
ハローワークの登録方法|オンライン・窓口の流れと必要な準備
2026年10月20日 12:19
「ハローワークへ登録するには、窓口へ行く必要があるのだろうか」
「在職中でも登録できるのか、何を準備すればよいのか分からない」
初めてハローワークを利用する人には、このような疑問があるでしょう。
ハローワークの求職登録は、自宅のパソコンやスマートフォンから行う方法と、ハローワークの窓口で行う方法があります。
オンラインだけでも求人検索や一部求人への自主応募ができますが、利用できる機能には違いがあります。窓口で相談や職業紹介を受けたい場合は、登録後にハローワークを利用することも検討しましょう。
この記事では、ハローワークへ求職登録する方法、事前に整理したい情報、オンライン登録と窓口登録の違い、登録後に利用できる機能を解説します。
30秒でわかるこの記事の結論
ハローワークの仕事探しで行う登録は「求職申込み」と呼ばれる
初めて利用する人は、オンラインまたは窓口で求職登録できる
オンライン登録では、メールアドレスを使って求職者マイページを開設する
アカウント登録後は、期限内に求職情報を入力して登録を完了させる
オンライン登録だけでは利用できない機能が一部ある
窓口で相談・確認を受けると、求職者マイページの全機能を利用できる「利用登録者」になれる
雇用保険の受給手続きは求職登録だけでは完了せず、管轄するハローワークへの来所が必要になる場合がある
ハローワークの登録とは「求職申込み」のこと
ハローワークで継続的に仕事を探したり、職業相談や職業紹介を受けたりする際に行うのが求職申込みです。
求職申込みでは、氏名や連絡先だけでなく、希望する仕事、勤務地、賃金、これまでの経歴などを登録します。
求人検索だけなら登録前でも利用できる
ハローワークインターネットサービスでは、求職登録をする前でも求人情報を検索できます。
まず自分の地域にどのような求人があるか見たい場合は、登録前に検索しても構いません。
ただし、求人によっては、求職登録をした人だけに事業所名などの詳細を公開している場合があります。また、求人の保存、応募履歴の確認、オンライン上の一部機能を利用するには、求職者マイページの開設が必要です。
在職中でも求職登録できる
ハローワークは、退職した人だけが利用する場所ではありません。
在職中でも、転職先を探す目的で求職登録や求人検索、職業相談を利用できます。
会社を辞める前に求人を確認しておくと、自分の地域や希望職種にどのような選択肢があるかを把握できます。
求職登録と失業給付の手続きは同じではない
ハローワークへの求職登録は、仕事探しのための手続きです。
雇用保険の基本手当などを受給する手続きとは、目的も必要な書類も異なります。
オンラインで求職登録を完了しても、雇用保険の受給手続きまでオンラインだけで完了するとは限りません。受給手続きを行う場合は、住所を管轄するハローワークの案内を確認してください。
ハローワークへ登録する2つの方法
初めてハローワークを利用する人は、オンラインで求職登録する方法と、窓口で求職申込みをする方法を選べます。
どちらが適しているかは、求人を自分で探したいのか、最初から職員へ相談したいのかによって変わります。
自宅からオンラインで登録する
ハローワークインターネットサービスから、求職者マイページの開設と求職情報の登録を行う方法です。
自宅のパソコン、タブレット、スマートフォンから手続きできるため、開庁時間に窓口へ行きにくい人も利用できます。
オンラインで登録を完了した時点では「オンライン登録者」となります。
求人検索や、オンライン自主応募を受け付けている求人への応募などができますが、求職者マイページの一部機能は利用できません。
ハローワークの窓口で登録する
ハローワークへ行き、職員と相談しながら求職申込みを行う方法です。
希望職種が決まっていない、入力項目の意味が分からない、応募条件について相談したい人は、窓口で登録する方法を検討できます。
窓口で求職登録を行い、求職者マイページを開設した場合は「利用登録者」となり、マイページの全機能を利用できます。
受付時間、予約の必要性、混雑状況は施設によって異なるため、利用予定のハローワークの公式案内を確認してください。
オンラインでハローワークへ登録する流れ
ここでは、初めて利用する人が自宅からオンライン登録する基本的な流れを説明します。
画面や手順は変更される可能性があるため、実際の登録時には「求職者マイページの開設方法」も確認してください。
1.メールアドレスを登録する
ハローワークインターネットサービスの「求職申込み」から、求職者マイページのアカウント登録へ進みます。
利用規約とプライバシーポリシーを確認し、連絡に使用するメールアドレスを入力します。
登録したメールアドレスには、認証キーなどの案内が届きます。
迷惑メールの受信制限を設定している場合は、ハローワークインターネットサービスからのメールを受け取れるようにしてください。
2.パスワードを設定する
届いたメールに記載された認証キーを使って、ログイン用のパスワードを設定します。
認証キーには入力できる時間が定められています。メールが届いたら内容を確認し、案内された時間内に手続きを進めましょう。
使用したメールアドレスとパスワードは、求職者マイページへログインするときに必要です。
3.求職情報を入力する
アカウントの登録後は、続けて求職情報を入力します。
主な入力項目は次のとおりです。
氏名、住所、連絡先などの基本情報
希望する職種
希望する勤務時間
希望勤務地
希望賃金
学歴、資格、免許
これまでの経歴
活かせる知識や技能
自己PR
求職情報の公開や情報提供に関する希望
すべての希望が決まっていなくても、現時点で考えている内容を整理して入力します。
入力に迷う項目があれば、登録後にハローワークへ相談することもできます。
4.期限内に求職登録を完了する
ハローワークインターネットサービスの案内では、アカウント登録後、14日以内に求職情報を入力して求職登録を完了しないと、アカウントが無効になるとされています。
メールアドレスとパスワードだけを登録して、手続きが終わったと思わないように注意してください。
経歴や希望条件を入力する時間も含め、余裕があるときに登録を始めるとよいでしょう。
5.求職者マイページへログインする
求職登録が完了すると、オンライン登録者として求職者マイページを利用できます。
ログイン後は求人を検索し、気になる求人や検索条件を保存しながら仕事を探します。
さらに職業相談や職業紹介などを利用したい場合は、ハローワークへ相談してください。登録内容の確認などを受けることで、利用登録者へ変更され、全機能を利用できるようになります。
登録前に準備しておくとよい情報
求職登録では、希望条件や職歴について入力します。
先に必要な情報をまとめておくと、途中で調べ直す時間を減らせます。
希望する仕事と条件
次の内容を整理しておきましょう。
希望する職種
希望勤務地と通勤可能な範囲
正社員、契約社員などの雇用形態
希望する勤務時間
希望休日
希望賃金
転勤や出張へ対応できる範囲
入社できる時期
希望条件は、必ず満たしたい条件と、ほかの内容によって調整できる条件に分けると考えやすくなります。
条件を狭めすぎて求人が見つからない場合は、職種名や希望範囲を見直してください。
学歴・資格・職歴
学校名、卒業年月、保有資格、取得年月などを確認します。
職歴については、会社名と在籍期間だけでなく、所属部署、雇用形態、担当業務も整理しておきましょう。
転職回数がある場合も、事実どおりに入力します。短期離職を隠したり、在籍期間を変えたりしないでください。
活かせる経験と自己PR
自己PRは、特別な表彰や売上実績がなければ書けないものではありません。
次の内容を振り返ります。
どのような仕事を担当したか
仕事で工夫したこと
周囲とどのように連携したか
任されるようになった仕事
身についた知識や操作
応募先でも活かせそうな行動
接客、電話対応、数値管理、PC操作、在庫管理、日程調整など、日常業務も具体的な経験です。
登録時点で完成された自己PRを作れなくても構いません。応募先が決まった後に、仕事内容に合わせて見直します。
連絡に使用できるメールアドレス
登録メールや認証情報を確実に受け取れるメールアドレスを用意します。
在職中の場合は、勤務先から付与されたメールアドレスを使わず、自分で管理できるものを使用してください。
迷惑メール設定、保存容量、アドレスの入力間違いも確認しましょう。
窓口で登録する場合の流れと準備
窓口を利用する場合も、希望条件や職歴を事前に整理しておくと相談が進みやすくなります。
利用するハローワークを確認する
求人検索や職業相談は、住所地を管轄する施設以外でも利用できる場合があります。
一方、雇用保険の受給手続きなど、住所を管轄するハローワークで行う必要がある手続きもあります。
今回の目的が仕事探しなのか、雇用保険の手続きなのかを分け、利用する施設を確認してください。
受付で求職申込みを希望すると伝える
初めて利用する場合は、受付で仕事を探しており、求職申込みをしたいことを伝えます。
施設内の端末や申込書などを使って求職情報を入力し、その内容をもとに職員と相談する流れがあります。
手続き方法は施設によって異なる場合があるため、受付の案内に従ってください。
職歴や希望条件が分かるものを用意する
求職申込みだけのために何を持参する必要があるかは、利用する窓口へ確認してください。
少なくとも、次の内容を確認できるメモがあると入力や相談に役立ちます。
勤務先と在籍期間
主な担当業務
学歴と卒業年月
資格と取得年月
希望職種、勤務地、賃金、勤務時間
連絡先とメールアドレス
すでに履歴書や職務経歴書を作成している場合は、職歴を確認する資料として活用できます。
求職者マイページも開設する
窓口で求職登録をする際に、求職者マイページの開設を希望できます。
窓口で発行されるアカウント作成コードなどを使って、メールアドレスとパスワードを登録します。
すでに窓口で求職登録をしている人が後からマイページを作る場合も、ハローワークへ相談してください。
オンライン登録者と利用登録者の違い
オンラインだけで登録した人と、ハローワークで登録内容の確認を受けた人では、利用できる機能に違いがあります。
オンライン登録者ができること
オンライン登録者は、求職者マイページを通じて自主的な仕事探しを進められます。
主に次のような使い方があります。
全国のハローワーク求人を検索する
検索条件や気になる求人を保存する
オンライン自主応募を受け付けている求人へ応募する
登録した求職情報を確認・変更する
オンライン自主応募を利用できるのは、求人企業が受け付けている求人に限られます。
また、オンライン自主応募は、ハローワークによる職業紹介とは異なります。応募方法によって、利用できる制度の扱いが変わる場合があるため、給付や助成に関係する場合は事前にハローワークへ確認してください。
利用登録者はマイページの全機能を利用できる
ハローワークへ相談し、登録内容の確認などを受けた利用登録者は、求職者マイページの全機能を利用できます。
ハローワークからのおすすめ求人の受信、オンラインによる職業紹介、紹介された求人や応募履歴の確認などが利用できます。
応募書類や面接について相談したい人、応募条件を確認してから紹介を受けたい人は、窓口や対象となる相談方法を利用しましょう。
登録後に求職者マイページでできること
求職者マイページは、登録を完了させるためだけの画面ではありません。
求人の検索から応募状況の確認まで、継続的に活用できます。
求人と検索条件を保存する
勤務地、職種、賃金、雇用形態などの検索条件を保存できます。
毎回同じ条件を入力する手間を減らし、新しい求人を確認しやすくなります。
気になる求人を保存するときは、保存した理由や確認したい点も別に記録しておくと、複数求人を比較しやすくなります。
応募履歴を確認する
ハローワークから紹介された求人や、マイページを利用して応募した求人の履歴を確認できます。
ほかの転職サイトや転職エージェントも併用する場合は、すべての応募先が一つの画面に集まるわけではありません。
企業名、職種、応募日、応募経路、選考状況を自分でも一覧にして、重複応募を防ぎましょう。
ハローワークからの情報を受け取る
利用登録者は、ハローワークからおすすめ求人や職業紹介に関する情報を受け取れる場合があります。
届いた求人が自分の希望に合うかは、仕事内容、応募条件、勤務条件を見て判断してください。
紹介された求人へ必ず応募しなければならないわけではありません。
ハローワーク登録後に求人を探すときの注意点
登録を終えた後は、求人件数だけでなく、一つひとつの仕事内容と条件を確認します。
職種名だけで仕事内容を判断しない
「一般事務」「営業」「軽作業」など、同じ職種名でも企業によって業務は異なります。
事務職に顧客への電話連絡が含まれる、営業職に配送や集金が含まれるなど、職種名から想像しにくい仕事がある場合もあります。
求人票の「仕事の内容」を最後まで読み、入社後に毎日担当する業務を確認してください。
雇用形態と契約期間を確認する
検索結果には、正社員だけでなく、契約社員、パート、有期雇用などが含まれることがあります。
「正社員登用あり」と、入社時から正社員であることは同じではありません。
雇用形態、契約期間、更新条件、試用期間中の待遇を確認しましょう。
給与の内訳を見る
月給の金額だけでなく、基本給、固定残業代、手当、賞与、昇給を確認します。
固定残業代が含まれる場合は、対象となる時間数と、超過分の扱いも見てください。
求人票の金額が幅で表示されている場合は、自分の経験ではどの金額が想定されるかを確認します。
求人票だけで分からないことを残しておく
配属先の人数、教育担当、繁忙期、評価方法などは、求人票だけでは分からない場合があります。
不明点を理由にすぐ候補から外すのではなく、窓口や面接で確認する項目として記録します。
ハローワークへ登録するときによくある疑問
登録前に迷いやすい点を確認します。
登録に費用はかかる?
ハローワークの求職登録や職業相談、職業紹介は無料で利用できます。
ただし、窓口までの交通費、応募書類の印刷・郵送、面接会場までの交通費などは自分で負担する場合があります。
登録したら必ず応募しなければならない?
求職登録をしただけで、求人へ応募する義務が生じるわけではありません。
求人を検索して選択肢を確認し、相談したうえで応募するか判断できます。
ただし、雇用保険を受給している場合は、求職活動実績など別の条件があります。受給に関する説明を確認し、必要な手続きを行ってください。
過去に登録したことがある場合は?
過去に窓口で求職登録をした人は、以前の登録情報を活用できる可能性があります。
ハローワークインターネットサービスでは、窓口で登録したことがある人について、過去おおむね5年以内のデータを利用して入力を省略できる可能性があると案内しています。
以前の求職番号や登録状況が分からない場合は、重ねて新規登録する前にハローワークへ相談してください。
登録後に希望条件を変えられる?
求職者マイページから、登録した求職情報を確認・変更できます。
転職活動を進める中で希望が変わった場合は、古い条件のままにせず更新しましょう。
職員へ相談している場合は、条件を変えた理由も伝えると、求人を探す方向を共有しやすくなります。
ハローワーク登録と転職サイト・エージェントは併用できる
ハローワークへ登録した後も、転職サイトや転職エージェントを利用できます。
それぞれで扱う求人や支援方法が異なるため、目的を決めて使い分けましょう。
ハローワークで地域の求人を探す
ハローワークでは、希望地域の幅広い求人を検索できます。
地域の中小企業や、ほかの転職サイトでは見つからなかった求人に出会える場合があります。
求人内容に不明点があれば、窓口で相談し、応募条件や募集状況を確認してください。
転職サイトで自分でも求人を比較する
転職サイトでは、時間や場所を問わず求人を検索し、自分で応募できるものが多くあります。
ハローワークと異なる求人が掲載されている場合があるため、選択肢を広げるために併用できます。
転職エージェントで職種選びや選考準備を相談する
希望職種が決まっていない場合や、自分の経験をどの仕事に活かせるか分からない場合は、転職エージェントへ相談する方法があります。
エージェントによって対象者、求人、支援内容は異なります。
ハローワークを含む各サービスの役割は、「転職サイトと転職エージェントの違い|20代はどちらを使うべき?」もあわせて参考にしてください。
複数の方法を使う場合は、同じ企業へ重複して応募しないよう、応募経路を記録しましょう。
登録後も仕事選びに迷っている20代へ
ハローワークへ登録すれば、求人を探す準備はできます。
しかし、登録しただけで自分に合う職種や企業が決まるわけではありません。
「検索条件をどう決めればよいか分からない」「求人を見ても仕事内容の違いを判断できない」という人は、応募を急ぐ前に経験と希望を整理する必要があります。
「キャリアのトビラ」では、20代・第二新卒に特化した転職活動のお手伝いをしています。
面談では、これまでの経験、転職で変えたいこと、希望する働き方を整理し、どのような職種や企業を検討できるかを一緒に考えます。
まだ希望する仕事が決まっていない方や、ハローワークと転職エージェントのどちらを使うか迷っている方も、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
ハローワークへの登録には、オンラインで求職者マイページを開設する方法と、窓口で求職申込みをする方法があります。
オンラインで登録した場合はオンライン登録者となり、求人検索や一部求人への自主応募などを利用できます。ハローワークで登録内容の確認を受けて利用登録者になると、求職者マイページの全機能を利用できます。
登録前には、希望職種、勤務地、賃金、勤務時間、学歴、資格、職歴、活かせる経験を整理しておきましょう。
また、求職登録と雇用保険の受給手続きは同じではありません。雇用保険の手続きが必要な場合は、住所を管轄するハローワークの案内を確認してください。
登録後は求人件数だけで判断せず、仕事内容、雇用形態、給与の内訳、勤務条件を確認します。
ハローワーク、転職サイト、転職エージェントは併用できるため、自分が必要とする求人情報と支援に合わせて使い分けましょう。
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