝日は会社カレンダーによる

・週休2日制、年数回土曜出勤あり

制度名だけでなく、曜日と例外条件を見ることが大切です。

年間休日の日数からわかること

毎週2日休みなら年間で約104日になる

1年間はおよそ52週あるため、毎週2日休むと、週の休日だけで年間約104日になります。

ここに祝日、夏季休暇、年末年始休暇などが加わると、年間休日は110日台や120日前後になることがあります。

ただし、祝日の数や曜日の並びは年によって変わります。

会社独自の休暇も異なるため、「完全週休2日制なら必ず年間休日120日」とは限りません。

年間休日105日前後の求人で確認したいこと

年間休日が105日前後の場合、毎週2日の休日だけで構成されている、祝日が出勤日になる、月によって土曜出勤があるなど、さまざまな可能性があります。

また、1日の所定労働時間や変形労働時間制との組み合わせによって、働き方は異なります。

数字だけを見て良い、悪いと決めず、休日の内訳と勤務時間を確認しましょう。

確認したいのは、次の点です。

・毎月の休日数

・土曜出勤の頻度

・祝日の扱い

・夏季、年末年始休暇の日数

・繁忙期と通常期の違い

年間休日120日前後でも内訳を確認する

年間休日120日前後の求人は、土日祝休みの働き方を想像しやすいかもしれません。

しかし、シフト制で年間を通して休日数を調整している場合や、会社独自のカレンダーを使っている場合もあります。

土日祝日に休みたい人は、年間休日の数字だけではなく、休日となる曜日を確認してください。

反対に、平日休みを希望する人にとっては、シフト制の方が生活に合うこともあります。

大切なのは、日数だけではなく、自分が必要な日に休めるかどうかです。

求人票で休日条件を確認する7つのポイント

1.休日制度の名称

完全週休2日制、週休2日制、4週8休、月8日休みなど、求人票の表現を確認します。

似た表現でも休み方は異なります。

制度の名称がわからない場合は、自分の想像で補わず、具体的な勤務例を確認しましょう。

2.休日となる曜日

土日、日曜と平日1日、シフト制など、実際に休める曜日を見ます。

「会社カレンダーによる」と書かれている場合は、年間の勤務カレンダーや土曜出勤の頻度を確認できるか聞いてみましょう。

家族や友人と予定を合わせたい人、通院や習い事の曜日が決まっている人にとって、休みの曜日は重要です。

3.祝日の扱い

完全週休2日制でも、祝日が休みとは限りません。

祝日に出勤する場合、その分を別の日に休日として調整する会社もあります。

求人票に祝日の記載がなければ、年間休日の内訳とあわせて確認しましょう。

4.夏季休暇と年末年始休暇

「夏季休暇あり」「年末年始休暇あり」と書かれていても、会社全体が休みになるのか、有給休暇の取得を推奨する期間なのかは異なります。

確認したいのは、会社が定める休日なのか、自分の有給休暇を使うのかという点です。

連続して何日休めるのか、部署やシフトによって時期がずれるのかも見ましょう。

5.休日出勤の頻度

原則として土日休みでも、顧客対応、イベント、繁忙期などで休日出勤が発生することがあります。

休日出勤があることだけで、問題のある会社とは限りません。

重要なのは、発生する理由と頻度、その後の休み方です。

求人票や面接では、次の点を確認します。

・年間または月に何回程度あるか

・どの時期に発生するか

・事前に予定がわかるか

・振替休日や代休を取得できるか

・休日出勤手当の扱い

6.シフトの決まり方

シフト制の場合は、月の休日数だけでなく、シフトが決まる時期や希望休の仕組みも重要です。

たとえば、次の点を確認しましょう。

・翌月のシフトが決まる時期

・希望休を月に何日申請できるか

・連休を取得できるか

・土日どちらかを休める頻度

・早番、遅番、夜勤の割合

年間休日が同じでも、シフトの決まり方によって予定の立てやすさは変わります。

7.有給休暇の取得状況

有給休暇の日数だけではなく、実際にどのような場面で取得しているかを確認します。

取得率の数字だけで判断する場合も注意が必要です。

一部の部署で多く取得している、計画的付与日が含まれているなど、数字の背景が異なることがあります。

面接では、配属予定先での取得例や、繁忙期を避ければ連休を取れるかなどを聞くと、実際の運用を理解しやすくなります。

休日が少ない現在の仕事から転職したい場合は、

「20代で休日が少ない仕事から転職したいと感じたら?土日休みを狙う現実的な方法」もあわせて参考にしてください。

休日・休暇・休業を分けて考える

休日は働く義務がない日

休日は、会社の就業規則や勤務シフトなどで、もともと働く義務がない日です。

年間休日は、この休日を中心に数えます。

会社によって休日となる曜日や日数が異なるため、求人票と会社カレンダーを確認する必要があります。

休暇は働く日を休みにする制度

休暇は、本来は働く日について、申請などにより労働義務を免除するものです。

年次有給休暇、慶弔休暇、会社独自の特別休暇などがあります。

特別休暇には、有給の場合と無給の場合があります。

「休暇制度あり」という表現だけでは、給与が支払われるか、取得条件が何かはわかりません。

必要な制度がある場合は、内容を個別に確認しましょう。

育児休業や介護休業は年間休日とは別

育児休業や介護休業は、一定期間仕事を休むための制度です。

通常の年間休日とは別に考えます。

求人票で「育児休業取得実績あり」と書かれていても、配属予定の部署でどのように仕事を引き継ぐのか、復帰後の働き方はどうなるのかまではわかりません。

将来利用する可能性がある場合は、制度の有無だけでなく、実際の利用例も確認しましょう。

面接で休日条件を確認する質問例

年間休日の内訳を聞く

「年間休日120日の主な内訳を教えていただけますか」

「完全週休2日制とのことですが、祝日は休日に含まれますか」

「会社カレンダーによる休日について、土曜出勤は年間でどの程度ありますか」

制度名を聞き直すのではなく、求人票だけではわからなかった内訳を質問しましょう。

配属予定先の休日出勤を聞く

「配属予定の部署では、休日出勤が発生することはありますか」

「休日出勤がある場合、頻度と振替休日の取得方法を教えていただけますか」

「繁忙期はいつ頃で、通常期と休日の取り方に違いはありますか」

会社全体の制度だけでなく、自分が働く可能性のある部署の状況を確認することが大切です。

シフト制の働き方を聞く

「翌月のシフトは、通常いつ頃決まりますか」

「希望休や連休を申請できる仕組みはありますか」

「同じ職種の方は、土日どちらかを月に何回程度休んでいますか」

「早番と遅番は、どの程度の割合で担当しますか」

自分の希望だけを伝えるのではなく、実際の運用を理解するために質問しましょう。

有給休暇の取得例を聞く

「配属予定の部署では、有給休暇をどのようなタイミングで取得する方が多いですか」

「業務を調整したうえで、数日間の連休を取得することは可能でしょうか」

「入社後、最初に有給休暇が付与される時期を教えていただけますか」

「有給休暇は取りやすいですか」と聞くより、実際の取得例や申請方法を聞く方が具体的です。

内定後に確認したいこと

労働条件通知書の休日欄を見る

内定後は、労働条件通知書や雇用契約書で、自分に適用される休日条件を確認します。

次の項目を見ましょう。

・休日となる曜日

・シフト制の場合の休日数

・会社カレンダーの有無

・休暇制度

・勤務時間と休憩時間

・試用期間中の違い

求人票や面接で聞いた内容と異なる場合は、内定承諾前に確認してください。

会社カレンダーを確認できるか聞く

「会社カレンダーによる」という条件では、年間の勤務日と休日を示したカレンダーを確認できる場合があります。

土曜出勤、祝日出勤、夏季休暇、年末年始休暇の時期がわかるため、入社後の生活を想像しやすくなります。

入社判断に必要であれば、人事担当者へ確認できるか聞いてみましょう。

求人票との違いを残さない

求人票では年間休日120日だったのに、書面では休日数や休暇の説明が異なる場合は、理由を確認します。

採用時期や年度によって会社カレンダーが変わった可能性もあります。

自分の想像で補わず、現在適用される条件を書面で確認することが大切です。

休日条件で注意したい求人

週休2日制を毎週2日休みのように説明する

求人票には週休2日制と書かれているのに、毎週土日休みのような説明だけが目立つ場合は、実際の出勤日を確認しましょう。

年に数回の土曜出勤なのか、隔週で土曜出勤があるのかによって、働き方は大きく変わります。

年間休日の内訳を説明してもらえない

年間休日数が記載されていても、休日となる曜日や長期休暇の扱いを説明してもらえない場合は慎重に判断しましょう。

すべての予定が選考時点で確定していないことはありますが、現在の会社カレンダーや一般的な勤務例は確認できることがあります。

休日出勤後の休み方が曖昧

休日出勤がある場合は、振替休日や代休をどのように取得するのかを確認します。

「後で休めます」という説明だけではなく、取得する時期、申請方法、実際の取得例を聞きましょう。

有給休暇を使わなければ会社の休みにならない

夏季や年末年始に長く休めるように見えても、その一部で自分の有給休暇を使う場合があります。

この仕組みに納得できるかは人によって異なります。

会社の休日と有給休暇の計画的付与を分けて確認してください。

休日の多さだけを強調して仕事内容が曖昧

年間休日の多さは魅力ですが、転職後に担当する仕事が自分に合わなければ、長く続けにくくなります。

休日条件だけでなく、仕事内容、目標、配属先、身につく経験も確認しましょう。

企業全体の働きやすさを確認したい場合は、「第二新卒でホワイト企業に転職する方法|求人票で見るべきポイント」もあわせて読んでみてください。

自分に合う休日条件を考える

休日が多い会社を選ぶことが、すべての人にとって唯一の正解ではありません。

自分が何のために休日を重視するのかを整理しましょう。

たとえば、次のような希望があります。

・家族や友人と予定を合わせるために土日休みが必要

・通院や手続きのために平日休みがほしい

・毎週の休日数より、年に数回まとまった連休を取りたい

・曜日は問わないが、予定を早めに決めたい

・副業や勉強のために固定された休日が必要

・残業が少なければ、年間休日数は最優先ではない

希望を具体化すると、年間休日の数字だけでは見えない相性を判断できます。

また、休日条件だけで企業を選ぶと、仕事内容や今後のキャリアを見落とす可能性があります。

20代の転職では、現在の働きやすさに加えて、そこで何を経験し、30代でどのような働き方をしたいかも考えることが大切です。

休日条件を一人で判断しにくいときは

求人票の休日欄は短く書かれていることが多く、実際の勤務日やシフトを想像しにくい場合があります。

また、仕事内容には興味があっても、休日条件が自分の生活に合うか迷うこともあるでしょう。

「キャリアのトビラ」は、20代・第二新卒の転職活動に特化した転職エージェントです。

転職活動中の方に対して、求人票の休日、勤務時間、残業、仕事内容を一緒に整理します。

「土日休みとシフト制のどちらが自分に合うかわからない」

「休日条件を面接でどう確認すればよいかわからない」

という方は、「キャリアのトビラ」へご相談ください。

まとめ

年間休日を確認するときは、日数だけでなく、その内訳を見ることが大切です。

完全週休2日制は毎週2日の休日がある制度ですが、必ず土日や祝日が休みとは限りません。

週休2日制は、毎週2日休めるとは限らないため、休日となる曜日や土曜出勤の頻度を確認しましょう。

求人票では、祝日の扱い、夏季・年末年始休暇、休日出勤、シフトの決め方、有給休暇を確認してください。

内定後は、労働条件通知書や会社カレンダーと、求人票や面接での説明を照らし合わせます。

年間休日の多さだけで正解を決めず、自分が必要とする休み方と、転職後に積みたい経験の両方から判断しましょう。

<この記事から次に読むおすすめ記事>

休日の日数と休み方を整理したら、仕事内容を含めた働き方全体のバランスも考えてみましょう。

「20代でワークライフバランスを重視する転職は甘え?企業選びの考え方」もあわせて参考にしてください。